「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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チャン・グンソク V I V A C E ♪
★Ver.4
ようやく一波乱が過ぎて、ミヌがいよいよ
ゲファのために動き出します
ゲファもミヌの愛情を強く感じる
そんな一時を書いてみました
=================================================
Dear My Sweetheart
■第7話
翌日、ミヌとゲファは午前中から
ドラマの制作会社、2社に会った
取り急ぎ内容を聞いて企画書を受け取った
一つは恋愛物、一つはサスペンス物だった
また代表と昼に待ち合わせて3人は一緒に食事をした
食事後に代表が企画書を渡した
『SBCの先輩PDからぜひと言われたんだ、
大河ドラマの主人公だ。ちょっと長いが
やりがいあると思う。どうだ考えてみないか』
ミヌは微笑んで
『実は大河はやってみたいと思っていたんだ
ありがとうございます!検討させてください』
ゲファも喜んで
『代表からのお勧めならぜひ検討しなくちゃ』
代表は笑いながら
『ゲファさん、すっかりマネージャーだ、うちも
また新しい企画をするから内容があえばぜひ
オファーさせてもらうよ』
ミヌも舞台と聞いて意気込んで
『舞台ならいつでも歓迎です!目の前の
観客と一つになれる感動は本当に
やりがいがある』
3人は笑いながら話がつきなかった
家に帰ると、留守電に制作会社から
CMのオファーが入っていた
留守電を聞いたゲファは喜んでミヌに言った
『ミヌさん!すごいわ この間の一件が
嘘みたい!すぐ話聞かないと!連絡するわ』
ミヌは手をあげゲファに言った
『ああ!でもその前にゲファさんに
お願いがあるんだけど』
ゲファはミヌを見つめて
『なに?なにか問題がある?』
ミヌはすこし睨んで答えた
『今週末はいよいよ大イベントなんだから
そっちのことを優先して』
ゲファはああとうなずいて
『そうだったわ いやだ!いよいよ今週なのね!
ミヌさんの仕事のこととかイェウナのオンマのこととかで
すっかり忘れていたわ!』
ミヌはやりきれなさそうに
『たのむよ!今一番大事なことだ!今日は月曜
金曜には現地入りだからな』
ゲファは肩をすくめてそしてミヌの顔のぞいて言った
『とりあえず・・先方に連絡とっていいかしら?』
ミヌはふくれながらうなずいた
ゲファが制作会社へ連絡をとった
『そうですね、今週、来週はたてこんでいるので
お待ちいただけるなら2週間後に改めて
連絡いただけますか?はい、私は
マネージャーのユンです』
ミヌはそれを聞いてふっと笑いながら言った
『やれやれ・・おせっかいはこれからも変わらないな』
ゲファが電話を切るとにっこり笑って
『2週間後にCM決めるか考えてね』
とミヌに言った
次の日、ミヌは子供たちを送りながら、飛行機のチケットを
取りに行くといってさっさとでかけてしまった
ゲファは久しぶりにボンニムから連絡がきて
ランチをすることになった
ボンニムはイェウナの母親の事を聞いて驚いた
『よくイェウナを奪っていかなかったわね、本当に
裁判になったらミヌさんのほうが危なかったかも』
ゲファはうなずいて
『イェウナが行きたくないってしゃべったのよ、本当に
ビックリしたし、でも嬉しかったわ』
『やはり努力は実ったわね、イェウナもゲファのこと
本当に母親だと思っているわ、もう少ししたら
イェウナも話せてくると思うわ』
ゲファはそれを聞いてほっとして言った
『それで、チェジュには来てくれるでしょ』
『もちろんよ!夫もひさしぶりに休暇をとったから
合流するの あっもちろん向こうでミンジとイェウナは
あずかるわ』
『でもそんな・・悪いし・・』
ゲファは少し恥ずかしそうに言った
ボンニムは真顔で言った
『なに言ってるの?あなたは母親でもあるけど
ミヌさんの妻になるのよ、結婚式の後ぐらい
2,3日2人ですごしなさいよ』
ゲファはうなずきながら答えた
『そうね・・たしかにそうなのも・・・』
ボンニムはまさかと思いたずねた
『今って夜は別々なの?』
ゲファが目を丸くして答えた
『あたりまえじゃない!別々よ』
ボンニムはあきれた顔をして言った
『ゲファ!あなたミヌさんにつらいことさせてるのね!
