さよなら

2006/10/09
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半日休みも終わり、
あいも変わらずろくでもない一日でした。

ここ半年ほど、いや、元々なんですが。
ろくでもない人生にいい加減終止符を打ちたいと、
そういう気持ちが強くあります。

ああ、やっと幸せになれるかなあ・・・と思えば、
つなぐ手に期待をしてみても、あっさりと裏切られたり。
もちろん自分にも少なからず原因はあったのですが。

人生は闘いだと、そう思ってはいます。

でも、もう無理そうな気もします。

今年に入ってから、やたらに子供の頃のことを思い出します。
自分の両親は共働きで、週のうちのほとんどを祖母の家に預けられていました。
祖母の家には内孫が一人おり、
祖母の扱いはその内孫と自分とでは雲泥の差でした。
自分はほとんどの食事をご飯と白菜の漬物で済ましておりました。
何故なら、食事の際におかずの皿を祖母に見せられながら、
こう言われるからです。

「このおかずはお前は嫌いだよな。内孫に全部あげるから」

ここでまかり間違って首を横にでも振ろうものなら大変です。
あることないこと両親に報告され、

父親のなじりはとにかく男とは思えないほどねちっこく、
最後に必ず父親自身の自画自賛が入るそのなじりに、
子供心に辟易しておりました。
いまでも心の底から辟易しておりますが。

であるならば、

そう思って毎日を過ごしておりました。
またやはり子供心に、母親が祖母に大変気を遣い、
酔った父親から些細なことで、
母親が暴力を振るわれることも理解しておりましたので、
その気を遣う原因や些細なことを増やしたりしないようにするためにも、
自分は食事に文句をつけなければいいと思っておりました。

よく「肉が食べたい」と肉に執着する人がおられますな。
自分にはああいう執着がないのです。
肉が食べたいとか、高級なものを食べたいとかよりも、
なにより量の確保が大事であり、
食べられることが大事なのでありました。
なので、「肉」そのものではなく安く大量に腹が満たせる牛丼に執着し、
同じ理由で半額のマグロ弁当などに執着をするわけなのです。

なんだかんだ言っても、
食べられるだけぜんぜんマシだしOKなのです。
そう思うように努めておりました。

ところで、自分はいわゆるファーストフードにも興味があまりわきません。
ハンバーガーとかフライドチキンとかですな。
嫌いではないのです。
しかし先ほど書いた子供の頃の記憶が、
どうにもみじめな気持ちを自分に呼び起こさせるので、
いまだにハンバーガー屋のレジに立つのは苦痛なのです。

子供の頃の土曜日。
おなかを空かせて祖母の家に帰ります。
白いご飯に漬物があれば、それは非常な幸せでした。
困るのは、内孫がハンバーガー屋にいきたいとねだるときです。
自分も孫には違いありませんから、
祖母は内孫と自分の2人をハンバーガー屋に連れて行きます。
そして必ずこういわれます。

「お前はハンバーガー(もっともプレーンの一番安いもの)と、
小さいコーラでいいんだよな?」

うなづくしかなかったです。
目の前の内孫のトレーには、
3つほどパンが重なったハンバーガーや、
チキンがいっぱい入った箱や、
大きなカップのコーラや、
外へ飛び出しているポテトや、
そんなものが溢れるほどのっているのです。

これは本当にみじめでした。
食べられるだけマシなのだとは分かっていても、
普段のご飯以上に差がはっきりとみえてしまうからです。

以前、ネットゲームで知り合った女性とある子供の頃の体験において、
共感を得たことがあります。
それは外食の際に自分が食べたいものではなく、
もっとも値段の安いものを選ぶのが常であったということです。

両親が、いや母親が、もしいまこのことを知れば泣いてしまうかもしれません。
私は子供にそんな思いをさせるつもりはなかったんだよと。
そう、母親は決して子供にそんな思いをさせるつもりはなかったはずです。
苦しい家計の中で、たまの外食で子供を楽しませてあげようと、
そう考えていたのでしょう。
子供から、つまり自分からしてみると、
その母親がまたその外食での支払いにおいて、
父親や祖母に余計な神経を遣わなければならないのではないかと、
そのほうが心配で心配でならなかったのです。

漫才コンビの松本人志さんが、
こういう子供の気持ちを歌詞にしたためられていたことがあったようですが、
なかなか共感を得られなかったのではないでしょうか。

話が迷走気味になりましたが、
まあ何故かこんなことを今年に入ってからよく思い出すのです。





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Last updated  2006/10/09 08:06:21 PM
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