阿部清人のオフエアブログ

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キッズタウンサミット



まちの未来を話し合う「キッズタウンサミット」を開催して
                fmいずみ 取締役事業部長 阿部清人

「こんなまちにしたいぞ宣言を採択します!」2005年3月19日(土)、まちの未来を考える「キッズタウンサミット」を仙台ロイヤルパークホテルで開催しました。今回のサミットは、fmいずみが主催し、仙台市教育委員会、みやぎ仙台商工会、(社)泉青年会議所、せんだいもりの子ども劇場21、学習研究社、河北新報社の後援をいただきました。取材では、泉パークタウンをフィールドエリアとしてご提供いただき、三菱地所株式会社の協賛のもと実現したものです。主役は、泉パークタウン内に住む20人の小・中学生。「未来の泉パークタウン」をテーマに、3つのグループに分かれて、昨年の12月から何度も集まって話し合いをしたり、泉パークタウン内のお宅や施設、お店などを子ども記者が録音機をも取材にでかけ、マイクを向けてインタビューしてきました。
Aグループのテーマは「昔のような未来のまち」です。なつかしさとぬくもりがあふれるまち。人と人がふれあえるお店がたくさんあって、鳥や虫たちと一緒に暮らせるまちを提案しました。泉パークタウンの第1号入居者である木村輝久さんにも取材をして、昔の良さを未来にもつなげたい考えです。Bグループは、「人と人が協力しあって笑顔がいっぱいのにぎやかできれいなまち」。まちの「きれい」に注目しました。景色がきれい、お店がきれい、花がきれい、空気がきれい、きれいなまちではみんなが笑顔で協力しあい、にぎやかに言葉を交わします。「光る道路」や「二酸化炭素で走る車」など、未来のまちらしいアイディアも提案されました。Cグループは、「あいさつがあって、安心して住めるまち」毎日のように流れる災害や犯罪のニュースに、子どもたちも敏感に反応。地震対策や犯罪防止対策の行き届いたまちづくりを考えました。「災害対策パソコン」や「お悩み解決センター」といったユニークな提案も飛び出しました。子どもたちの独創性に驚きました。
今回、子どもたちとまちづくりの勉強会や、事前の取材を進めるなかであらためて、気づいたことがあります。それは「体験の大切さ」です。自らの関心の方向を整理して、自分の足で取材して事実を知り、現場で感じたことを、自分の考えを加えて人に伝えていく。子どもたちは、その過程を経て未来のまちを描き、レポートにまとめ、見事にサミットで発表してくれました。せんだい杜の子ども劇場21のみなさまには、活動の趣旨と合致するとご賛同をいただきありがとうございました。斎藤純子代表にはサミット当日に会場へお越しいただき、心のこもった感想を子どもたちに頂戴し感謝しております。大きな励みになったと思います。今後も、まちの放送局として子どもたちの体験活動の場をつくっていくことを模索していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

<こんなまちにしたいぞ宣言>
1.未来も自然を残して、緑とともに住むまち
2.駄菓子屋さんもある、にぎやかな商店街のあるまち
3.自慢できるものがあるまち
4.安全でお互いに協力しあえるまち
5.あいさつを明るく元気にできるまち

※当日の様子は、fmいずみでONAIRしたほか、河北新報(2005年3月30日朝刊)や仙台リビング新聞(2005年4月2日号)に掲載しました。

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