それならなおさらだわ!いまどきそんな人
いないわよ、ほんとミヌさんを大事にしなさい』
とゲファは叱られてしまった
確かにあの夜以来、ミヌはいいよってこなくなり
ゲファさんの気持ちが決まったらと言ってくれた
とてもスキャンダル王とは思えない行動だった
ゲファは気持ちに答えたいとは思いつつ
なかなかYESと言えなかった
ミヌはミヌでいつでも一緒にいたかったが
拒否されるかもしれないと思うと、キス以上は
せまれなかった
でも、それも結婚するまではと決めていた
だから彼にとって今一番のことは晴れて
ゲファと結婚することだった
そしてミヌはもう一つ結婚前にしなければ
ならないことがあった
エアチケットを取りに言った後向かったのは例の
結婚指輪を買った店に向かっていた
そこで取りおきしていた、花びらのような
ダイヤモンドを取りにいったのだった
そして、アックジョンにあるミヌがよく使う
小さなレストランに行くと店員となにか
ひそひそ打ち合わせをしていた
打ち合わせが終わるとゲファに連絡をした
『ゲファさん、いまどこ?ボンニムさんといるの?
ああちょうどよかった、今日は夜2人で食事をしたいから、
ミンジとイェウナをボンニムさんにお願いできないかな』
ゲファは突然のミヌの誘いにたずねた
『いきなりどうしたの?』
『いままでまともなデートがなかっただろ、せめて
結婚するまえにしたいんだ』
ミヌはせつなそうに言った
ゲファはいきなりのミヌの要望に戸惑ったが
『ちょっと待ってて』
といって、携帯をおさえながら
『ボンニム、悪いんだけど今日夜、
ミンジとイェウナをお願いできないかな、
ミヌさんが2人で食事したいっていうの』
ボンニムは笑って
『わかったわ!遠慮なくいってらっしゃい
なんなら明日まで預かるわよ』
と答えた
ゲファはあわてて
『今日迎えにいくから!本当にありがとう!』
といってミヌの携帯に
『子供たちはお願いできたわ!じゃあ家で待ってるわ』
と言って携帯を切った
『ボンニム、ありがとう、じゃああとで
子供たちを連れて行くわ』
『わかったわ、あとでね』
ボンニムは笑顔で答えた
ボンニムは実はゲファに会う前に
ミヌから連絡を受けていた
今日の件と結婚式の時の子供の件だった
ゲファったら生真面目すぎて本当につれない態度を
ミヌさんにとってるんだわ
でもその生真面目さがミヌさんも好きになったんだろうと
思いながら立ち去るゲファを見送った
ゲファは家に戻るとミンジとイェウナを迎えにいく
仕度をしながらミヌを待った
するとミヌから連絡があり子供たちは自分が送り届けるから
途中で待ち合わせをしようと言ってきた
『アックジョンのM美容院予約したから
ゲファさん3時ごろそこまできて』
と言って電話がきれた
ミヌは結婚式も近いから髪を整えるんだろうとゲファは
時間を合わせて向かった
その美容院につくとゲファは目をみはった
高級なデザインの建物でいかにも
芸能人がきそうな美容院だった
『あの・・・ソンミヌさん来てますか?』
とスタッフに聞くと
『ユンゲファさんですね。お待ちしてました』
とニコリとされどうぞこちらへと案内されしばらくすると若い男性がでてきた
『ミヌさん担当のリュウです。ミヌさんよりゲファさんの
支度をするよう言われております 私におまかせいただけますか?』
と言われてゲファは戸惑ってしまったがどうやらミヌが気をきかせたようだった。
『私のためだったのね』
でもそんなミヌの気遣いが嬉しかった
リュウはゲファの髪をとかしながら
『少しイメチェンしてミヌさんを驚かせましょうか』
と小声でいった
ゲファは微笑んでながら
『ええそうしてください!すっかりミヌさんにやられたわ』
リュウはニッコリして
