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美術家の篠田桃紅さん死去107歳、エッセーも人気(asahi.com)美術家・篠田桃紅さん死去 107歳水墨使った抽象表現で独自の道(Yahoo!ニュース)ボクは、エッセーも作品も好きだった今月1日に老衰で亡くなられた合掌ボクの本棚、篠田桃紅さんの本一番新しいのはこれ103歳になってわかったことー人生は一人でも面白いー100歳を超えてなお本を書くすごいことですねえ!
2021/03/06
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赤貧とコロナの中へ出獄す失うものを持たぬ青空(東京都)十亀 弘史作者は獄中からよくこの歌壇に投稿して何度も入選されている常連であるその作者が出所に際して詠んだ歌のようだ!「失うものを持たぬ」が作者の強さを表している出所後にはどんな生活が待っているのだろう?二昼夜で雪2メーター嬉しきはショベルを持ちて尋ねくる友(上越市)鈴木 道夫文句なしに素晴らしい友情!短歌を目にしたこちら迄が心の温まる一首であるこのように良き友を持つ人は最高に幸せな人と言っていいだろう飲み食いと旅することが経済だとはじめて知ったこの一年で(滋賀県)木村 泰崇GoToトラベル、GoToイート政府のコロナ対策を皮肉っているのでしょうね歩人も旅行好きだから大いに経済に貢献したい(笑)
2021/02/23
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三が日レタス植えおりコロナ禍に母国へ帰れぬ 実習生が(観音寺市)篠原 俊則外国人実習生の実態、ニュースでも見ますが正月三が日もレタスを植える仕事をしているコロナ下でままならぬ日々、どんな思いで過ごしていることでしょう!作者の篠原さん本欄でよくお見受けする入選の常連さん朝六時「強霜(つよしも)降る」と海苔摘みに夫婦乗りこむ沖へ行く舟(津市) 中山 道治寒い冬の朝の光景が目に浮かびます同時に乗り込む夫婦のたくましさも!海苔摘みは寒いときに行うのでしたねポンペイに食堂・劇場・浴場あり古代より楽しみは集うこと (東京都) 上田 結香ポンペイの遺跡、ボクも訪ねましたが・・・この作者は現地に立って、このような感想を抱いて詠んだのでしょうか古代からあった人類の楽しみも今は蜜を避けよとコロナで制限されている帰ってくるきたいでいっぱいだからみんなパパ に見えちゃう駅のかいさつ(藤枝市)石塚 文人作者は小学生? 気持を素直に詠んで素晴らしい!人を待ってるときは、近づいてくる人がみな待ってる人に見えてしまう経験はボクにもある
2021/02/09
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「はづせー」と言はれ一斉にマスク取り撮影すます卒業写真(町田市) 村田 知子卒業写真もこのようにして撮っているのかいまは何をするにもとにかくコロナの影が毎週の朝日歌壇にも、コロナ関連の歌が多いこれだけ、世界中に広まっているんだもんねボクたちの楽歩会でも集合写真を撮りますが中に一人二人、マスクを外さない人もいますボクは、歩く時にはマスクをしない主義です山にはコロナはいない、という信念のもとに湯豆腐の湯気の向かふに妻がゐた団欒といふ貴重な時間 (高松市) 島田 章平今度はコロナに関係のない歌にします妻がゐた、と過去形になっていますね「湯豆腐の湯気の向かふに」だなんて仲の良いご夫婦だったのでしょうねえ
2021/01/29
