カンパーの里 ~私立竜苑学園~

カンパーの里 ~私立竜苑学園~

8、それぞれの気持ち


「・・・。」
ーおまえ、なんて名前だ?
ったく、なんで昔のこと思い出すんだよ・・・。
ー逃げろっ!絶対生きて・・・生き延びてみせるから!!
「・・・。」
キルは密林を仰ぐ。
「次は・・・俺が助ける番だ。」
キルは小さくつぶやく。
その声は誰にも聞かれなかった。

B班。
「暗黒魔王がなんで宝箱に?」
「封印・・・だと思うけど・・・。」
竜水と空輝はそんな話をしながら前を進む。
(エフラムさん・・・大丈夫かな・・・?)
ツバサは胸に抱いた箱を少し開く。
(あれ・・・?)
双竜剣の形が変わって見えた。
「ツバサっち?」
「え?あ、ごめん。」
竜水の言葉にはっとなり、箱から目を離す。
再び目を戻すといつもと変わらぬ形だった。

C班。
「・・・これには裏があるんじゃないかしら?」
ルイの一言。
「ぇ・・・でも裏って・・・。」
「実はこれ、仕組まれてたとか。」
沈黙。
「まさかねー!そんなこと無い・・・はず!」
「だよねぇ・・・ひゃんっ!?」
ルイは足元の蔓に足をとられ、転ぶ。
「だ・・・大丈夫!?」
ルイは空と風燐に振り返ると
「逃げてっ!!」
「え?」
「っ!!」
暗闇が三人を包んだ。

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