一日一冊:読書日記「読書普及研究所」

リーダーが解決策を持たないで、部下は動き


  かけてもそれはむなしいばかりで、部下は動きません。・・・人の
  出した答えに乗っかろうとする人がいます。それはものまねで、うち
  では一切認めません。(p105)


「鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」」勝見明、プレジデント社
(2005/01)¥1,300(評価:★★★★★)
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●会社組織で考えると、無能で何もしない、何もできない人が出世していく
 ことがあります。これは、有能な部下が多い場合には、仕事を任せてしまう
 ことで部下が生き生きと能力を発揮できるからです。


●ところが、そうした人が、部下が少ない職場、実力を求められる職場
 に異動したとたん無能であることがばれてしまいます。最近の組織の
 フラット化により、そうした境遇の人が増えてきていることは組織に
 とっても本人にとっても不幸なことでしょう。


●実力主義の傾向は現実に進んでいます。こうした状況に陥らないため
 には、自分の実力をつけ、解決策を自分で見つける能力を持つしか
 ありません。


●しかし、無能な人と真に有能な人は似ています。なぜなら、真に有能な人
 は、答えを持ちながらも、知らないふりをして部下に質問し、考えさせ、
 仕事を任せます。表面的には同じでも、答えを持たずに問うのと、答えを
 持ちながら問うのでは大違いですね。




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bannar






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