ゆかいなカメライフ

2010年11月22日
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テーマ: 闘病日記(3862)
カテゴリ: カテゴリ未分類
目の手術から一年が経った。
忘れないうちに当時あったことを残しておこうと思い
ヒマを見つけて記録していきます、、、
現在は至って順調に回復中!

★以下は一年前の出来事なので★
★お間違いのなきよう!(笑)★

昨年の11月20日。
私は仕事のデータ入稿の締め切りに追われ
逼迫した状況で休み返上の仕事をしていた。


連休で病院が休みに入ってしまうこともあり
午後から仕事に行くことにして
午前中に眼科へ行ってみることにした。

痛みもないし
欠損している「気」がするだけかもしれないので
そんなに気にもせず
洗濯物も干したまま
カメたちもベランダで日光浴に出したまま
小さなお買い物バックひとつで
いつも行くスーパーの並びにある眼科へ入った。

以前にもお世話になったことのある元気な女医さん。

この日に限って私の眼の中を見たとたん
額に青筋が入りはじめ
顔色がみるみる変わっていくのがわかった・・・。
無言のまますごい勢いでカルテに書き込みをはじめる。

いやな予感がした・・・。

しかし汗じゃない寒気が背中にすべり落ちはじめる。。。

先生は腕時計と壁の時計を交互に見ながら
「まだギリギリまにあうかも・・・」
とつぶやいた。

「あのね~~、、、網膜に穴が開いてます。引きちぎれた状態になってる。
 すぐに大きな病院に行かないとダメ。
 手術になるかもしれない。
 横浜南共済ならまだ間に合うかもしれないからこれからすぐ紹介するから!」

・・・一瞬なんのことだかわからなかった。
痛みもまったくないのに
そんなに重篤な状態なのだろうか??

「手術・・・ですか?」

寒気が震えに変わった・・・。

「横浜南共済病院ならまだ間に合うと思いますから」

と言われたが
横浜市立大病院に通っていた私は

「横浜市大に紹介していただくのは無理でしょうか?」
と言ってみたが

「市大はすごく混んでいて入れてもらえないから無理だと思う。」
と断られてしまう。
それほど急を要する状態なのだった。

「レーザー照射でなんとかなる可能性もあるけど、もっと調べてもらわないと
 何とも言えない・・・。
 重いもの持ったり、走ったりしないで、そ~っと移動しないと剥離が進んで
 見えなくなってしまうから気をつけて行ってくださいね。」

先生は女医さんに紹介先の病院にすぐ電話するよう指示して
あっという間に段取りをつけてくれた。
紹介状を持って新逗子の駅まで歩くが
まだ事態が飲み込めずフワフワして足元がおぼつかない・・・。

電車に乗って病院の最寄り駅からタクシーに乗り
初めて行く横浜南共済病院へたどり着いた。

総合病院ならではの待合にあふれかえる人の山・・・。
子供の頃に入院した嫌な思い出だらけの病院を思い出してしまった。
受付時間ギリギリにねじ込んでもらい
女医さんの知り合いらしき男性の先生の診察を受けると
やはり同じことを言われてしまった。

「網膜剥離です。
 しかも目の中心の黄班部のギリギリ手前で裂け目が止まってる状態。
 これが黄班まで達してしまったら取り返しがつかないことになってしまってました。
 すぐに手術しないと最悪失明の可能性もあります・・・。」

私と同い年だと言うヤリ手っぽい先生は淡々と説明してくれたが
やっぱり手術なのかとガックリきてしまった・・・。

先生は続けた
「でも・・・大変申し訳ないのですが
 今日はうちの病棟ベットが満床なんです。
 私の個人的なネットワークで横浜市大に紹介しますので
 大変申し訳ないんですが、そちらに行っていただけますか?」

へ????
先生はまたもや患者をたらいまわしにしてしまうことに
申し訳なさげだったが
私は行きたかった横浜市大にいけることになり
ちょっとだけホッとした。
まだ少しはツイてそうだ・・・(汗)

