黄門

黄門

エンブリオ


著 者 帚木 蓬生
出版社 集英社文庫

 帚木 蓬生は医学部卒で「閉鎖病棟」「臓器農場」など医学関係の作品も多く出している。
 「エンブリオ」とは8週までの胎児のことで、法的には何の規制も受けないということで、主人公の医師岸川は最先端技術を駆使して、生殖医療を行う。流産した胎児の臓器を培養したり、凍結保存して幼児の臓器移植に使用する。試験管受精だの顕微授精だの受精卵の凍結だのと聞いたこともない医療用語が出てくる。読んでると、人間の神秘と言われていた生命誕生が人間の体の外で、受精、男女の産み分けなどそこまでしていいのか、と言うくらい人間の手で作られている。
 現実にはこんなことをしている医師はいないのだろうが、死んだ夫の子供を妊娠することさえできる医療技術はできるのだろうと思う。法律が間に合わないくらい生殖医療は先を進んでいるようだ。

 知らない世界を知ることができて、なかなか面白かった・・・

点数 70
スリル ★ 
泣ける ★
ドキドキ★ 

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