welcomeマウス



セックス・シンボルズ・・時代と寝る女たち

セクハラ質問のさばき方

アメリカ人はディケードごとの「セックス・シンボル」を持っている。

たとえば、1930年代ならジーン・ハーロー、50年代ならマリリン・モンロー、80年代ならマドンナ、というふうに・・・・。

では、ディケードではなく、20世紀という時代のセックス・シンボルを1人だけ選ぶとしたら、誰になるだろう? 

『タイム』誌あたりがアンケート調査を行なったとしたら、やはりマリリン・モンローが選ばれるのではないだろうか。

そして、モンローの名セリフといえば、誰もがまず思い出すのはこれだろう。


「シャネルの5番を着て寝るの」



「夜、何を着て寝ますか?」という質問に答えて言ったという、あまりに有名な名セリフ。

香水を「つける」ことも英語では「wear」という動詞で表現される。

だからこそ成り立つウイットであり、日本語ではその微妙なニュアンスが伝わりにくい。

じつはこの名セリフ、ゴーストライターが考えたものらしい。

つまり、記者に何を聞かれてもよいように、あらかじめ気の利いた答えを用意しておく専属スタッフが、モンローにはついていたというのである。が、そうであったとしても、このセリフはモンローにのみ似つかわしい。

ちなみにモンローには、「シャネルの5番~」とちょうど対になったような名セリフもある。

「一人で部屋にいるとき、どんなドレスを身につけていますか?」という質問に対して答えた、

「つけているのはラジオだけよ」というのがそれだ。

これもやはり日本語ではニュアンスが伝わりにくい。

ドレスを「着る」とラジオを「つける」に共通する前置詞「on」にひっかけた言葉遊びである。

女優に対してこのような好色な質問をするのは、ハリウッドの記者たちの悪しき伝統であるらしい。

たとえば、のちにモナコ公国の王妃となったグレイス・ケリーも、記者会見でやはり「夜、何を着て寝ますか?」と聞かれたことがある。

だが、そのときグレイスは冷ややかにこう答えた。



「私がベッドで何を着て寝ようと、誰にも関係ないと思いますわ」



女優時代の彼女のニックネーム「クール・ビューティー」の面目躍如たるエピソードである。

また、1930年代の代表的グラマー女優、ジーン・ハーローは、記者会見で「ミス・ハーロー、いまブラジャーをしていますか?」と聞かれたとき、艶然とこう答えた。


「あなた、自分の目が信じられないの?」


セクハラ質問を逆手に取るくらいの芸当ができなくては、セックス・シンボル失格なのである。

つづく・・・・・・・・・・・・・・・・




© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: