**rose ... child **

NICUでのこと(生後当日~翌日)


少しだけ眠れた。
朝になり旦那とjyoと両家の両親が来てくれた。
yuraに会いたい。
車椅子でなら動けるとのこと。
でも体を少し動かすだけで半端じゃない痛みがある。
正直こんなにまで痛いとは。。経産婦だからか後陣痛もひどすぎる。
でも行かなきゃ。車椅子に乗るのに本当に10分近くかかった。
そしてNICU(新生児集中医療室)というところへ初めて
入る。清潔空間のため、髪は縛り、手は消毒。ガウンを着て中へ。
異様な雰囲気。独特の臭いと音。yuraはどこにいるんだろう。
なんだか恐くなった。
奥の方に旦那が進んだ。保育器に私の名が書いてある。
この子が私の赤ちゃん・・なんてなんて小さい。
愕然とした。yuraはうつ伏せに寝かされほとんど動かず裸の体には
心電図。鼻にはチューブがつけられ、ただ眠っていた。
これは現実なんだ。すぐ外には両親達もいたし、本当はすごく辛かったし
心のバランスが自分でも保てない感じだったけどなるべく笑った。


翌日友達がお見舞い(お祝い)に来てくれた。この友達は
本当に入院中ずっとずっと私をメールで励ましてくれた。
家族のような存在。遠くに住んでるからなかなか会えなかったけど
いつも近くに感じていたよ。
会った瞬間涙が出て止まらなくなった。
会えて嬉しかったのはもちろんだけど、彼女は開口一番に
「おめでとうっ!」と言ってくれた。おめでとうと言われ私は気がついた。
そうだ、yuraが生まれてきたことは良かったことなんだって。
あまりにも早すぎる出産をどう受け止めてよいのか分からずにいたから。
彼女も泣いて抱きしめてくれた。
なんて友達ってありがたいんだろう。
その後、yuraに会いに行った。
yuraは呼吸の状態も良く、酸素もなくてよいとのことだった。
ただ黄疸が出てしまったようで小さな目にはガーゼが付けられ
光線を浴びていた。胸がズキンと痛んだ。
今日は初めて目を開けてくれた。
わぁ、jyoに似てる、旦那に似たんだ^^
小さなお口であくびもしたね。元気に動いているね。
早く抱っこしたいなあ。頑張って搾乳した母乳を今日から鼻チューブに
頼って1cc×8/1日飲むことに。
私の母乳がyuraの体に入っていく。ただそれだけのことが
すごく嬉しかった。

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