2通目の紹介状を持って横浜市大へ行く前に
職場へ電話を入れた。

「網膜剥離でこれからすぐ入院・手術することになりました。
 申し訳ないですが仕事に戻れません・・・」

先輩2人が先に転職していき
新しく入った何もわからない新人さんたちに教えながら
なんとか持ちこたえていたが
抱え込まざるを得ない仕事がどんどん増えていた。

先輩達と以心伝心で働けていた状態の時でも
昼休みもないような忙しさだったのに
この頃はさらに倍以上の過重がかかっていた。
おまけにこの時期は年末特集号の見開きページを担当していたので
取材量も多く、日程を掲載するための確認が
ギリギリにならないと取れないものもいくつもあった。
編集レイアウトの調整もそれによって左右されしまうので
本来なら絶対休めるはずもなかった。
まだ病院にいく前に上司に
「視野欠損があるかもしれないので明日病院に行かせてください」
とメールしたら
「入稿が終わったらゆっくり休んで下さい」
との返信が届いた。
入稿が終わるまでは休めないという意味・・・
手術になるとは思っていなかったからだけれど
多少の病気では休めない状況であったことは確かだった。

医者に「このままじゃ失明する」と言われたことはショックだったが
同時にどこかで
「これで仕事から解放される・・・」
と思う気持ちもあった。
もちろん乗りかけた船を途中で降りたくはなく
これまでやってきたことは最後まで自分で完結させて
パーフェクトな形で出したかった。
あと少しだったのに
・・・もうそれもできない。

横浜市大への2度目の移動はタクシーを使った。
先生に
「階段も登らないように。電車も乗らないでください」
と厳重に言われたからだった。

11月なのにやけに暖かい日だった。
横浜市大にはどこをどう通ってきたかまったく覚えていないが
待ち時間はほとんどなく
部長先生らしき風格のある先生がすぐに診察をしてくださった。

「すぐに手術をしたいのですが
 予定がびっしりで連休明けにならないと出来ないかもしれません。」

と説明された。
買い物バックひとつでここまで来てしまった私は
何もわからない夫に入院に必要な準備をさせるわけにもいかず
(夫はどこになにがあるかまったくわかっていないから)
カメたちも外に出したままだったので
どうしても一度家に帰りたかった。

「どうしても一度帰らせていただきたいのですが無理でしょうか?」

手術が今日できないこともあるので
先生はしぶしぶ

「一度入院手続きをしてもらって外泊扱いなら認めましょう」

と言ってくださった。
そして検査のあと
すぐに最上階の眼科病棟へ案内された。
新しくて明るい病棟はもともとの雰囲気も良かったが
指定された大部屋は東京湾が眼下に広がる
オーシャンビューのホテル以上の眺望の部屋だった!

しかし・・・
手術までのあいだ眼球を固定しなければならない私は
ウルトラマンの目のような金属製の眼帯を両目に装着させられた。
正常な左目も視界を正面から動かないよう固定しないと
剥離を起こしている右目がつられて動いてしまうからだった。
ものを目で追うことすらできないのだった。

そんな状態から
夫にようやく連絡がつき
とりあえず会社を早退して車で病院に迎えに来てもらい
1日だけ家に「外泊」させてもらうことになった。

目を動かさないよう
どこかに体をぶつけたりしないよう
細心の注意をしながら
最低限の入院の支度をして
食事をして眠りについたはずだが
ほとんど記憶がない・・・。
かなり混乱していたのだと思うが
ごみの出し方や
洗濯機の回し方などを
一人では何もできない夫あてに
遺書の代わりに?殴り書きしたものだけは
今も残っている・・・。

翌日は10時に病院に戻った。
手術の予定はまだ決まっていなかった。
本当に混んでいるようだった。
同じ部屋の斜め前に
若い女性が入院していて
お年寄りが多い眼科病棟内では目を引いた。
色白の美しい人で
おばあちゃんたちにかける言葉がとてもやさしく
若いのに人間ができた人だということがすぐにわかった。

入院生活というものは
年齢や職業などがまったくバラバラの人たちが
それぞれ病をかかえながら
家族でもないのに朝から晩まで一緒に生活をする特殊な環境である。
しかし
私は今回の入院でなぜか同室に必ず良い人がいるに違いないという
根拠のない確信があった。
彼女にはすぐさまそれを感じ心強さを覚えた・・・。

