報恩講
今夜は報恩講でした。家族全員で正信偈（しょうしんげ）を勤め、その後は住職ご夫妻と一緒に食事です。おいしいお酒をいただきながら、この一年間の出来事を語りあいました。
今年の事業経営はとても厳しいものがあり、体も心も疲れきることがしばしばありました。しかし過去を振り返れば全て楽しい思い出話になるものですね。
自宅座敷のこうした光景は毎年同じですが、変わるのは両親の白髪の数と子供たちの背丈でしょうか。三世代にわたる家族一同がこうした報恩講をさせていただく中に、「生の循環」という幸せを感じるものです。
また、生涯現役を貫こうと老齢にムチを打ち続けて働く父親、その後姿を見て、私も生涯現役でありたいと改めて強い思いをするのです。家や家族のため、もちろんお客さまや社会のため、そして何より自分自身のためにであります。この世に生を受けたことに感謝し、己に与えられた役割を一生涯休みなく行い続けなければならない、そういう思いであります。
そのためには、感恩報徳の心がけを持ち、善を求める生き方をしていかなければならないでしょう。正しく実行したいと思います。
一年後の報恩講が楽しみです。また同じ光景でしょうが、両親の白髪がますます増えて、子供たちの背丈がぐんぐん伸びていることでしょう。
報恩講とは
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