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試験中おなかが二回鳴りました平行四辺形を解 くとき (奈良市) 山添 葵おじいちゃんがたいいんしたようれしいないっしょに食べるうなぎはおいしい(奈良市)やまぞえそうすけ上の二首は、小学生の姉と弟感性が鋭いですね作歌の基本はこれでしょう二人の将来が楽しみですデパートから街へ出るのに五十年やっと目覚め た電気自動車 (宝塚市)岸田 万彩一瞬、何のことかな? と思った多分屋上で走る(走っていた)お子様用の電気自動車のことでは?と、思いが至りました以前はデパートの屋上に遊園地があった今はどうなってるのかなデパートの屋上を訪ねなくなって久しい
2021/01/14
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一昨日、隣町・京田辺市の美術公募展を見た油絵・書・写真三部門の作品が展示されていて知人の油絵が市長賞に入賞していたまた現役時代に一緒に書を習っていた知人の作品にも出会えて懐かしかったボクは途中で止めてしまったのに彼はずっと続けていたようだ市長賞を受賞した「古社参道」「チョモランマ」はネパール語でエヴェレストのこと絵にしろ書にしろ、巧拙は分からない従って興味のある作品に目が行くこの作品はチベット側から見たエヴェレストボクはネパール側からしか見ていない当然ながら、好きな滝の絵も嬉しい「平家物語(冒頭)」、京田辺芸術家協会賞書ではこの作品が力強くてよいと思った作品「生きる」「今を最良に生きる」という言葉がいいなあ!「ダイビング」(市長賞)、手前右端写真ではやはりこれが好き!美術展を見る時間は、ちょっとした非日常なにかしら刺激があり、しあわせな気分になれる
2020/12/07
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友だちをたくさんつくれと言う人よまずその人を友から外す (安中市) 岡本千恵子皮肉というのか、ユーモアというのか思わず笑いがこみ上げた友だちが多いのがいいか少ないのがいいか多分、人によるでしょう永田和弘さんの選評「同感、数は少なくともいい友を」量より質ですね!朱と黄色入り交じりたる柿落葉の軽やかな音(おと)楽しみて掃く(松山市) 矢野 絹代静かなところにいると、たしかに落ち葉が地面に着地する音も聞こえる我が家の庭先にも柿の木がある落ち葉は小さな竹の熊手で拾い集めている箒で落ち葉を掃く光景を見かけなくなったボクの畑の入り口に大きな樫の木があるそのドングリが落ちた時ピシッ、パシッ、という音がする今朝は一輪車の上に、カタっと大きな音をたてて落ちた
2020/12/04
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スーパーに入りたる熊を「駆除」せりとニュースは伝う「射殺」と言わず (観音寺市)篠原 俊則ボクもこのニュースをラジオで聞いた「駆除」? 確かに違和感があるしかし考えてみれば、自分たちに不都合なものは熊であれゴキブリであれ、アリまでも何でもみな駆除してしまう動物なんだなあ、人間は!作者は朝日歌壇の常連である煎じるか酒につけるかうっとりと袋に入れる蝮一匹(徳島市)清水 君平一匹の蝮を前に、さあどうするか煎じて漢方薬にするか、それともマムシ酒にするか「うっとり」という気分に浸る一人の男性先日はゴキブリホイホイでマムシを捕まえて腹部を開き獲物がネズミであることを確かめた奥さんのことを書いた(→☆)ホントに人はいろいろですボクは爬虫類にはヨワイマムシ酒も飲めない「加齢です」「老人性です」と言はるれば生きてる証しと痛みを堪らふ(川口市) 春山 ふみ子そうですねえ、「加齢です」「老人性です」は我慢しなさい、治療法はありませんと、言われてるのと同じこと一縷の望みを持って整形を訪ねるが、ガックリ!詳しくはホームページを参照とアナログ人間置きざりにして(別府市) 中根 剛誠これもまた、現実世界によくあること誰かには良いけれど、他の誰かには不都合世の中に、皆に良く、ということはありませんね今日の四首、十人十色というか人は様々ということを改めて感じた!
