BLUE&BLUE

BLUE&BLUE

いろいろ


きたざわさんのCDはいくつか聴きましたが、小説を読むのはこれが初めてです。
他のCDを聴いていた時は「なんか話の展開が暗いんだよな~・・・」と思っていました。
なので、ちょっと恐る恐る読み始めた感じだったんですけど、うーん思った程ではなかったかな?
いや、それでも十分暗いイメージ(淡々というかぐるぐるというか・・・)

   『欲望のベクトル』きたざわ尋子


10歳の頃、母に連れられて行ったお屋敷であったお兄ちゃんの事が忘れられないでいた和希。
父の会社の倒産により両親は離婚し、母の再婚相手の所に住む事になった。
そこにいたのは、幼い日に一度だけあったあのお兄ちゃんだった・・・
母の再婚相手は大会社の社長。何不自由なくお坊ちゃまの生活をし、
憧れていた兄のような存在 達郎(義父の親友の息子で片腕として働いている)は、和希を心から可愛がってくれていた。
しかし、その達郎は和希を眠らせて(本人は覚えがないが)いたずらを繰り返し、いつか和希と恋人同士になりたいと目論んでいた。
そんな時、義父不在の中、義父の隠し子だという二人の兄が現れ、一緒に住む事になる。
見た目が派手で、ツッぱったイメージのある将吾と美しい亨(あきら)。
対照的な二人のが出来た事で、和希は嬉しくなる。
しかし、和希を自分のものにしようとしていた達郎にとっては、何かと厄介な二人だった。
達郎は強硬手段に出、和希を監禁し無理矢理体の関係を作ってしまう。
達郎の事を兄のように慕っていた和希は、ショックのはずが拒みきれずにいた・・・

どうやら達郎という人物は、和希にとっては優しいお兄ちゃんを演じているだけで、実は相当
腹黒い人のようです。
達郎の秘書の高城や将吾は信じるなと言わんばかりに貶してますしね。
だけど、ずーっと憧れて慕ってきたお兄ちゃんが、まさかそんなはずはないと
告白されても、ひどい事されても信じられない和希。
この子はどこまでお坊ちゃまなんだ・・・という感じにまったく世間知らずなんですね。
そして好きだけど、他の人の手前もあるし・・・とひとりぐるぐるしちゃうし
でもえっちになると淫乱な振る舞いをするし。
だからどーしたいんだよ!となんだかイライラしちゃう。
BLではありがちなぐるぐるパターンなのに、育ちの良さからなのか、いつまでたっても大人になれない和希くんの行動や発言が鼻につくのは何故なんでしょう???
いや、かわいいんですよ?
大学のアイドル的な存在らしいのですが、あまりの箱入り息子なもんでね。

達郎も「腹黒い」と回りから言われている割には、そんな感じを見せないし。
やり方がうまいのか、書かれ方(表現)がソフトすぎるのか・・・
本当はいい人なんじゃないの?ってどこか思わせてしまうんですね。
和希はそれにだまされていいように持っていかれてる感がどうしても付いて回る。
だから、どうも話に深みが無いような・・・

義父の実の息子である将吾は、悪意がありそうなんだけどうまく表現できないだけの
根はイイヤツみたいだし、
亨は男にしておくのはもったいないくらいの美人さんでちょっと内気な性格なのに
将吾にだけはアレルギーむき出しで関わりを拒否する本当は芯のしっかりしてる人。
箱入り息子で世間知らずの和希をうまくサポートしてくれます。
この二人はいがみ合っているけど、本当の所はどうなのかな?ってなんか勘ぐってしまいそう。
しかし、亨はその後秘書の高城と恋人同士になっちゃうのよね。
鬼畜眼鏡×クールビューティ受けですよ。(『熱情と執着のベクトル』)


これってCDも出ているんですね。
達郎・・・石川英郎  和希・・・福山潤  将吾・・・高橋広樹  亨・・・緑川光 
高城・・・鳥海浩輔

CDで聴くと、また雰囲気かわるのかな?
じゅんじゅんは適役だと思います。
でもって脳内変換で一番良かったのが高城役の鳥海さん。
うーん、ちょっと意地悪な感じがなんとも言えませんね!何気に鬼畜テイスト出していそうです。
この人が緑川さんと絡む所、早く聴きたいもんです。
3巻目までCD出すかしら?