『じゃあ始めますね、今日はフルコースでドレスコードも
フォーマルですからそのつもりで』
とまずは髪からはじまり、次はメイクをそしてネイルまで
といたれりつくせりでゲファをどんどん
変身させたリュウは最後にフォーマル系の服が
ずらり並んでいる2階へゲファを案内した
ゲファは目を丸くした
リュウはゲファを見ながら、
『淡い感じのこれはどうです?』
と淡いピンクで肩がでている上品なカクテル
ドレスを選んだ。おそろいのストールもあった
ゲファが着てみるとまるで別人のように
さらにとても30を越えた女性には
見えなかった
鏡を見たゲファは自分自身に驚いた
『これが・・・私??』
リュウはにっこり笑って
『首元はパールがいいですね
こちらをつけましょう。』
と上品なパールをつけて
靴も選び完璧にゲファを仕上げた
ちょうどその頃、サングラスをかけたミヌが
さっそうとやってきた 店員にゲストルームへ
案内され1人になりサングラスをとって
しばらくすると顔が緩み
『ゲファさん支度できたかな』
とにやけながらつぶやいた
自分も光るグレーのスーツに
ゲファからもらったネクタイと
ブルーのポケットチーフを
つけて、1階のゲストルームで
出されたコーヒーを飲んで待っていた
店員がにっこりと
『まもなくいらっしゃいますよ』
と声をかけると
ミヌは襟をただし鏡でネクタイが曲がってないか
チェックをしてゲファを待った
先にリュウがやってきた
『ヒョン!彼女はどう?』
『ミヌ、驚くよ』
とリュウはにやり笑ってミヌの肩をたたいた
2階の螺旋階段からコツコツと女性が降りてきた
髪はやや髪先をカールさせ淡いピンクのドレスにストールを
まとってゲファが降りてきた
ミヌは目を見開いてそのゲファの姿を
ずっと見とれてしまいしばらく口が
聞けないほどだった
ゲファがおずおずと
『もう!ミヌさんたらこんなにお金を
使って・・・でもだいぶ若返ったでしょ』
『いや・・綺麗だ!どこかの女優さんかと思ったよ』
ミヌはようやく答えた
あまりにも変身したゲファを改めて見たミヌは
今日は我慢できないかもしれない・・と
心の中でつぶやいた
ミヌははっと我に帰り気を取り直して
隣でニコニコしていたリュウを紹介した
『ヒョンには俺のヘアメイクとスタイリストをやって
もらってるんだ
ヒョンにもチェジュに来てもらうから
ゲファさんのヘアメークをやってもらうよ』
なんと結婚式の支度も頼んでいたのだった
ゲファは嬉しそうに
『ありがとうございます・・本当に別人みたいで
自分も不思議です』
リュウはニコニコして言った
『当日はぜひ任せてください、すてきなディナーを』
ミヌはゲファに腕組みするよう腕をだし
『ゲファさん、エスコートするよ』
店のカーペットが赤だったのでゲファが
『なんかテレビでよくやるレッドカーペットみたいだわ』
『こんなの目じゃない そのうち歩かせてやる』
ミヌはえばって言った
■第8話
2人は外にでると黒塗りのベンツが待っていた
運転手がドアをあけた
車はソウル市内へ向かった
ゲファはミヌに訪ねた
『ミヌさん どこへ行くの?』
ミヌはちょっと笑って
『この格好で食事だけじゃつまらないだろ、国立劇場だ』
といってゲファを見た
ゲファはちょっとビックリして
『国立劇場??なにか見に行くの?』
ミヌはゲファにチケットを見せた
『オペラカルメン、見たことないだろ』
実はゲファはいつか見たいと思っていた
舞台だった
『ほんとうに?信じられない!ずっとずっと
いつか見たいと思ってたの』
ミヌはそれみろというばかりに
『俺も見たかったんだ でもゲファさんと見たかったから』
ゲファは大喜びで
『わあ!ミヌさん!まさか見れると思ってなかったわ!嬉しいわ』
ミヌはゲファの肩に腕をまわし