2020/11/17
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解説者コメンテーター専門家提灯持てど責任持 たず (大阪市) 石田 貴澄話題こそ違え、推測やら批判やら交えての好き勝手なおしゃべり会のTV番組話題は申し合わせたようにどの局も同じボクは滅多に観ることはありませんがそこは需要と供給の関係視聴者がいるから続いているのでしょうね。「国民のために働く内閣」は言わずもがなよ菅新総理(長野県) 山口 恒雄ホンマにその通りでございますなあ「言わずもがな」という言葉はこういう場合に使うべしというお手本みたいな歌まずは快調な滑り出しの菅総理「国民のために」よろしく頼んますよ!箸使いきれいな夫を思い出すひとり夕餉に秋刀食むとき(磐田市) 海山 綾子献立にまよひながらの買物も妻なりし日は充たされゐしよ(福岡市) 宮原 ますみこの二首は、伴侶に先立たれた奥さんが在りし日の夫を想って詠んだ歌でしょうねこのような心境を歌に詠む作者はきっと長年連れ添われたのでしょうかなり年配の方のような気がします。
2020/10/16
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枚方市民ギャラリーにて絵画展と写真展を鑑賞彰友会絵画展では知人のS田さん六写楽写真展ではT田さんとT嶋さん都合、三人の知人の作品を鑑賞できたまた野鳥写真展では会員の方のていねいな説明を聞けたのが良かった彰友会絵画展楽歩会の常連・S田さんの作品左から、あおさぎ・赤光・宝塚歌劇野鳥写真展、力作が揃っている野鳥の写真を撮るのは忍耐力との勝負何日も通い、空振りを重ねた結果の一枚同上、左はクマタカ、右はハヤブサそれぞれウサギと鳥の獲物をを抱えている空中を飛ぶ姿を捉えただけでも素晴らしいと思うけれど彼らにとっては、ただ飛んでいるだけでは平凡で面白くないという説明を聞かなければ餌を抱えていることに気が付かなかった(笑)獲物は魚、小鳥、動物など、鳥によって異なるらしい六写楽写真展のT嶋君の作品「疎水の情景」同窓会が遠のいているのでしばらく会っていない思いがけず作品にあえて嬉しかった************************今日は地元の厳島神社の秋祭り宵宮先程から景気の良い太鼓の音が聞こえているしかし、コロナウィルス感染防止のため夜店や大抽選会など、自治会の協賛行事は中止せめて自宅での宴会を楽しむことにしよう!
2020/10/14
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ふうせんが九つとんでいきましたひきざんはいつもちょっとさびしい(奈良市)やまぞえそうすけ作者はたしか小学生お姉ちゃんとお母さんも投稿している引き算を淋しいとする感受性が羨ましいうまく詠むものですねポケットのすずチリリンとはずんでる買ってもらった自転車のかぎ(大阪市)坂本 想良多分この作者も小学生でしょうねうれしい気持ちをそのまま歌にこれが歌を詠む極意なのだろう闘病の歌詠む住持の名を長く見ぬまま虫の鳴くころとなる(観音寺市)篠原 俊則ガンで闘病中の住職、岡田独甫さんは朝日歌壇の常連であったが投稿が途絶えた5月1日にご逝去されたと選者のことば案ずる歌が多く寄せられているともご冥福をお祈りいたしますお友だち優遇以外は「道半ば」拉致も領土もコロナ対策も(埼玉県)島村 久夫こんな形で自分の考えを表明することが出来る最重点課題だったはずの案件は道半ば辞めた人への評価は人により様々であるユーモアと皮肉、見方によっては痛烈内容は的を射ている
2020/10/09
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ボクが所属するエッセイサークル「叢」のメンバー2人が出している写真展を観に行った13人の会員が三点ずつ出展している賑やかな作品展である知人のAさんの作品はカップルの写真が三点それぞれ「泥の中」、「花の中」、「傘の中」三点セットで題名の付け方にも工夫を感じたこちらはBさんの作品、三点とも花「望郷」、「花模様」、「登り龍」作者の思い入れが題名になっているようであるが「登り龍」以外は説明を聞いてみたい会場の風景同上同上琵琶湖の海津大崎の風景「ソーシャルディスタンス」と題する作品会で撮影会に行かれるのであろう京都植物園や伊丹空港そばの離着陸を見られる場所など同じ場所での写真が多数見られた多分こういう撮影会も会員の楽しみに違いない俳句なら吟行、絵ならスケッチ旅行ちょっと目の保養をさせてもらったひと時であった
2020/10/06
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「宿題はまだステイホームしています」言い切る生徒の意外な機転(ふじみ野市)片野 里名子忘れました、ではなく、ステイホームしている先生もその機転に感心して思わず笑ってしまったそんな情景が目の前に浮かんでくるこれもコロナ時代を反映している憶良おらば何と詠みけん宝なる子ら虐待に死にゆく今を(仙台市)沼沢 修銀も金も玉も何せむに勝れる宝子に及かめやも(読み)しろかねも くがねもたまも なにせむにまされるたから こにしかめやも山上憶良の歌はあまりにも有名である作者はうまく憶良の歌を比喩に使った珍しくなくなった子の虐待死ボクなどはニュースに驚くだけで何もできずに手をこまねいているおばあちゃんのお手玉は怖い数え歌「四(し)んでも尽くす日本の兵」と(東京都)上田 結香手まり歌(数え歌)「一列談判」一列談判破裂して日露戦争始まったさっさと逃げるはロシヤの兵死んでも尽すは日本の兵五万の兵を引き連れて六人残して皆殺し七月十日の戦いに哈爾浜(はるぴん)までも攻め破りクロパトキンの首を取り東郷元帥万々歳ぼくが小学校生の時は、すでに戦後であったが女の子が毬つきのときに歌っていたのをかすかに覚えている、なつかしい!手毬歌といえば、他に「あんたがたどこさ」や「一番はじめは一の宮」など昔を思い出したーーこちらはしりとりの歌ーー日本の、乃木さんが、凱旋す、雀、目白、ロシヤ、野蛮国、クロパトキン、金の玉、負けて逃げゆくチャンチャン棒(坊)、棒で叩くは犬格子(犬殺し)、シベリア鉄道長けれど、土瓶の口から火を噴けば、バルチク艦隊壊滅し、死ぬ気で尽すは日本の、乃木さんが、凱旋す…幸いなことにボクたちの世代は戦争のない平和な時代を過ごすことが出来たようだしかし平和ボケに浸かっているといつの間にか・・・・などということも子供や孫の時代も、引き続き平和な時代が続くことを願いたい!