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   『ひそやかな微熱』きたざわ尋子

マンションのエグゼクティブスイートで暮らしている樋口皓介は、父の恩人だという坂崎に
「この子を預かって欲しい」と景という青年を頼まれる。
坂崎の愛人の始末を押し付けられたと思った皓介は、景をセックスの相手として無理矢理関係を作る。しかし、景は坂崎の愛人ではなく、バージンだった。
坂崎に隠される様に過ごしていた5年間。景の身の上に何が起こっているのか?
景の身辺調査をした結果、皓介と景は10年前に出会っていたことが判明。
「あの時の子だったのか・・・」
皓介の景に対する想いが急変し、どんどん愛しい存在に変わっていく・・・

先にCDで聴いていた話だったので、ストーリーはすんなりと入ってきました。
陸裕さんのイラストだしね。
だけど、読めば読む程皓介のイメージが風間さんじゃないんだよ(泣)
そんな硬質な感じじゃなく、もう少しソフトというか普通というか・・・
意外と頑固な所のある景ですが、元々皓介の事をしっていて憧れていたのだから
最初に無理矢理された意外は、従順で体もどんどん欲深くなっていきます。
ただ、不幸な身の上で、皓介との昔の出会いが一筋の光の様に思っていたからと言って
そこまでずーっと想い続けてこれるものなのか・・・
実家に帰る事を拒否しているからって、坂崎や皓介に世話になることを素直に受け入れてしまいすぎる景の心情が今ひとつわかりません。
そして皓介の方も、景に対する感情の変化がちょっと強引。
10年前の出会いだけで、今まで鬼畜な仕打ちをしていたのに、あっさりやさしくなっちゃう。
長いエッチシーンンよりも、その辺を少し納得させてくれるような運びにして欲しかったかな。

   『終わらない微熱』

皓介との生活が始まり、20歳を迎えた景。
法律的に実家との関わりを断てる年齢になれ、皓介の事務所で働く事にもなった。
しかし、実家を飛び出した原因の義弟の貴史が目の前に姿を現す。
景に兄以上の感情を持ち、体の関係を迫って自分の意のままにしようとしていた貴史だったが、
再会した時はそんな様子は全くない。
仲直りをして実家にも顔を出すように言う貴史に、景も次第に心を開いて行く。
しかし、皓介の愛人として生活しいていると誤解していた貴史は、やはり景を自分のものにしようとする。

義弟の貴史、登場です。
血のつながらない義理の兄が、家で立場が無いことを利用して景に近づいて行きました。
(景の母親が再婚、しかし母は亡くなり義父が子連れの女性と再婚。その子供が貴史と
厄介な家庭環境にいた景なのです)
その執着から逃げるようにして景の実父の友人である坂崎にかくまってもらい
そして今皓介と一緒にいます。
逃げて隠れての生活だった景。貴文はそんな兄を弱い人間だと思い、意のままに出来ると信じてました。
しかし、景は強くなっていたんですね。それは皓介に愛されているという自信からくるものなのでしょう。
坂崎にも良くしてもらい、仕事も順調。
幸せによって生まれた心の余裕が景を強くしたのではないでしょうか?
ただ、相変わらずエッチシーンが長くて多い(汗)
それだけ愛し愛されているという事なのでしょうが・・・そんなにいらないよ?

