親不孝日記

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じゅん2550

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2010年08月16日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

マイノリティは、戦後も戦争の中にあります。

マイノリティに対し、戦後処理すらなされてこなかった。

マジョリティである日本人は、忘れるか、意識から追い出そうとする。

いや、あなた方は忘れても、わたしたちはいる、と繰り返し繰り返し、沖縄、在日の方たちは声を上げます。

彼らは、日本人が、戦後処理すらしてこなかったことの、生き証人です。

彼らの歴史は、彼らがマジョリティに大きな影響力を持って当然だと告げています。

それを、差別するすることで、劣った人たち、平等に扱わなくても当然の人たちーと差別することで、日本人がマイノリティを生み出してきた、といってもいい。

1945年、8.15で、「暗い歴史は終わった。」「過ちを繰り返さない。」と呪文のように繰り返すことで、過ちを、『済んだこと』にしてしまったのではないでしょうか。

過去を忘れ、それぞれの人への責任も忘れ、ただ、「済んだこと」にしてしまった。

いや、「不問に付し」てしまうことで、今も、どこかで、過ちを続けているのではないか。

そのことにさえ、気が付けない、それは精神の空洞化ではないでしょうか。

精神の破綻は、マイノリティの声に耳を傾ければ、あちこち見えてきます。

沖縄に安保のため、と、75%の基地が集中してしまったのはなぜ?ー憲法9条があるのに。

いまも、表層の笑顔の下に、朝鮮人め、という侮蔑の言葉が潜むのはなぜ。

もっとある、ヒロシマ・ナガサキの多くの被爆者が、いままで認定されず、国が救済してこなかったのはなぜ。

マイノリティは問いかけます、あなた方の9条は、なぜ私たちに届かないのですか。

なぜ同じ人間なのに、教育を受ける権利を制限されねばならないのですか。

忘れたのだ、忘れたことにさえ気づかず、経済の繁栄を選んで邁進したのです。

日本人が見ることを拒否したのは、沖縄、コリアの人々だけでなく、同胞のはずの被爆者でさえ、差別し、捨てたのだ。

加害の現実に目を向けることができないどころか、同胞の、自分自身の被害にさえ、向き合ってこなかったのだ。

自分自身の被害すら、無きものとした。

この精神の無惨を、どういえばいいのでしょう。

病魔に苦しみ、怯える、被爆した日本人のことさえ、考えられなかった。

自分の被害すらみすえていない。

占領中に目の前の米軍を、アメリカ帝国主義を追及できなかった。

なぜか。

復員してきた軍人が、責任を問われることもなかったし、「あの」天皇さえ生き延びた。

我々が解放されて、何が悪い。

天皇をも私たちは許したーある意味、認めたのだ。

指導層を弾劾、追放することも自らの手では、しなかった。

一億総懺悔「天皇も、私も悪かった」では、

天皇の責任も、支配層・財閥・軍部の責任も、私たちの責任と同じになってしまう。

重慶に始まる、無差別大量虐殺を企画した軍部を糾弾しなかった。

だから、アメリカの加害も追求できなかった。

東京、大阪大空襲で死んだ日本人数十万、原爆投下で直後になくなった約20万の命に誓っても、許してはならなかったのに、です。

戦争の被害も加害も忘れた日本人は、アメリカの加害を追及する道義的地位も失ったのです。

アメリカの加害を、追及できなかったのだから、あとは、戦争をし続けるアメリカの、帝国主義路線まっしぐら。

毒食らわば、皿までも、と倫理も何もありません。

繰り返し、声が上がる、マイノリティ、シベリア抑留者、中国残留孤児たち。

「あなたたちは、私たちを忘れたのか」

忘れたのだ、わたしたちは、天皇の戦争責任とともに。

沖縄戦体験者の多くが、高齢になるまで体験を語ろうとしなかったように、日本人の戦争体験者もまた、語りません。

加害の記憶も、重たいのです。

加害の歴史を日本が認めない限り、彼らの自分史も葬られたままです。

彼らも戦争から、加害から、解放されないのです。

真実和解委員会、というものがあります。

歴史を、他者の歴史を、先の世代の歴史を、事実を掘り起こし、記憶し受け継いで行く営みの欠如したままで、真の和解も、解放もないはずです。

歴史とは、歴史を認識するとは、それに関わる個人の、解放や、帝国主義戦争という、加害と被害が複雑に重層する民族、国家、集団間の、真の和解を、本来、意味するのです。

歴史が明らかになれば、差別意識が、本来、植民地侵略を目論む支配層によって植え付けられたものであることを理解するでしょう。

在特会などの、人種差別・排外思想が根拠とするのは、歴史を意図的に切捨て、変形、歪曲した主張です。

我々の中のこの病根を絶つためにも、中国、東南アジアに対する加害、植民地支配による加害、国家に戦争の弾とされた被害、アメリカに非戦闘員の大量虐殺を行なわれた被害をしかと見て事実を認識しなければなりません。

戦後、平和憲法があるにもかかわらず、日米安保条約は破棄されず、矛盾は、基地集中となって、沖縄に押し寄せました。

その後は、アメリカと一緒になって、沖縄を二重支配した政府を許したし、植民地支配の結果、日本に来ざるを得なかった在日本のコリアンたちの、国籍を奪う政府を、許した。

アメリカと一緒になって、朝鮮特需で復興し、とうとう、今また、アメリカの言うままに、構造改革、市場原理主義。

少数の資本が、大多数の人間を搾取する政策を進める、政府・官僚のなすがままだ。

自衛隊が海外派兵を本来任務とされ、北朝鮮の脅威が煽られ、抑止が思考停止を生む現在、戦争を止める言葉は、マイノリティとされてきた人々が訴える言葉、私たちが忘却した歴史と責任の中にこそあります。

私たちをとりまく現状は、きびしい。

それは、戦後、やらねばならぬこと、我々の親が、祖父が、何をしてきたか、に向きあうことをしてこなかったことと、無縁ではありますまい。

戦争責任と、植民地責任に向き合う。

中国、朝鮮、沖縄に対する、植民地責任を自覚し、自らの倫理性を取り戻すためには、彼らに植民地責任を明言し、それを補償することを、我々自身に課さねばなりません。

そのような営みが、平和を鍛え、戦争を抑止する力、日米安保条約を止めさせる力になるのでは、ないですか。

基地のない沖縄が実現するなら、マイノリティが告げる、ヤマトの責任を果たすことで、可能なのではないでしょうか。






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Last updated  2010年08月16日 06時17分35秒 コメントを書く


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