黄門

黄門

走ろうぜ、マージ


著 者 馳 星周
出版社 角川書店

 馳星周は「本の雑誌」で坂東齢人のペンネームで新刊小説の評論をしていたころから知っていた。そのうち馳星周の名で自ら「不夜城」書いて作家デビューをした。このデビュー作が大ヒットし、一躍有名人になった。
 新宿を舞台に中国系主人公が暴力、セックスなどおどろおどろしい活劇を描いていて、骨太の人なんだと思い込んでいた。
 この本は、著者が飼っている二頭のバーニーズマウテンドッグのうち11歳になる「マージ」ががんになり、3ヶ月後に逝ってしまうまでの日記である。
 自由業だからこそ、いつも愛犬と一緒にいられるということもあり、あけてもくれてもマージに付き添って世話をやく姿がある。毎日毎日散歩をし、ご飯を作り、散歩し、またご飯を作り、添い寝しという繰り返しが記述されている。犬を飼ってない人は途中で投げ出すかもしれない・・・飼ってる人が読むと、いろいろと参考になると思う。

 だんだんと衰弱し、立ち上がらなくなり、痛みに耐えかねて吠える、作者に助けてと訴えている目・・・ついには逝ってしまう・・・

 泣いた・・・犬を飼ってる人にはたまらない・・・悲しい・・・


 バーニーズの発祥の地スイスには「3歳までは幼犬、6歳までは良犬、9歳までは老犬、10歳からは神様の贈り物」という言葉があるそうだ。いい言葉だな。


点数 75
スリル  
泣ける ★★★
ドキドキ 

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