   BLCD『ひそやかな微熱』

樋口皓介・・・風間勇刀
水橋 景・・・野島健児
坂崎 勲・・・増谷康紀
佐川真彦・・・小西克幸

とにかく、風間さんの声が合わないのよ!
堅いんだなぁ・・・
CDを先に聴いて、原作を後から読んだけど、やっぱりイメージと違うの。
景ののじけんは良かったです。
ひっきーな所と、頑固そうな所と、ウブな所と・・・色々な表情を見せてくれて
安心して聴けます。
原作のイメージにも合うしね。
増谷さんのおじさまは、最高でした!やっぱり増谷さんは年配の人の声が合うのよ。
ゆったりとしたしゃべりで、低音と上品さが良く出てます。
ちょっこっとしか出てこなかったのが、皓介の友人役の小西さん。
とってもいい人の役なので、さわやかな感じの声でとっても合ってるんだけど
出番がちょっとでもったいないです。
BGMのせいかもしれないんだけど、全体的に暗~い感じ。
ストーリーもそうなんだけどね・・・(汗)

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   『愛できつく縛りたい~愛より激しく』

さて、来月発売の遊佐×宮田の原作を読んでみました。

優秀な兄を尊敬し、ブラコンと言われても気にしない藤本夏鹿。
ある日、兄と共に向かったのは、桐島家の娘婿、守川の家だった。
そこで夏鹿は「本当は桐島家の息子 一実で、誘拐されていたんだ」と驚愕の事実を告げられる。
今まで親と思っていたのは誘拐犯で、兄とは血がつながっていない?
事実を受け入れられない夏鹿に、兄の数馬は別人のような態度を取る。
桐島家の財産を狙っている守川と息子の彰彦は、秋彦の許嫁で夏鹿(一実)の姉実生が
突然の事故で死んだ事をを利用し、実生とそっくりな夏鹿を実生になりすませようとする。
数馬の生死を楯に、言う事をきかせようとする彰彦。
兄を救う為に、彰彦に従うしかなかった夏鹿だったが、その一方で桐島家の後継者である
一成と世話役の潮が彰彦の動きに気づき阻止しようとする。
兄を救う為にと彰彦に体を差し出す決心をするが、兄への想いは消えない。
そして同じ想いだった数馬は、夏鹿を救出し逃避行するのだが・・・

尊敬していた兄は、実は血のつながらない他人だった。
ということで、今まで押さえていた気持ちが爆発しちゃうってものです。
ただ、そこまでの過程に出生の秘密やお家騒動も加わりなかなかハッピーエンドにいかない
んですねぇ。
しかもずーっと夏鹿は拉致監禁されていて、かなりイタイ状況です。
悪役としての彰彦はもうそのもので、実生と結婚してしまえば財産は手に入ると
そればかりしか頭にありません。
なので、実生が死んでしまった今、身代わりの夏鹿を傀儡させ、実生として結婚してしまえばこっちのもんです。
一方御曹司の一成。
こちらは後継者として危険を感じ、それ以来バカ殿を装ってきました。
これも守川親子に財産を渡さないため。本性を出す機会を待っていたんですね。
どちら側につくのが、夏鹿にとっていいのか?数馬が選ぶのは・・・

出てくるキャラがどれもいいんですねぇ。
夏鹿は、ホント子鹿の様にプルプルしていてカワイイのですが、
数馬は頼れるヒーロー。しかし、守るのは夏鹿のみ。
彰彦は悪人らしい態度と接し方だし、一成はバカ殿を改めるとキビキビしてカッコイイ(ただ夏鹿より年下なので、抜けてる所もありそこもカワイイのですが)
世話役の潮は、若いにも関わらず一成に忠誠的。だけど言いなりだけでなく、どこか筋が通ってます。
CDのキャストはごらんの通り。
藤本夏鹿・・・宮田幸季、藤本数馬・・・遊佐浩二、
桐島一成・・・緑川 光、五十嵐 潮・・・神谷浩史、守川彰彦・・・杉田智和
もう、ぴったりなんです!特に潮の神谷くんと彰彦の杉田くんが!!!
CDも楽しみです~~~
遊佐さん?う~~ん、主役にも関わらず影薄いんだよなぁ(汗)

この話は『愛できつく縛りたい』の中の一部分となっていて、本編の方は
一成×潮の主従&年下俺様攻めの話になってます。
だから、こっちもCD化されるだろうな~
どっちかというと、一成×潮のCPの方が好みです。
下巻まで話は続き、潮との出会い~一成がバカ殿返上してからの話までが入ってます。

