PR
フリーページ
第1話 読切より
正門と校舎が描かれていて「気をーつけ!!」という大声からスタートしてます。
極道高校の校長が服装検査をしています。
男塾でも1話で服装検査らしきことやってたっけ。
1人の生徒が腹巻きにウサギのアップリケがしてあるのを見つけて制裁します。
極道らしくないということですか。極道には極道らしいファッションセンスが大切だと。
まあ確かに普通の服装してる人が実は極道だったなんていうのはこわい。
ここで校長が極道高校の存在意義を語るのですが、生徒たちの心のボヤキが聞こえます、また始まったぜ長話がと。
江田島平八塾長なら「わしが男塾塾長江田島平八である!!」で終わりますからね(笑)
早い話極道高校とは全国各地の極道の親分が資金を出し合って作られた極道養成機関だということです。
そんな長話にあくびをして聞いてるのが主人公である学帽政!!
そういえば剣桃太郎もつまらん長話のときはあくびをしてたっけ。
宮下マンガのイケメン主人公はあくび癖がある!?
朝礼が終わって生徒たちは教室に戻ります。
雑談からして普通の授業はしていないみたいで、ポン引きやらバクチやらの話があります。
そんな中1人窓際に黄昏ているのが政。
うっとおしい空模様を見ていてある少年のことを思い出したようです。
ある雨の日傘を持って父親を迎えに行った少年が父と並んで歩いていたら2人の極道に絡まれました。
堪りかねた少年が涙ながらに父にこんな奴らやっつけてよと叫ぶも父に突き飛ばされます。
そして2人に卑屈な顔をしながら財布を渡します。
この世でいちばん強いと思っていた父の姿に少年は愕然とします。
その後親子は無口になり父は毎晩酔っ払いながら帰って身を崩し3年後に亡くなりました。
しかし少年は殺したいほど憎んでいるはずの2人の極道に感動していたのです。
父のぶざまな小市民的な生き方より極道の恥知らずなパワーが少年の原始的な暴力の本能を目覚めさせた。
その少年こそ今の学帽政その人です。
宮下マンガをすべてみていたわけではありませんがこうして主人公の過去を描いているのは結構珍しいです。
桃なんてまったくどういう過去だったか語られてないし、極虎一家の虎は母親が既に亡くなっていたという位しかないし、ボギーは天涯孤独だったとしか語られてないし。
その日から極道高校入学までの過去になにがあったのかも興味ありますが、まあそれは置いといて。
とりあえず続きます。
カレンダー