不思議の泉

不思議の泉

38.紅い薔薇

38.紅い薔薇




          ――― 嗚呼 あまく切なく 香る


            この棘のみちに


         やわらか な  愛 の花



野の花たちは ちいさき袖のふくらみ

     秘かな小指に  ひらきゆく

花 ひらきゆく

・・・揺らめ き、 流れ て

いま ) 訪れ て、 ――沈黙の時


        想い は 落葉の梢にいまだ と(ど)まれども、、

            憂愁の枯れた色を見せ。


喪われた、のだと ・・・ 喪われた、のだと ・・・

鳥たちは告げ、光のなか。


( 喪われたのだろか

失意の獲物 は。

逃げよ、力の限り…、

狩猟の食卓 へ。

エビル・インフルファンス
  私は闇の 魔 手

の仕掛けに、独り彷徨う。

(震え) よ、 (恐れ) よ、 (慄き) よ、――― 運命の糸、にもがく翅。

( 喪われた の・・・?



          ・・・・・・・・・私の 紅い薔薇


   ――― 嗚呼 あまく切なく 香る


     この棘のみちに


   やわらかな  愛 の花



そうではない、 ・・・

心の奥深く(に、)隠されていた美しい森が。

             霧 の 視界 から
                  光 の 戴冠 へと

また…、新たなる四季の始まり

            初々しく も

                若々しく
ブロンズ
            緑の蔓は、この厳めしい青銅の鎧を脱ぎ
オープン・ザ・ウィンドウ
      時の扉をあけ

        ( 萌える
            ( 萌える
                ( 萌える 草花

              解き放たれ る 呪 縛
オープン・マイ・マインド
         心の扉をあけ

おお…、新たなる四季の始まり

            伸びやか に

                  そう 広やか に

小川の躊躇いがちな練習曲

テンポ・アップ
& スロー・ダウン

                           そして 大らかに…


「・・・走り抜ける若い雄鹿が。

谷を軽々と飛び越えるのを見たか、峰の点景 まで。

  自由への/跳/躍/に漲る生命の力。

   (それは、) あふれ湧く泉へ

決して喪われることのない、輝きの源へ。」



          ・・・・・・・・・私の 紅い薔薇


私の紅い薔薇よ


      ( 命の水に


   やわらかな  愛 の花 を ・・





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