『俺から離れるなよ』
といってゲファを引き寄せた
車は国立劇場の正面について運転手がドアを開けた
サングラスをかけたミヌとゲファが降りると
開場が始まったばかりだったせいか混み合っていた
ミヌはゲファとぴったり寄り添い入り口に向かうと
『ソン・ミヌじゃない?』
『ミヌよ、ミヌだわ・・横にいるのが彼女??』
方々からざわめきたっていた
ゲファはあちこちからの目線を感じると
すこし下を向いてしまった
するとミヌがしっかり腰に手をまわして
『堂々としてろ、大丈夫だから』
と歩きながらいった
2人はVIP席に案内された
舞台は素晴らしいものだった
ゲファはドキドキしながら見いってしまい
時には涙し感激して見ていた
そしてそんなゲファをミヌは
舞台をみながらもしっかり手をはなさずにいた
舞台はまたたくまに終わり拍手喝采だった
ゲファは感激して涙が止まらなかった
ミヌは小声で
『大丈夫?美人がだいなしだ』
『大丈夫 ちょっと化粧室にいってくるわ』
とゲファはハンカチで目を抑え言った
『ここで待ってるから』
とミヌはサングラスを再びかけ
ソファーにすわり雑誌を見ながら待った
しばらくして前を通りすぎた女性が足を止めた
『ミヌ?ミヌじゃない?』
ホンユラだった ミヌも気がついて
『おうユラ・・・ 久しぶり』
『きてたのね・・・・・会見みたわ、おめでとう』
ユラはやっぱりミヌをみると未練があった
しかも相手はおばさんである
『ああ、ありがとう』
ミヌは淡々と言ってユラを見つめた
確かユラに憧れ好きなはずだったのに
今は全く気持ちがない自分に改めて気づいた
そしてどう見てもユラよりゲファのほうが綺麗だとも思った
『私、来月またニューヨークへ戻ることになったの
もし来ることあれば連絡してね』
とユラがいうとミヌは
『そうか・・・行くことはほとんどないと思う、頑張れよ』
と少し苦笑いで答えた その時ゲファが戻ってくるのが見えて
ミヌはにっこりゲファに向かって手を上げた
ミヌは微笑む先をユラがみると綺麗な女性がこっちに来る
ゲファはユラに気がついて
『あらユラさん、こんばんは、久しぶりですね』
とにっこりわらった。ユラは目を細め
『どちらさま?』
とゲファをじっとみると
『ユンゲファさん!?』
とビックリして聞き返した
ミヌがいそいそと
『ちょっと時間ないんだ またなユラ、ゲファさん行こう』
とゲファの手をひっぱり歩きだした
『ミヌさん!あっじゃあユラさんまた』
ゲファはひっぱられながら会釈した
『あれがゲファさんなんて・・・・』
ユラはゲファのあまりにもの変身ぶりが信じられなかった
そして悔しいが凄く綺麗だった
あんな淡々とした自分への態度と
ゲファが現れた瞬間の彼の笑顔を
思い出しながらふうとユラはため息をついた
私も素敵な人みつけなきゃ・・と思いながら
反対方向へ歩きはじめた
待っていたベンツに2人は乗り込んだ
ゲファはミヌに言った
『なにもそんなに急がなくても
ユラさん話したかったんじゃないの?』
ミヌはすかさず答えた
『時間がもったいない!それに
2人の時間を邪魔されたくないよ』
ゲファは少し嫌味でつっついた
『散々好きだったくせに男心はほんとに
ころころ変わるのね』
そんなゲファの一言にミヌは首を振りふっとため息をついて
『これからゲファさんにオレの真心を見せるから・・
感激して泣くなよ』
ゲファはふーんというようにうなずいて答えた
『わかったわ、真心期待しています』
ミヌは少し咳払いをして外を見つめた
車は15分ほどでアックジョンにある
小さなレストランに着いた
『ゲファさん降りて』
ミヌがゲファの手を取って車を降りた
入り口まですこし小道になっていた
その道をキャンドルが照らし
すてきな演出をしていた
