2月23日(金)
俳句入門(抜粋:後藤)(165)
(作り方と上達法)
著者:嶋田洋一 昭和53年6月3日発行
第三章 現代生活と俳句(36)
2現代俳句の詠い方(29)
ユーモアを詠う(2)
鏡餅昆布が黒き舌垂らす 山口誓子
鏡餅少し歪みて目出度けれ 徳川夢声
二首とも正月らしさを打ち破っている点がおもしろいのです。
一首目:昆布を黒い舌と見立てた機知。
二首目:歪んでいるところがめでたいとするところ。
恋猫の太郎と花子畦に逢ふ 伊藤紫水
作者が勝手に猫に太郎とか花子とか名付けている。「畦に逢ふ」ですから、農村のラブ・ロマンス。
(つづく)
現代俳句(抜粋:後藤)(178) 川端茅… 2024.09.27
現代俳句(抜粋:後藤)(177) 川端茅… 2024.09.26
現代俳句(抜粋:後藤)(176) 川端茅… 2024.09.25