2020/10/03
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9月18日(金)夜11時~いとこの孫兄弟でがNHKのEテレに出演すると聞いたので、テレビを観た尺八の演奏なんて日頃あまり縁がなく聞く機会も滅多にない近所に趣味で尺八を吹くおじさんがいて時々耳にしたが、二年前に亡くなってしまったいとこから、孫二人が尺八をやっていると聞いてはいたが実際に聴くのは初めて今回、中学と高校の兄弟は師匠と三人で出演演奏の前にインタビューがあって兄は五歳から始めたという弟は兄を見ていて自分もやりたくなった学校の帰りに毎日師匠の所へ通って練習する一日休むと音色が変わってしまうというちょっと考えられないくらいの熱の入れようならばこその上達だろうか夢は外国の人たちに日本の尺八を聞いてもらうことこの熱心さが続くなら近いうちに実現するだろう二人は日本固有の楽器である尺八のどこに魅力を感じたのだろうか尺八の演奏を聞くのもいいものだなあ!と思いながら演奏に耳を傾けた以下の画像はテレビの画面
2020/09/27
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重力を広き翼でなだめつつ鷺ふうわりと着水したり(八尾市)水野 一也情景がはっきり浮かぶ近くの池と川で毎日のように目にする光景うまいものですねえ!「スローモーションカメラでうつすようにゆったりと着水する鷺」、と選者評困ったら検索かけてすがりつくスマホは手のりの神様だから(さいたま市)丹羽 祥子ボクも日常、この検索の恩恵にあずかっている「困った時の神頼み」がそのまま短歌になったスマホを買うとき、高いねと言ったらスマホはパソコンを小さくして携帯できるようにしたもの(高くて当然)と言われたことを覚えている子は親を親は子供を気遣いて新幹線はがらがらとなる(長崎市)下道 信雄もてなして匿(かくま)うように子と過ごす帰省拒めば悔いを残さむ(安中市)岡本 千恵子この二首、コロナ禍での帰省を詠む帰ろうか止めようか、こんな思案をした人は多いそのうちにまた年末年始の帰省シーズンが来る新しい生活様式なんぞいう言葉も生まれた急ごしらえだから矛盾点も多いし、すぐにはなじめないはてさて、今後うまく付き合っていけるだろうか?