レストランに入るとあたりは
キャンドルのライトアップ道ができていた
『きれいだわ・・』
ゲファがきょろきょろしながら言った
クスッとミヌは笑ってゲファの手をひきながら
キャンドルに沿って歩いて更に
奥に入っていくと個室にたどりついた
その部屋にはいるとなんと
あたり一面ピンクのバラの花びら
の絨毯になっていて至る所に
小さなキャンドルがおかれていた
ゲファは驚き両手で口を押えて言った
『わあ・・綺麗・・花びらのじゅうたんだわ』
ミヌはえへんと咳払いをして言った
『気に入ってくれた?』
『こんなこと・・・されたことないわ』
ゲファは目を丸くして辺りを見回していた
特等席のオーバルのテーブルには
2人が並んで座れるようになっており
そこから座って見える漢江は
完璧な夜景につつまれていた
2人はテーブルの席につくと
ワインがつがれミヌが
『デートの記念に乾杯しよう』
と言ってグラスを持った
ゲファもそのグラスにグラスを近づけ
乾杯してお互い静かに飲んだ
ミヌは両手でゲファの両手をとって言った
『ゲファさん、改めて言うよ 俺はこれからも変わらない
ゲファさんが年上でも全然そう思わないし
対等に生きていく ゲファさんは時には年下のように見えるし
生真面目で曲がった事が嫌いでそのくせ涙もろいし
でもおせっかいで頼もしく立ち向かっていくし
そこが可愛いし大好きだ
だからこれから2人で生きていく中で
先に年をとっていくなんて絶対言うな
1人で絶対悩むな 1人で苦しむな
絶対に隠しごとはするな
そして俺がつらいとき苦しいとき
そばで一緒に乗り越えてくれ
いつも俺がそばにいる、2人はいつも一緒だ
ゲファさんは生涯で俺のただ一人の女だから』
ゲファはぼっとミヌの声を聞いていた
突然のミヌのドラマのような告白で
気がつくと目から涙が流れていた
ミヌはゲファの涙をそっとぬぐい、言葉を続けて
『ゲファさん、この告白の証として受け取って』
ミヌはポケットから小さな箱を差し出した
ゲファは小さな箱を受け取りそっとあけてみると
なんと!ゲファが見とれてしまった
あの花びらのダイヤモンドだった
『あ・・・ミヌさんどうして・・・・』
『綺麗だろ 花が開いている=ゲファな指輪だろ』
ミヌはにっこり微笑んで指輪をとってゲファの薬指にはめた
ゲファはまたうるうると涙を見せ
なぜ毎回こうして泣かせられっぱなしなのかと思った
『もう!ミヌさんったら!感激したり驚かせられたり
ミヌさんにはかなわないわ!でも本当に本当に
嬉しい!この指輪一生私の宝物だわ!』
ゲファは自分の手にはまった
花びらのダイヤモンドをじっと見つめた
『真心を見せると言ったろ』
ミヌは誇らしげに言った
『でもミヌさんの想いが一番だわ!
忘れないわ!ありがとう・・
私もいつもあなたと一緒にいるから』
『ああ、俺もゲファさんを離さないから・・』
ミヌはそう言ってゲファの手をにぎりしめキスをした
ミヌはゲファに言った
『じゃあ奥さんになるゲファさん、食事にしますか』
2人乾杯してディナーを食べ始めた
たくさんの花びらに囲まれて
キャンドルのライトに包まれて
ゲファの指輪はキャンドルのライトで
きらきら輝き、ゲファが手を動かすと
更に花が揺れるようにさらに煌めいた
食事のあとMホテルのラウンジへいった
夜景がみれる窓際に座りゲファはカクテルを
ミヌはウイスキーをショットで飲んでいた
『一度聞きたかったんだけど』
ミヌは言った
『いつ俺のこと好きになった?』
ゲファは意外な質問にちょっとビックリしたが素直に
『そうね・・・イェウナがいなくなったときミヌさんが抱き締めてくれたとき.・・
ううん、記者だらけの会社に迎えにきたとき・・・.ううん、サウナに来てくれたとき.
