花びら染め

お手軽 花びら染め やってみました

バラ染め1
材料************************************
シルクオーガンジー20×100センチ(約15グラム)
バラの花びら(50グラム)←花びらは染めたい布の重さの3~4倍必要
食用酢(500cc)←お酢は染めたい布の重さの30~40倍必要
お湯(1リットル)

道具************************************
バケツかボウル・菜箸・目の細かいネット2枚・輪ゴム

染めてみます******************************
1. ネットを2枚重ね花びらを入れて口を輪ゴムで止める
2. ボウルかバケツに1の花びらとお酢、40度くらいのお湯を入れる
3. 手でひたすらもんで色素を取り出す
 10分間で写真の色になります↓おお~血のようだ
バラ染め2
パニ興味津々です~
ツメが黄ばんだように染まってしまった気がする
次回はゴム手袋をしようっと
4. 布を浸して染める
 布が完全に浸るくらい水を足して1時間~一晩ほっときます
 染めムラができないように時々菜箸でかきまぜます
5. 水洗い
 完全に色が出なくなるまで繰り返し洗ってできあがり~
バラ染め3
シルクがいちばんよく染まった(ベージュっぽいです)
ついでに和紙のカードとコットンも染めてみた
和紙はピンクに染まった コットンはごく薄く染まった
今回使ったバラは実家から大量に送ってもらった赤に近いピンク色でした
プレゼントにもらったお花も、こんなふうに形に残すといい記念になりそうです♪

さてさて、お酢で色素を取り出して染める
きわめてお手軽な「花びら染め」ですが、
これは花びらに含まれるアントシアニンという色素が水溶性で、
酸で赤みが強まり色が分解されにくくなる性質があるからです。
なので、アントシアニンを含まない植物はこの方法には向きません。
アントシアニンが含まれているかどうか調べるには、
花びらをきざんでお酢をたらしてみるとわかります。
お酢に色が溶け出していたらアントシアニンを含んでいることになります。
サラダにドレッシングをかけたら、ラディッシュの赤い色が
溶け出しますよね、あの状態です。
また、染める布は動物性繊維のほうがよく染まるそうです
ただし毛糸は高温で色が定着するタイプの繊維だそうでこの方法には向きません

〈身近な植物でアントシアニンを含むもの〉
カーネーション・バラ・シソ・赤~紫系の小菊・チューリップ
ハイビスカス(ティーバックでも染まる)・パンジー・ブルーベリー・ブラックベリー
ブドウ・ナス・イチゴ・カンナ・ラディッシュなどなど

※いちどにたくさん花びらを集めるのは大変ですが冷凍しておくとだいじょーぶです
※ドライフラワーやジュースでも染めることができます 薄い色に染まります

〈参考にした本〉
「季節を楽しむキッチン染色」箕輪直子(主婦と生活社)
  「アジサイはなぜ七色にかわるのか?花の色の不思議を科学する」武田幸作(PHP研究所)


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