2020/09/10
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先生が国語の時間黒板に私の歌を書いてくれたよ(奈良市)山添 葵いいなあ!嬉しかった気持がそのまま歌になったボクの父は教師だった近所の先輩から父について聞いた話を思い出した写生会で描いた絵をみんなの前で褒めてもらったことがあるもう一つ、クラスでただ一人跳び箱ができなかったボクに○○先生(ボクの父)は放課後飛べるようにしてやるからと特訓をしてくれて飛べるようになったこの二つのことは大きな自信となって以後の人生の支えになった今こうして油絵を描いているのもあのときに先生が褒めてくれたから家庭での父はある程度知っているが職場での父のことはこうして教え子から話を聞いて初めて知ることばかりしかしこのように父を知る人はさすがにもう周りにいなくなっってしまった「古い」って言われればそうね新しいことが正しいわけじゃないけど(東京都)上田 結香チョット納得しかねるという気持ちが感じられてなんとなくユーモラスである★便利ならいいの★楽ならいいの★安ければいいの★早(速)ければいいのこの歌に倣えば、このように問い直したいことは身の回りにたくさんありますねクレヨンの色の残りし吾子の爪眠る間に切るはいつまで(藤沢市)佐藤 李佳母はこうあってほしい今年もまた子を虐待をする事件が続くその親も、自身が子どものとき同じ目に合っていることが多いと聞くと簡単には責められない・・・
2020/09/03
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「本当なら今ごろは」ってみんな言う本当なんてどこにもないのに(東京都)上田 結香おっしゃる通りですね言っても詮無いこと、と分かっていてもつい口にしてしまうことがあるたまにならいいけど、いつも口癖の人は問題現実を認められない人は不幸でかわいそう蕉翁(しょうおう)も嘆きてあらん最上川さみだれあつめ暴れ川となる(下野市)若島 安子二年前、芭蕉もやったという川下りを体験するために出かけた所、思いも一入五月雨をあつめて早し最上川(1689年)芭蕉が詠んだのは300年以上も前科学技術が進んだ現在でも毎年発生する災害自然の力は強大、天災の洗礼を受けている自然を征服なんて言葉は白々しい縦長の枠に囲われオンライン遺影にかも似るパネリストたち(横浜市)折津 侑なるほど、最近のテレビ画像で見かけるオンラインで出演するコメンテーター確かに四角い枠に囲まれているそれを遺影に見立てたかやわらかい脳の持ち主
2020/08/25
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赤城山を丸洗ひして夕立去り赤城はのつと近づいてをり(前橋市)萩原 葉月”夕立が赤城山を丸洗い”とはスゴイ発想”のつと近づいて” というのも感じが出ている斬新で雄大な発想を見習いたい!有明の海は埋められAEON(イオン)立つグーグルアースで故郷を訪えば(草加市)永吉 謙一なるほどねえコロナの時代の故郷訪問はグーグルアースで在宅勤務(テレワーク)やオンライン飲み会も現実にやってますからねえ方便としては仕方ないかもしれないしかし、ボクにはなじめない!女房の言うこと聞かぬ夫なれど「老けて見える」と言えばヒゲ剃る(熊本市)河口 幸子文句なしに面白い!奥さんの言うことは簡単には聞かないでも内容によりけりで「老けて見える」はイヤかわいらしいご主人、男ってこんなものかも……そういうボクも例外ではないか(笑)************************ハボタンの播種ダンギク挿し芽を植替えバイカウツギ挿し木
2020/07/26
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感染者ゼロを続ける岩手県いつしか応援しつつ見ている(佐渡市)小林 俊之同感! がんばれ!お葬式みな一様にマスクしてマスクせぬのは棺の母だけ(江南市)村瀬 雅美先日、知人のお通夜に参列この歌の光景を経験した何も葬式だけではないこれからはこれが当たり前そういう世の中になるのだろうかマスクは呼吸を制限する制限されることが大の苦手のボク先が思いやられるのである母親は「おかえり」とだけ言えばいい母さん見ててやっとわかった(川崎市)貝崎 みちえ母は大地である母は偉大である
2020/07/11