この話は以前リーブ出版から4冊出ていたものを、ルビー文庫でまとめ2冊にしたものです。
内容は減っているのかしら?
   一成×潮のCPの絵しかありませんでした。

だって4冊が2冊(ルビーにしては2冊分の厚みあるけど)だし・・・
ルビー文庫の方では、書き下ろしが入ってるので、こちらの方がお得です。

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   BLCD『愛できつく縛りたい~愛より激しく』


藤本夏鹿・・・宮田幸季、藤本数馬・・・遊佐浩二、桐島一成・・・緑川光、五十嵐 潮・・・神谷浩史
守川彰彦・・・杉田智和
原作の感想はこちらからどうぞ。


この話は、次の一成×潮のCD出す為の伏線的なものであって、決してメインになるべきものではないと思うのですよ。
それは原作読んだ時から感じてたことで、
主役CPにも関わらず、遊佐さんの存在があまりにも薄い!!!
原作でそうなんだから、CDでどうなるわけもなく、やっぱり薄い(泣)
オイオイって感じです。
宮田くんはモノローグも多く、中心人物なので相方であってもそうは感じられないのですが。
それに年齢的にも声はピッタリだし、しっかりしてる風が良かったです。

しかも遊佐さんの役はまたしても「イイ人役」。
血のつながっていない弟(夏鹿)を預かりもの(ホントは父親が誘拐してきちゃったんだけど)として大切に扱ってきた
けど、いつのまにかそれが愛に変わっていて・・・という考えてみたら切ない役なのですよ。
それをずっと口にする事が出来ず、きっと辛かったんだろうと思います。
その辺の心情が、優しく抑えた口調に表れているんだけどやっぱり物足りない!
夏鹿と心が通じてるとわかって体を重ねるシーンなんて「本当にいいのか?」と震えるような口調だし
そんなの遊佐さんじゃない!!!と思わずちゃぶ台をひっくり返すかと思いました(うちにちゃぶ台はありません><)
せめて、貪る様にガンガン攻めてくれ~~~(懇願)
と、原作にも無い事を願う私(汗)

昨日の『花ムコさん』でも書きましたが、そんな抑えた演技の遊佐もアリなんですよ。
しかし、それを3枚いっぺんに聴いたら胸焼けがするんです(泣)
だって食べ慣れてないものなんだもん・・・

ってことで、遊佐批評は置いといて(それでいいのか!)

最初にも書きましたが、このメインは一成×潮です。(それは私の独断ですが)
この二人、デキているというのはわかってるのですが、そういうシーンはナシ。
一応”ちちくりあってる”という場面設定だけはありましたが、それを遠くから彰彦(杉田くん)が見てるってだけで
実際ヤってる所は出て来てないんですね~
しかし、それでも原作を知ってるからかこの二人のシーンは色々想像(妄想)出来て面白いです。

バカ殿を装って実はキレ者だったという一成(16歳)と敏腕世話係(だけど小姓)の潮(18歳)の二人が
年齢以上の動きを見せるので、冷静に考えると笑ってしまいます。
金持ちはやることも違うんでしょうか???

緑川さんがまたハマリ役なんだ!
バカ殿とキレ者の二重人格っぽいところを見事に演じ分けてます。
そして潮の神谷くんもいいのよ~~~
されるがままのようで筋が通ってるっていう感じが出ていて、女王様ではないけど美しさがあります。
ただ、18歳にしちゃ出来過ぎの人間だな(笑)
もっと設定年齢が高くてもいいぐらいの敏腕さ。(それは一成にも言える事ですが)

とにかく、この続きを早く出して下さい!!!

