宇宙の光、炎、そして愛

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最後の晩餐

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マイケル・ジャクソン

純粋な魂への祈り―最後の晩餐


やがて、彼は音楽的な成功と共に、彼の心の中の弱い部分、性的な欲望や

自分自身の容貌にたいする美の意識が彼の心を覆い隠すようになってきたのです。

彼の魂は苦しみ始めました。

自分がこの地球に降りてきた理由、自分がこの地球でなさなければならない使命等のことを考えれば考えるほど、自分自身の無力さをかみしめずにはいられなくなるのです。

彼の心の中のキリスト意識は、彼にこのように語りかけました。

「あなたはこの世界に生まれてきて、音楽の世界では大変に成功した。

世界中のだれもが、あなたの名前と音楽を知っている。

あなたは世界の中では王さまだ。キングオブポップスなのだ。

世界の救いをうったえ、子供たちへの愛を歌い続けてきた。

しかしそれであなたは満足なのか。

かつてイエスがナザレの王といわれ、そのことをあざ笑う者達から捉えられ処刑された。

あなたにもきっと同じことが起こるだろう。

あなたはあなたの魂の働きを本当に理解しているのか、

あなたの歌に本当の心が宿っているのか、

あなたは本当にあなたなのか・・・」

マイケルは、自分自らの魂が癒されていない事、救われていない事を知ったのです。

この社会の中で自らが、逃避していたことを思い知らされたのです。

マイケルは今一度、自分の魂にしたがって生きる事を決心しました。

自らの歌に命を吹き込み、歌が祈りと昇華するように・・・。

自らの魂を輝きに満たし、彼を見るすべての人に感動が訪れるように・・・。

彼はふたたび命の炎を燦然と輝かせようとしたのです。



しかし彼は、その途中においてこの世界から突然、旅立つことになりました。

なぜ・・この時期に、なぜマイケルの夢と人々の思いはどこに行くの・・。

そうマイケルはすべてのことが分かっていました。

そして最後の晩餐をあげたイエスと同じように、

彼も「This Is It」で最後の晩餐を試みたのです。

イエスが最後の晩餐で行ったのは、自分の弟子たちに、自らの命を分けあ与えることです。

それぞれの弟子たちが、イエスの言葉や思想をかたり、

その存在を後の世に残すことができるように、自らの命を弟子たちに託したのです。

マイケルは「Thisi Is It」で、同じように、自らが信じる者のために、

この世界の人達に、自らの命を明け渡したのです。

この地球の尊さを、忘れないでほしい。

子供達の心の中にある純粋な世界を壊してはいけない。

人を愛することの素晴らしさを失ってはいけない。

彼は自らの歌に自らの命を託しました。


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