Jashi's ROOM

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2012.03.25
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カテゴリ: Galaxy S2
■スマートフォン用充電器の不調で新たに注文

昨年Galaxy S2を購入して以来使ってきた 「galaxy s2購入! #9 専用車載マウントとカーチャージャーが香港から送料込658円」 で紹介した自動車用充電器、時々うまく充電されないときがある。どうやら充電器側のmicroUSBプラグの接点かコードが断線しかかっているのかもしれない。

100円ショップではスマートフォン専用の自動車用充電器が売られていないが、グッズを組み合わせると可能。シガライターからUSBで5V出力するもの、そして100円ショップのスマートフォン用USBケーブルと組み合わせれば210円で可能となる。しかし、100円ショップのケーブルでは短くて使いにくい。他の方法として、315円のFOMA用充電器、FOMAからmicroUSBに変換するアダプターを組み合わせれば420円で自動車用充電器として使える。これも変換ケーブルを介しているので引っ張ったときに抜けてしまうこともある。

やはりスマートフォン専用の充電器が実用的なのでeBayで探してみた。1つ目がSAMSUNGブランドを表にして売られていたものが送料込み$5.99(PayPal決済で499円)、明記はされていないが1つ目のSUMSUNGブランドによく似たものが送料込み$2.97(PayPal決済で248円)。この2つを3月2日に注文した。現在ではもう少し円安になっているので、日本円での決済額は高めになる。

■2つのSAMSUNGブランド自動車用充電器の見た目の違い

2つの充電器はどちらも香港の業者で、$5.99の充電器は3月13日、$2.97のものは3月23日に届いた。内部がプチプチになった黄色の封筒に入ってそれぞれ届いた。パッケージはなくビニル袋に入ったバルク状態だ。上が$5.99のもの、下が$2.99のもの。(以後の写真は、同様に上下に並べる)


この2つを並べて見よう。この2つは一見同じものに見える。重さを量ったら、$5.99のものは71g、$2.97のものは65g、値段の差はどのように重さに表れているのだろうか。


microUSBのプラグはどちらも片方に寄ってコードが出ている。これはGalaxy S2に付属のケーブルも同様な形状で、差し込むとき裏と表がわかりやすい。特に自動車で運転しながら差し込むときには便利だ。




コードが出ている側、プラスチックケースのかみ合わせだが、下の方は浮いたようになっている(分解したときに、これはそういう構造だった)。

上部にSAMSUNGロゴがあるのだが、文字の太さや文字との隙間に明らかに違いがある。そLEDランプは、上は見た目も緑、下は透明で点灯したときに緑に光るものになっている。


$5.99のものはカールコードの途中にフックが付いており、長すぎるときや使わないときコードをまとめられるようになっている。


充電器に貼られているラベルを比較。モデル名は、上がCAD300UBECで下がCAD300ABE。インターネットで調べたところ、どちらも存在するモデル名なのだが、CAD300ABEはmicroUSBプラグが付いておらず、SAMSUNG携帯の特殊なプラグらしい。つまり下はSAMSUNGブランドの偽物判定。


■2つのSAMSUNGブランド自動車用充電器を分解して比較

分解するとき、どちらも1つのネジを取り外し、シガライター側のプラスチックを取り外す必要がある。ところが、$5.99のものはプラスドライバーでネジが取り外せない。よく見るとネジの頭のへこみが違う。よく見ると6つの星形で、トルクスネジである。しかも中央に突起があるいじり防止タイプである。幸いなことにトルクスレンチを持っていたので無事にネジを取り外すことができた。


基板の表を見てみる。上は大きなコアを使ったコイルが使われており、さらにノイズ防止用のコイルまで載っている。+-が逆に接続したときの保護用ダイオードも付いている。下は最小限の部品しか使われておらず、基板には部品が載っていないところのシルク印刷が目立つ。コストの差が使用されている部品、そして部品点数の差になって表れており、先の重さの違いにもなっているのだろう。ちなみにどちらもヒューズは付いていない。


使用されているICは、MC34063のセカンドソース。上はMC3406としか書かれていないが、基板の回路を調べるとMC34063のものと同じであった。


下側の部品が載っていないパターンだが、緑色のレジストが塗られていて半田が乗らないため、実際には部品が載せられない。最初から最小部品数で作ることしか考えられていないらしい。上側はスマートフォン側へのケーブルの線が明らかに太いので、電圧降下は低いだろう。



■2つのSAMSUNGブランド自動車用充電器は本物か

$2.97のものは、ラベルに書かれているモデル名と使用されているプラグの関係で完全に偽物だ。内部の作り最悪でSAMSUNGブランドとして販売されるはずがない。

ここのページを見ると 、やはり単語が離れているのが本物のようだ。さらにmicroUSBプラグには差し込む方向の三角マークがそのページでは見られるが、これにはない。上部のSAMSUNGロゴは、文字が太めで文字の隙間が少ないあたりも怪しい。
・・・本物は知らないのでわからないが、作りは悪くない偽物というのが結論。

■2つのSAMSUNGブランド自動車用充電器を使用する

同じように見えて、安い買い物をしたと思っても、実は偽物の粗悪品ということがあるので注意した方がいいという例が今回の記事だが、回路的には同じICを使っていて大きな差は生じないだろう。

どちらも問題なく自動車で充電することができた。$2.97のものの方がコードが柔らかくて使いやすいくらいだ。


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Last updated  2012.03.25 18:00:35
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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