おっと忘れてはいけない、杉田くんね。
原作読んでいて、ちょっと冷酷な事をする彰彦やくはピッタリだと思いました。
そして一瞬夏鹿にフラっとしてしまうところなんか、優しい声で・・・
原作読んでる時は嫌な奴だなーと思っていたけど、そんな事にとらわれている彰彦って本当は可哀相な人間なんじゃないかと思い始めました。

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   『鍵のかたち』『鍵のありか』

将来を期待されている建築士の有賀雅人は、建築士志望の高校生・実浩と電車の中で知り合う。以前から可愛らしい容貌の実浩が気になっていた雅人は、素直な彼に会うたびに惹かれていく。一方、両親の不仲に疲れていた実浩も、優しく頼りがいのある雅人との時間に安らぎを感じていた。ある日、実浩は突然、雅人に告白される。驚き戸惑いながらも告白を受け入れた実浩だが、彼の前に雅人の父親の秘書だという竹中が現れ。


憧れの建築士と気になっていた男の子。
お互いを少なからず思っていた二人なので、恋愛に発展していくのも早いです。
しかし、超有名建築家を父に持ち、自分の才能も認められていた雅人にとって、実浩の存在は弱点となってしまいます。
そのため、父親は二人を別れさせようと画策します。
それも「二人はつりあわない・・・雅人の将来を思うなら・・・」という文句で
実浩から別れを切り出させます。
愛する二人を引き裂く手はずを取ったのが秘書の竹中。(この竹中の話は次の「部屋シリーズ」で展開されます。)

お互い気持ちを残したままの別れなので、その後再会し再び燃え上がるのも早い(笑)
離れていた4年間、お互いを忘れる事が出来ず持ち続けたいた思いですからね。
実浩のアルバイト先の絵里香が雅人の幼なじみだった事から、二人の関係を知っていて結びつけてくれます。
それがお仕着せがましくもなく、自然と仕向けるような感じ。
出しゃばらず、でも二人の気持ちを知ってるのでそれを尊重しつつーーー
出来た女性ですよねぇ。

『鍵のありか』では、二人を別れさせる役目をしていた竹中が、密かに実浩に横恋慕します。
自分たちを別れさせた張本人として竹中を警戒しながらも、雅人の仕事の関係でまったく会わないわけにも行きません。
しかしそれは反対に二人の事を知ってる人物なだけに、唯一相談出来る相手でもあったのです。
そんな中、竹中は次第に実浩に惹かれていってしまいます。
それを知り、雅人は実浩をいっそう束縛し、対等に扱ってくれなくなります。

ラブラブの同棲生活編と思いきや、そうは勝手が許さないと言う感じ。
一度別れた(別れさせられた)という経験から、同じ過ちを繰り返さないよう臆病になってる二人。
その温度差や仕方が微妙に違うんですね。
でも、基本的には愛し合ってる二人なので、誰も入り込めない世界。
竹中も苦しいよね・・・


話としてはこちらが先なのに、次作の「週末の部屋で」(竹中の話)の方が先にCDになってしまいました。
そちらのキャストで雅人は小西さん、実浩は鈴村さん、竹中は賢雄さんです。
どちらかと言えば、実浩はスズでなく久貴(週末)をやった千尋くんの方が合ってると思うんだけどな。
私は逆のキャスティングの方がなんかしっくりくるんですけど・・・

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   BLCD『週末の部屋で』

「週末シリーズ」は「鍵シリーズ」で出て来た竹中サイドの話です。
こういう続きモノは大好き!!!

安達久貴:鈴木千尋、竹中一博:堀内賢雄 、有賀雅人:小西克幸、矢野実浩:鈴村健一
水野 信:遊佐浩二

決して叶わない想い――ならばせめて傍にいたい…。
中3で告白、玉砕。
それでも、ずっと片思いを続ける一途な大学生・久貴の恋の行方は!?

大学院で近代文学を専攻している安達久貴の想い人は、偉大な建築士だった祖父の秘書・竹中一博。
中学3年の時に告白して玉砕したというのに、いまだに想いは断ち切れず、再び告白。
だが淡い期待は脆くも崩れ去る。竹中には想い人が…。
相手は、久貴のとても身近なところにいる人、しかも片思いだという。
ならばせめて傍に…。
久貴は必死の想いで決意する。
確かな言葉も約束もない、身体だけの曖昧な関係を――。
「俺は、竹中さんから見て条件をクリアしてるのか?」
ずっと囚われたままの久貴の心は果たして…!?
久貴の恋に重要な影響を与える雅人と実浩にも要注目!!


