空色の彼方へ

空色の彼方へ

月と太陽の関係



君は確かそう言ったね

どうして?って聞いたら

だって、月と太陽はいつだって向かい合っていて消して隣り合わせになることはないでしょ?

それに、月は夜を太陽は昼を象徴していて、陰と陽にも分けることができる

だから、この二つはまったく逆の存在だと言うことができると思うの

って君は答えたね

でもね、私はひとつだけ思うことがあるんだ

それは、対の存在であったとしても

決して繋がりがないわけではないと

だって、月は太陽の光を反射して輝くのだから

太陽の力を借りて輝くのだから

いつだって二つが存在していなければ

生きていけないのだ

まるで、私たちの関係のように

そう私たちは月と太陽の関係

私が月で

君が太陽

二人が存在していなければ

生きていけない

それが私たちの関係

                              2006.5.3



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