風雲ライオン丸 | メタボの気まぐれ

前作「快傑ライオン丸」の好評を受けて制作されたのが
ピープロダクションの「風雲ライオン丸」である。

主人公である獅子丸役には前作でも主人公を演じた
潮哲也がキャスティングされ、
今回はポンチョ風の服をまとい志乃と三吉は幌馬車で旅をするなど
西部劇を強く意識した作りになっている。

時は戦国時代、西日本の地下に潜むマントル一族は日本征服を企み
怪人や地虫忍者を使って次々と町や村を滅ぼしていた。

若き忍者・弾獅子丸（潮哲也）の兄・弾影之進も

たった一人の兄を殺された獅子丸は打倒マントルを決意し
父から学んだ秘術ロケット変身を用いてライオン丸に変身し
マントル怪人と戦い、生き別れの父を探す
志乃と三吉という姉弟と過酷な旅を続けるのである。

このライオン丸は通称：ロケットライオン丸と呼ばれており
ライバルとして黒影豹馬が変身するブラックジャガーが登場する。

そして第9話では死んだはずの快傑ライオン丸が
幻として登場するもののロケットライオン丸に
金砂地の太刀が譲られている。

また第11話より前作に登場したタイガージョーが登場し
虎錠之介の弟・タイガージョーJrが見参する。

兜を割られてしまい、弱点が兜がないと臆病になってしまうという
気の弱さであると指摘され、ロケットライオン丸は
以後、タテガミを見せ戦いに挑むのである。

これは本作の視聴率が低迷していた為、
人気があった前作の容姿を同様にする意図があったと考えられる。

首領のマントルゴッドに勝利しマントル一族を壊滅したが
同時に戦乱を止められない自分の無力さを知り
厳しい表情で去って行き再び旅に出るのである。

この作品の特徴として怪人の名前がネズマ、ズカンク、
ドカゲなど実際にいる動物をもじったネームが多く
また放映に併せサンケイ新聞で原作者の
うしおそうじ自身による漫画連載がされました。