竹中をずっと慕っていた久貴は意を決して積極的な行動にでます。
しかし、大人の余裕でかわす竹中。
たとえ体だけの関係でも、竹中の側にいれる事は久貴にとってし嬉しい事なのです。
だけど、竹中の心の中には叶わぬ想いの人がいる。しかもそれが自分の叔父である雅人の恋人だと知りショックを受けます。
そんなぐるぐる状態の久貴を見守ってくれるのが友人の水野信。
グチは聞いてくれるし一緒にいてくれるし・・・
この役を遊佐さんが演じるのだから、絶対裏がある!と思いながら読んでいました。(先にキャスト発表があったのでね)
しかし、どこまで読んでも本当にただのイイ友人なのです(泣)
普通の展開ならこの信が久貴の心のスキに入り込み、なんとかしてしまおうとするんだろうけど
それがまったくない(笑)
その代わりに竹中の甥である俳優の翔太郎が久貴を気に入りちょっかいをかけてきます。
この翔太郎役はCDでは武内健さん。LOVELESSの貴緒ですよ!
その毒牙から久貴を守ってくれるのが信。
久貴の保護者のような存在でガードしてる信と好意を寄せてる翔太郎。
仲が悪そうで結構イイコンビなんだと思いますよ。

大人の余裕たっぷりの演技を見せてくれた賢雄さんに、竹中はピッタリでした。
でも、なんか出来過ぎてる人間だよねぇ。
もっとなりふり構わず・・・って所も見てみたい。
始終クールな所を崩さない竹中です。
でもその中で実浩の事を想い、吹っ切り、久貴に惹かれていく・・・そんな心の動きがあったなんて微塵もみせないんですから。

原作では『真夜中の部屋で』でこの二人の続きがでてます。

こちらは諦めてない翔太郎との事や久貴の事を気に入って迫ってきていた大学時代の教授が行動を起こしてきます。
久貴ピンチ!!!
実浩同様、久貴もモテモテなんですねぇ。
この二人の話はまだ続いてるそうで、小説リンクス2月号に掲載されていたようです。
そのうち商業誌として出してくれるでしょうね。楽しみに待っていたいと想います。

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   『恋情のきずあと』きたざわ尋子

谷城グループの常務であり、後継者とされている谷城貴臣は、休暇を過ごすために山深い別荘に向かっていた。
その途中で行き倒れていた唯を拾い、一緒に過ごす事になってしまった。
記憶喪失になっていた唯であったが、夜中に夢遊病者のように貴臣の元に現れ、服を脱ぎ捨ててキスをしてくる。
そんな唯の行動に驚きを隠せない貴臣であったが、唯に安らぎを感じはじめていた。
家のため、仕事の為に自分を殺して生きてきた貴臣にとって、唯の存在は思いがけない感情を引き出させる。
唯の行動に疑問を感じながらも、唯に対する想いはどんどんつのっていくばかりだった。
そんな中、秘書に探らせていた唯の身元が判明。
自分を陥れようとしていた伯父の手引きによる刺客であったのだ。
だが、唯も貴臣に惹かれており、貴臣を裏切るような行為をしていた自分にたえられなくなり
すべてを話して姿をくらましてしまう。
唯がいなくなった事でその存在の大きさを自覚した貴臣は唯を探しに行くのだが・・・


唯16歳・・・佐々さんのイラストなので、どうしてももっと低い年齢に見えてしかたありません(泣)
そしてCDではこの役をスズがやるというので、そのアンバランスさに悩まされながら読み進めてました。
幼いのか、しっかりしてるのか・・・
だけど、貴臣は自分を押し殺し淡々とした感じなので、遊佐さんにはぴったりだと思います。

出会いのシュチュエーション的には面白いのですが、イマイチ話が深そうで深くない。
展開も読めてしまうので、ちょっときたざわさんらしくないかも?
唯は利用されていただけなので、よけい貴臣の心は唯に傾いて行きます。
その流れが自然なのか強引なのか・・・
う~~ん難しいところだな。
引き込まれて読んでる割には、納得してない自分がいるんですよねぇー。


