黄門

黄門

蝉しぐれ


著 者 藤沢 周平
出版社 文春文庫

 時代小説。ほんとにいい・・・

 藤沢周平の名前はずいぶん前から知っていたけど、時代小説なんて・・・と思っていた。
 主人公文四郎15歳から物語りは始まる。父との関係、母との関係、武士のなかでも、石高で生き方から、住まいまで変わってくる。江戸時代とはいえ、人が生きとし生ける社会は今と変わらない・・・藩政の主流派につくかつかないかで、出世するもの、ねたむもの・・・しかし、そうした中でも個人の尊厳が律している。
 15歳の文四郎の隣に住んでいた12歳のふくにほのかな恋ごごろを抱いていたが、いつか別れ別れになり、50歳近くなった時に再会したときの場面では泣いた・・・  

点数  85
スリル ★★★
泣ける ★★★★
ドキドキ★★★ 

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