ううん、ミヌさんが舞台の契約の時、時間通りににちゃんと来てくれたときかしら』
ミヌはいきなりゲファが抱きついてきたのを思い出して笑った
ゲファはまだ終わらず首をかしげて
『ううん、初めてミヌさんとわかったときかも・・』
ゲファは部屋の大きなミヌの写真にビックリしたとき
本人とは知らず掃除機でミヌをたたいたことを思い出していた
ミヌも思い出して
『あのときはまじ痛かったんだ。じゃあお互い同じぐらいに
意識していたのにそれなのにゲファさんは最初はプロポーズを断るし、
どうしようかと思ったよ このソン・ミヌのプロポーズを断ったんだからな』
ミヌはそういいながらゲファを見ると
ゲファは3杯目のきれいな色のカクテルを飲んでいた
今日もペースが早いなとミヌは少し顔をしかめた
ゲファは本当にすまなそうにカクテルをぐいっと飲み
『まさかミヌさんからプロポーズがくるとは思わなかったし
結婚に対しても恐れはあったわ・・
私、以前に言ったけど付き合った人は
前の夫だけだったし、つきあってすぐ子供ができて
結婚したの・・でもミンジをそれから生んでからは
夫はすぐ浮気に走ってしまって・・
ほとんど夫とは夫婦生活もなかったから』
ミヌは飲んでいたウィスキーぶっと吹き出した
『じゃあ!できっちゃった結婚?それで
ミンジを生んでから・・ほとんど・・なかったのか?』
ゲファはカクテルを飲み干しすこしふくれて
『ええ・・セカンドバージンみたいなものよ』
・・・酔わないといえない発言である
ミヌはセカンドバージンという言葉に大うけし
少し開いた口がふさがらなかったが、はっと我にかえり
あーあとおおきくうなずき、手を叩いた
それならあの主婦とは思えない夜の反応、
触れたくないような態度がわかったのである
生真面目に加えて、恋愛はほとんど不慣れということが
はっきりわかったのだった
だがそれがわかったことに対して、ミヌはふっと
笑ったがさらに一層ゲファが愛しくてたまらなくなった
今日、ミヌは結婚までと決意していた気持ちが
負けそうになっていた ゲファが本当に美しく子供も
いないのでこのまま2人でいたくてたまらなかった
でも今日のゲファの告白を聞いて、やはり結婚式という
けじめをしないと先に進めないと悟り、
ウィスキーを飲みながら頭を下げ首を横に振り
ため息をついた
なんて純情なミヌ、ハン記者の言うとおりだ
ゲファはすっかりいい気分になり
『ミヌさん、このカクテル美味しいわ。』
と4杯目を頼んだ
ミヌはぎょっとして
『ゲファさん、飲みすぎだ。そろそろ帰ろう』
ゲファはちょっとにらんで
『ミヌさんよりお酒は強いの、もうすこし飲みたいわ』
と意外な答えが返ってきた
ミヌは首をすこしかしげて言った
『変だ、ゲファさん酔ってるよ』
ゲファは首をふり
『そんなことないわ』
とカクテルを飲み干した
ミヌがあわててグラスを取り上げて
『だめだめ!もうお開きにしよう・・・酒ぐせ悪いんだな・・
さっもう帰るぞ』
と言ってゲファを見ると、ゲファが気持ちよさそうに
眠っていた
ミヌはゲファをゆすって
『ゲファさんゲファさん起きて』
ゲファは全く反応しなくなってしまった
ミヌはすっかり帰る気をなくし
ホテルに部屋を用意させて
ゲファを起こし、部屋までゲファをなんとか歩かせ
ソファに座らせるとそのまま
ゲファはまたすやすや寝てしまった
ミヌはふうーとため息をついて
つれない顔をしたがゲファの寝顔を見ると
ふっと笑ってゲファを抱き上げベットへそっと寝かせた
ミヌはボンニムに携帯を入れてゲファが酔いつぶれてしまったので
子供を明日までお願いしますと伝えると
携帯からボンニムがすまなそうに
『ミヌさん・・ほんとにゲファつれなくて
ごめんなさいね、でももう少しだからわかってあげてください』
と言われてしまった
さすが親友はよくわかってる・・
ミヌは苦笑いをして携帯を切った
ついに2人ですごす夜がまさかまさか
このような展開になるとは・・ミヌは思いもよらなかった
逆転の神はしばらく待てとミヌに言っているらしい
ミヌはミネラルウォーターを飲みながら
『ゲファさん・・・つれないよな・・・』
高層階の部屋の窓から夜景を見ながらつぶやいた
>>>続く
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