後半から貴臣の同級生だという早坂が出てきて、貴臣の手伝いをするのですが
これが良い人なんだなぁ~小西さんあたりがやってくれると嬉しいさわやかキャラ。
だけど、貴臣の相手が男の子なのにひとつも驚かない所はねぇ(汗)
唯が自殺しようとしていた所を助けてくれた涼子さんとはなんだかいい感じです。
この涼子さんも良い人なんだけど、ちょっと首をつっこみ過ぎないか?
たまたま通りかかっただけの人なのに、すっかり貴臣側の人間として定着してるし。

今回の事件は貴臣の生い立ちや父親との確執など、様々な要因が織りなすものの集大成のようになっているので、
いっぺんに解決しようとするんですが、ちょっとつめ込み過ぎなのかも。
もう少しラブラブになった二人とかの様子を盛り込んでほしかったかな?

まあ、そういいながらも遊佐さんの演技には期待してますよ♪
来月の発売が楽しみです。

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さて、遊佐攻めの「恋情のキズあと」。

秋川 唯・・・鈴村健一、谷城貴臣・・・遊佐浩二
早坂淳一・・・山中真尋、和倉竜二郎・・・風間勇刀
原作の感想はこちらからどうぞ。


原作は読みましたが、その段階から話に深みがないことが残念だったのですが、
CDにするともっとサラっとしちゃってます。
なんだか貴臣の背負ってる背景やら過去、そして唯の立場がぶつかる事によって
貴臣のしがらみを解き、二人が幸せに向かって行くという話の展開のハズなのですが、
あまりにも端折りすぎてませんか?
大好きなきたざわさんの作品なだけに残念です。

ただ、遊佐×スズのコンビは申し分ありませんね♪
なんか気心知れてるからか、まったく違和感無く聴けるし。
そして、攻めであるにも関わらず貴臣視点の話になってるのも嬉しい所の一つv
遊佐さんのたっぷりのモノローグは、ファンにとってたまりません。
普通BLって受け視点で話が進んでいくので、当然モノローグも受けが担当。
だから受けの役者さんにとって、絡みで体力使う意外にも沢山しゃべらないといけないという苦労が伴うのですが
今回は珍しく逆転してます。
スズが前から要望していた事だったそうで、遊佐さんは「何故に俺の時に><」と嘆いてましたよ。
遊佐さんは大変だったろうけど、私は嬉しいvvv


基本的に押さえた演技の遊佐さん。
鬼畜もイジワルもなし(笑)なのですが、疲れた大人の雰囲気が良くでてました。
6年ぶりの休暇を取ったってところから話は始まるんですからね。
設定上ではメガネキャラらしいのですが・・・CDの中で一切メガネに関する事は出て来ません!
だけど設定で書かれているってことは、メガネを匂わせる演技をしないといけないの?
裸の王様のように、見える人には見える?
ゴメン、全然そんな感じは受け取れませんでした(汗)
いや、それよりどうすればそんな演技が出来るんだ???

スズはねぇ、佐々さんのイラストがショタっぽいのよ。
とても16歳の男の子には見えないの。
(逆の意味で手塚も14歳の男の子には見えませんが・・・)
だから、絵の雰囲気からすると私としてはNGなんだけど、絵を見ず内容からすれば
スズのキャスティングはブラボーなのです。
不安定な感情を持つ男の子をやらせると上手いでしょ?
「ミルククラウンのためいき」とか「可愛いひと」とか。
そういう高校生にぴったりなの!
だから、声だけで聴いてる分には、とってもしっくりいってます。
そしてカワイイ♪

後半から出て来る人物で早坂に注目していたんだけど、CDではそうではないのね。
逆に唯の護衛についた和倉の方が印象深く作られています。
キャストも和倉に風間さんを持って来てるしね。
でも、早坂の声は、思った通りさわやかで良かったです。

フリートークも仲良し遊佐スズコンビで、面白かったです。
今「花宵ロマネスク」のWebラジオでも遊佐さんがゲストで出てるし、
やっぱりこの二人は安心して聴けますね♪

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