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2016.03.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類

サンジェルマン伯爵 (1691 年あるいは1707 年? - 1784 年2 月27 日)は 18 世紀のヨーロッパに中心に活動したと伝えられる人物。

スペイン王妃マリー=アンヌ・ド・ヌブールと貴族メルガル伯爵との私生児と言われている。

その人生を通じて享受していた経済的な安泰や高度の教育・教養は この出自によるものが大きいと考えられる。

教養について言えば 同時代人には 化学に限らず様々な分野の知識が豊富で 一流の音楽家でもあり また優れた画才をも示したことが評価されている。

しかし 彼の前半生には不明な点が極めて多く その正体が明らかとなるのは 彼がフランス社交界で活躍する1758 年以降 彼が67 歳になってからである。

しかし この年齢が正しいのかどうかさえも不明で 社交界で活躍していた時期の彼は40 代以前にしか見えなかったという。

サン・ジェルマンは 1746 年まで作曲家兼バイオリニストとしてロンドンで過ごした。

1745 年末に短期間投獄されたため ロンドンを去ったと言われる。

その後12 年間の活動については 確認されてはいないが 化学と錬金術の研究のために ドイツで隠棲していたとする説 また インドやチベットまでを含む世界旅行に出ていたとする説がある。

後者の説については そのことを証拠づける史料は皆無だが 東洋世界について非常に博識であったことは事実である。

1758 年の初めにパリへと移り 王の営繕官を務めていたマリニー侯爵に対し 研究室及び作業場として王族の所有施設の使用許可を要請する書状を出している。

この中で その交換条件として ルイ15 世に 「人類が知る中で最も豊かで希有な発見」をもたらすと約している。

そこで マリニーは 当時無人となっていたシャンボール城を彼に宛がい サン・ジェルマンは この城と その付属施設に助手や使用人達を住まわせて 研究室も設けた。

だが サン・ジェルマンはシャンボールよりはパリに居ることの方が多かった。

ポンパドゥール公爵夫人に面会し 夫人の紹介により王ルイ15 世とも面識を得ている。

王はその聡明な人柄に魅了され 以後両者は親しい関係を結ぶこととなった。

サン・ジェルマンは 王と親しい関係を結ぶが ルイ15 世の重臣ショワズール公爵が彼を疎み その信頼を貶めようと策を巡らせた。

ショワズールは ゴヴと云う名の道化を雇ってサン・ジェルマンに変装させたという。

ゴヴは サン・ジェルマンの風体で各地のサロンに顔を出し ありそうもないほら話を吹聴した。

アレクサンダー大王と杯を交わしたであるとか イエス・キリストに恐るべき末期を予言された などといった大言壮語である。

程無く ゴヴの活動は露見し その正体が明かにされたが ショワズールの企みはサン・ジェルマンをペテン師に貶めることにはならず むしろ逆に その威光を増すこととなり 一層ミステリアスなオーラを与えることとなった。

ショワズールは 1760 年になって漸く サン・ジェルマンをスパイ容疑で告発することによって宮廷から厄介払いした。

この結果 サン・ジェルマンは名誉を著しく損なわれてオランダへと逃れることとなった。

これ以降 サン・ジェルマンの足跡は イギリス イタリア ロシア ザクセン及びプロイセンなどヨーロッパ各国で確認され 様々な地で 顔料と色彩についての自身の研究を披露しようとしたことが分かっている。

1766 プロイセンの王フリードリヒ2 世の庇護を受けるも 翌年 ここを発ってバルト海に面したゴットルプへと至り 最後はヘッセンの領主の下に身を寄せた。

そして 1784 年2 この地で亡くなったという。

親しい関係を保っていた当の領主によれば 享年93 歳であったと伝えられている。

しかし この死に関しては 様々な伝説がある。

サン・ジェルマンには様々な噂が付き纏ったが 生前に敢えて それを否定しなかったこともあり 特異な人物として歴史に名を残すこととなった。

彼が人類普遍の夢である不死の象徴として語られることも こうした伝説の流布を助長したと考えられる。

以下は そうした伝承の代表的なもの。

彼は 沢山の宝石を散りばめた豪華な衣装に身を包み 普段は丸薬とパンと麦しか口にせず ギリシア語 ラテン語 サンスクリット語 アラビア語 中国語に加えて 仏・独・英・伊・葡・西の数か国語に堪能であったと言われる。

また 身なりにも気を使い クラヴサンとヴァイオリンの名手でもあり 作曲も行った。

更に化学と錬金術にも精通しており ついには不老不死に関する著作を物したとも言われる。

また かつて カリオストロが所有していた 18 世紀の実在の秘伝書 「La Très Sante Trinosophie 」の著者であるとも言われるが 確たる証拠は無く 反論の対象となっている。

