前近代的な革命結社 in Korea



朝鮮独立運動家のひとり、金九は、蒋介石政府の食客となって上海に仮政府(いまならコリア解放機構といったところか)を置き、半島や日本内地、欧米諸国との連絡を取って独立を期していた。

シナ事変、いまどきのことばでいうと、中国有事つまり日中戦争のため、中国(蒋介石)はかねて準備していたとおり「長期戦論」に沿って重慶に疎開した。

予期せず日本が降伏したため、朝鮮の独立運動は自己完結できなかった。
戦勝国ではないので、講和会議参加の資格を得られず、占領軍の意向に従属することとなり、米ソに気に入られていた李承晩と金日成のふたりが元首に選ばれて2つの国家が作られた。

この経緯のなかで、朝鮮の独立運動には、中国の民間信仰を外被とする結社や、ロシアの革命運動の経験に倣う者が登場し、超能力を吹聴したりリーダーを絶対化する集団が蠢くこととなった。

さて、金日成については今日見る通り神格化されたが、韓国では独裁政権は登場したものの神格化された指導者が登場することはなく、伝説的な光復軍は歴史から消え去った。

しかしながら、劉孝元と文鮮明については、これらの独立運動に深く関与していたと宣伝されており、文は「東京の留学生と金九の独立運動との連絡」を担当していた、と唱える。
韓国ではよくある自慢話といってしまえばそれまでだが、仮に事実とすれば、ナロードニキや太平天国と同様の秘密結社のリーダーと見ることが可能だろう。

そのような政治目的(天下取り)のために霊体交換派の教理や儀式を借用した、という仮説も成り立つわけである。

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