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今回はボクの懐かしい記憶を呼び起こした二首です雪渓に憩いレモン吸ひゐれば深山蝶舞い降りて雪吸ふ(新座市)菊池 良治素晴らしい歌ですねー雪渓のある美しい山の景色が目に浮かぶボクが思い浮かべるのは大雪山縦走の旅四十一年勤めきし職退きし朝茹で卵の殻ゆっくりと剥く(さいたま市)石塚 義夫退職した朝の気持ちを詠んでいる歌思い出すのは自分が退職した日の朝の感想退職したのは2000年1月31日もう20年も前のことになります当時はまだブログは書いていませんでしたがその退職した日のことを2004/12/13のブログに以下のように書いています************急(せ)くことはなし 凍てし身に 言ひ聞かす(橋本鶏二)2000年2月1日、朝日新聞朝刊「折々のうた」です。たまたまこの日はわたしの定年退職の翌日だったのです。いつもより朝寝をしたベッドでこの句を目にしました。なんとこれは今日からの自分のために与えられた贈物ではないかなんというタイミングの良さでしょう。「よし、今日からはこれでいこう」と思いました。実に印象深く、いまだに忘れません。しかし60年間を生きてきた習慣を変えるのは簡単ではないですねえ・・・。 ************「折々のうた」は大岡信さんのコラムでした上記、橋本鶏二さんの句を紹介されたのがたまたまボクが退職した初日の朝だった「いまだに忘れません」と書いた上記ブログは退職5年後ですが、20年経った今でも覚えていますところでWEBの検索欄に、この句「急くことはなし 凍てし身に 言ひ聞かす」を入れて検索するとわがブログが二つ出てくる2005/05/14のブログ(→☆)上記に紹介した2004/12/13のブログ(→☆)
2020/07/03
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「これいける!」おのおの口に運ぶのは分かちあえない絶品のアテ(宮崎市)竹村 茂紀いま流行りのオンライン飲み会を詠んだ歌試しにやってみてもいいかなという程度の気持ちはあるが・・・それほど乗り気ではないホンモノではないという思いが強いつまりは間に合わせなのだ賭け麻雀為し政権を揺るがせる「余人をもって代えがたき人」(観音寺市)篠原 俊則法律を変える理由の国会答弁「余人をもって代えがたき人」だから見事な屁理屈、よく言うよ!コロナ渦で外出もせず一人居て放哉を読む〈せきをしてもひとり〉(日進市)竹中 敬一縁あって小豆島にある尾崎放哉記念館とその墓を二度訪ねている2016年4月の島遍路の時また、放哉の最後の半年を描いた吉村昭 『海も暮れきる』も読んだとにかく放浪癖のある人物には関心がある(笑)尾崎 放哉(おざき ほうさい本名:尾崎 秀雄〈おざき ひでお〉1885年1月20日 ~ 1926年4月7日)種田山頭火らと並び、自由律俳句のもっとも著名な俳人の一人である。(ウィキペディア)ビデオ・「放哉のハイク」です興味があればどうぞ!
2020/06/24
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コシアブラ・こごみ・タラの芽新聞にくるまれ木曽の初夏が届きぬ(横浜市)大曾根 藤子コシアブラ・こごみ・タラの芽どれもみなこういう類のものは日常から遠くなっていきますねスーパーでは買えないような食品を味わえるのは田舎暮らしの人間だけ名前を聞いても知らない人が増えていく火偏の字は昭和のにおい荒炭を「煽(あお)いで」「熾(おこ)し」「焙(あぶ)った」するめ(名古屋市)山守 美紀コンロで火を熾してするめを焙るああ、昭和は遠くなりにけり、ですねバーベキューをしても火を熾せない人も珍しくないマッチをすることが出来ない子供も多いとか時代は刻々と変わっている時計持てぬ受刑者われら溌溂と夜明けを告げる鴉を愛す(ひたちなか市)十亀 弘史この作者は朝日歌壇の常連さん刑務所から投稿されているようです刑務所では時計も持てないのですねボクは持てないのではなく、持たない主義今はスマホが時計代わりですが・・・作者は毎朝、鴉の鳴き声を時計代わりにしている時計を持たないと、逆に時間に敏感になりますボクは建築の仕事をしていたので刑務所の竣工検査を二度ほど経験して大体の様子がわかります外の景色さえまともに見えない独房を見てああ、こんなところにいるのはたとえいっときでも嫌だ悪いことをするのは絶対にやめよう!そんな思いを強くしたものです
2020/06/19