また 貴石・宝石の類いにも大変造詣が深く 多くを所有していたと言われ ダイヤモンドの傷を消す秘法を知っていた。

更には 前世の記憶とそれに関連する知識がある 或は 大変な長寿をもたらす秘薬を持ち その結果 2000 年とも4000 年とも言われる驚異的な生命を有していたとされ カナの婚礼やバビロンの宮廷を巡る陰謀等と云った古代の出来事を まるで その場で直接見て来たかの様に 臨場感たっぷりに語ったとも言われる。

哲学者ヴォルテールは フリードリヒ2 世に宛てた書簡で このサン・ジェルマンについて 「決して死ぬことがなく すべてを知っている人物」であると書き フリードリヒ2 世も彼を 「死ぬことのできない人間」と評している。

ニコラ・シャンフォール によれば サン・ジェルマンの使用人に 「あなたの主人は本当に2000 歳なのですか」と問うと 彼は 「それは お教えすることができません。わたしは たった300 年しか お仕えしていないのですから」と答えたと言う。

ポルトガル系ユダヤ人とも ルーマニアのトランシルヴァニア地方にあるラーコーツィー王家の王家に所縁のある人物 (ただし 当時ルーマニアは国家としては まだ存在していなかった)とも言われ 自分の年齢を2000 歳とも4000 歳であるとも称し ソロモン王やシバの女王らと面識があったとも語っていた。

かつて 騎士として加わっていた十字軍では パレスチナでイングランド王リチャード1 世とも話したと言う。

また 「自分は不老不死なので 霊薬を口にする他は食事は必要としない」と言って 実際に人前では全く食事をしなかった。

作曲家のジャン=フィリップ・ラモーは 「自分は人生で何度かサン・ジェルマンに会ったことがあるが 数十年たっても どれも同じ年齢のサン・ジェルマンだった。彼の存在は神秘そのものだとしか いいようがない」と記している。

また セルジ伯爵夫人は 同年 以前の大使夫人時代にヴェニスで彼と会ったが 約40 年後に再会した時には 全く年を取った様に見えなかったと語っている。

こうした証言は非常に多い。

また サン・ジェルマンは催眠術にも長けており 術で自らの姿を眩ますことが出来たと言われているが このことが こうした様々な噂の発端となっている可能性もある(当時 催眠術は夢遊病や動物磁気による催眠現象と結び付けて考えられていた)。

1760 年に 廷臣ショワズールの謀略によってフランスを離れることを余儀なくされ その後 プロイセン ロシア イタリア イギリス オーストリア等各地を点々とし 最終的に 当時錬金術に関心を持っていたシュレースヴィヒ=ホルシュタインの領主の下に身を寄せるが この直後に領主の下女2 人の腕の中で亡くなり 大革命の最中に亡霊としてパリに現れたとも言われる。

生前のスパイ容疑については 様々な説があるが 仮にその事実があったとしても 本来の目的は謎である。

三重スパイであったともされるが 絶対王政やドイツ系の薔薇十字団によるヘゲモニーにも 不満を持っていなかったとする証言も多い。

ジャコモ・カサノヴァは オランダのハーグでサン・ジェルマンに面会したという。

そのとき サン・ジェルマンは アルメニア風の装束に身を包んでいたという。

これは 17 世紀に巷間から消えた ひとつの長寿伝説 すなわち いわゆる 「彷徨えるユダヤ人」について言われることと同じである。

カサノヴァは サン・ジェルマンの名声と欺瞞について疑いを抱いたとされる。

また ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテはサン・ジェルマンの弟子であるといわれる。

これらのことからサン・ジェルマンが 「ヨーロッパ史上最大の謎の人物」 とされることがある。

カルボナリ党に入党したナポレオン3 世は サン・ジェルマンに関心を抱き 彼に関係する書類等をテュイルリー宮殿に集めるように警察に命じた。

この時の資料は1871 年に同宮殿を襲った火災によって消失し サン・ジェルマンの足跡のほとんどが この時に失われたといわれている。






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Last updated  2016.03.05 20:00:17
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Re:サンジェルマン伯爵(03/05)  
a-chan8684  さん
こんばんは。

殆どの軌跡が消失した今、これからも謎の人物として歴史に名を残すのでしょうね。 (2016.03.06 01:26:32)

Re:サンジェルマン伯爵(03/05)  
elsa.  さん
よい勉強になります。

いつもありがとうございます・・。^^ (2016.03.06 03:13:10)

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坂東太郎G @ Re:コッペパン(05/01) 今回こちらのtitleです。 もしよろしかっ…
背番号のないエース0829 @ Re:精霊と聖霊 ウンディーネが一番・・・(09/08) 「水を抱く女」に、上記の内容について記…
背番号のないエース0829 @ 学童疎開 「外間邦子 ~ 対馬丸記念館 ~ カテゴ…
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