夫以外には心配をかけたくなかったが
夫の両親と
自分の実家には現状説明の連絡を入れた。

父の同期が横浜市大病院の麻酔科教授をしていたことを
その電話で知るが
なんせ昔の話で(失礼;)その先生はもう別の病院に出世して久しいので
ほとんど使えないコネだった・・・(汗)
しかも父親は翌日から京都に遊びに行ってしまうから何もできないと
「○○くんのところの病院だから大丈夫だろ?」
との一言で終了・・・。
相変わらず娘には無関心の見事なアッサリ振りの父であった。

やはり親はアテにならない。
もうまな板の鯉となって
運を天にまかせるのみ・・・。

前日の手術前の説明では
私の主治医となったまだ新人さんらしき若い男性の先生が説明に来てくれた。
そわそわしていて落ち着きがない話しぶりに
かなり不安を覚えるが
それを出したら相手にさらに悪影響を与える気がしたので
なるべく落ち着いて話すように心がけた。

手術は数人の医師のチームで行うこと。
私の手術は「バックル手術」というもので
眼球を一周とりまくようにシリコンの輪をはめて
縫い付けて圧迫し剥がれた網膜のほうへ眼球を押しこみ
亀裂をふさぐという方法を取ることになった。
結膜を切開して眼球を露出させる時の痛みは
部分麻酔ではとても耐えられないものらしく
この手術の場合は全身麻酔になるそうだった。

落ち着きのない若先生に不安を覚えながら
次に麻酔科の先生の説明を受け
食事を終えて
消灯時間に近づいた頃
小柄でやせた女医さんがひょっこり私を呼びにきた。

「遅くにすみませんが、これからちょっと検査させてください」
と言われ
「え~~??また検査??」
と思ったが、こんな遅くに来てくれる先生の熱心さに引かれて
一緒に暗い外来へ降りていった。

翌日、実際にメインで手術を担当するのはこの女医さんとのことだった。
検査のためベットに横たわると先生がかけてきた言葉は意外だった。

「あなたのご主人素敵な人ね~~!」

「へ??!!」

「あのドアのところにいた人でしょ?やさしそうで素敵よ~~」

「せ、先生・・・(絶句)ほ、本当に眼科の先生ですか・・・?」

暗い検査室に先生と二人だけの笑い声が響いた・・・。
いい先生だ!とこれだけで確信した私は
ひょうきんな女医先生に目玉をあずける覚悟がすぐに決まった。

もうなるようにしかならんだろう!!
ジタバタしても仕方ないと開き直って
メスの入らない目で見る最後の風景をじっと見つめながら
この日はいつの間にか眠ってしまった。


(次回へ続く・・・)





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Last updated  2010年11月30日 11時47分14秒
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Re:網膜剥離一周年記念?回顧録 その1(11/22)  
あ~~~~びっくりした!
最初の1行を読まなかったので「ま、ま、また!!!」
オロオロする所でした。
だって今日あんな重い荷物持たせてしまって~(汗)
今日はありがとう!ごめんなさい。
ちょっと遅すぎた~っていうか、ちょっと早すぎ~!
次回はその眼科医の言う“素敵な旦那さま”と飲もう!
(2010年11月23日 19時30分23秒)

Re[1]:網膜剥離一周年記念?回顧録 その1(11/22)  
カメコ  さん
チャップままさんへ

も~~相変わらずのせっかち炸裂ですね~~(笑)
その節はお騒がせしてしまった上に
本当にお世話になりました!
お見舞いにいただいた「かいのかめ」は
今も子ガメハウスに大切に展示しております♪
こちらこそ我が家へアルコール入りコーヒー(?)を
お飲みにいらしてくださいませ!

(2010年11月23日 23時28分14秒)

Re:一年前の網膜剥離手術の顛末 その1(11/22)  
聖書預言 さん
神の御子イエス・キリストを信じる者は永遠の命を得ます。イエスを信じてください。『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれば、患難前携挙、エゼキエル戦争、世界統一政府などについて、聖書的視点から理解できます。一つ一つの動画に字幕版と吹替版があります。 (2026年05月27日 23時17分15秒)

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Comments

聖書預言@ Re:歴史と精神を受け継ぐ街 佐倉の旅 その2(12/03) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
聖書預言@ Re:一年前の網膜剥離手術の顛末 その1(11/22) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
ヘビカメサイエンス@ Re:嘘だ <small> <a href="http://nearthesta.jug…
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