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鳧(けり)の巣をよけてぐるっと耕して一枚の田は田植待つなり(枚方市)秋岡 実田植の頃になると金属音のような鳴き声で田んぼに現れる鳥の名が”ケリ”と知ったのは最近のことである、子供の頃は見かけなかったてっきり”ケリ”だと思い込んでいたが漢字の名前のあることをこの歌で知った日本においては留鳥として、かつては主に東北地方に分布していたが、近年は分布が拡大し現在では中部地方、関西地方を中心とした近畿以北の本州に分布する。(ウィキペディア)やはり以前は近畿地方にはいなかったのだ五十年の白駒(はっく)は妻を脱皮させ可愛い女が賢くなりぬ(三郷市)木村 義熙「作者は愛妻家で、たまに恐妻家になるのかも。白駒は歳月」と選者評にあった”白駒”を”はっく”と読む、意味は1 毛色の白い馬。白馬。2 月日。光陰。 この場合は2.の方らしいこれもまた初めて知ることである失礼ながら、歌の意味より”白駒”という言葉に興味を持った竹の下に無理やり龍を押し込めて籠るという字はとても窮屈(仙台市)大友 喜恵文字通り、巣ごもり生活は窮屈であるこれもまた漢字の勉強になる口開けて薫風吸い込むこいのぼりわれ口閉じてマスクでおおう(飯田市)草田 礼子マスクをする生活もまた窮屈こいのぼりのように思いっきり呼吸をしたい!朝日歌壇もコロナ関連の歌が大半を占めるご時世である
2020/06/12
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アジア人初めて銃買う人多しコロナの元とねらわれる故(アメリカ)大竹 幾久子いまアメリカは黒人の人種差別で各地でデモが起こっている多民族国家で自由なる国にも差別は歴然と存在する皮膚の色の違うことは差別の対象アジア人も護身用に銃を買わねばならないほどなのか副詞では「才(わずかに)」と訓む才の字の深き意味知る還暦過ぎて(仙台市)沼沢 修副詞の才は2つの用法があるという・やっと〜した・〜したばかりはじめて知りました作者は中国語を学んでいるのだろうか才の字の使い方は難しそう!大学へ行く道近道回り道覚えた慣れた新しい街(富山市)松田 わここの欄に姉と母親と共によく登場する作者のわこさんこの春大学生になって家を離れたのでしょう新しい街での学生生活に胸を膨らませていることでしょう************暑かった午前中、畑の周りの草刈り汗、汗、汗シャワーを浴びて缶ビールを二本午後から半日昼寝夕方、庭に千日紅を植える
2020/06/05
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雪残るニセコ連峰背景に百羽の白鳥落穂ついばむ(札幌市)藤林 正則コロナ関連の歌が多い中関係のない歌に出会うとホッとする大自然の様子がスケール大きく詠まれているそんな感じがしてとてもうれしい「此処からは一人ですよがんばってね」と棺のひとにささやく夫人(伊豆の国市)中村 睦世長年一緒に暮らした夫婦の別れ同じセリフを実際に聞いたような気がするわかりやすい(理解されやすい)歌である五兆円軍事費を使うこの国で紙のマスクが手に入らない(神戸市)康 哲虎国民の多くが感じている!************一昨日、特別給付金が家族分振り込まれました。
2020/05/24
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みなさん、天秤棒をご存知でしょうかこの画像の肩に担いでいる棒のことです天秤棒(てんびんぼう)とは、第一義に両端に重量物をぶら下げたりたくさんの軽量物を取り付けたりして肩に担いで運搬することを目的に作られた棒天秤と同様、平衡を保ちやすいように作られている極めて古い時代から全世界に見られる人力運搬用の民具である(ウイキペディア)天秤棒、天秤という呼び方は全国的であるが西日本ではオオコとよぶ所も多いオク、サス、六尺(ろくしゃく)、カタネボウ、ツクボウなどの呼称もある。おもに男性用の運搬具長さはだいたい1.8メートル以内で棒を扁平に削り弾性をもたせてある両端近くにツクという突起をつけて滑り止めにしたり吊り手の鉤(かぎ)をつけたのもある。(デジタル大辞泉) 関西人のボクは上の説明の通り幼時から「オオコ」という名前で呼んでいた中の一文字を変えるとおかしなことになる(笑)「負う木」が語源のような気がするが違うかな?いまの若い人には天秤棒を理解できるだろうか実物は世の中から姿を消してしまっているからすぐに思い浮かべられるかはいささか疑問我が家に井戸がなかったので生活用水を、近くの共同井戸からこのオオコを使って水桶で運んでいた前置きが長くなった先日、母の七回忌をお願いした妙楽寺でそのオオコにお目にかかったそのオオコの両面に文字が掘ってある見事な文字、これを刃物ではなく火で焼いた釘で書いた?内容までは確認しなかったが拓本もついているこれはその由来を説明した書面なんとなく理解できる昔、乞食坊主が寄食した折、お礼の金品がなかったので天秤棒の両面に火で焼いた釘で文字を刻して山水の軸と一緒にお礼に代えた多分、こんな意味でしょうかその乞食坊主が金谷上人というわけ✳️行脚中の坊さんが寺に一時滞在することを留錫(りゅうしゃく)というのは最近知ったその天秤棒が何かの縁で妙楽寺に保存されているボクは初めて聞く金谷上人なる人に興味がわいたので、WEBサイトで調べた横井 金谷(よこい きんこく、〈1761年〉 -〈1832年2月1日〉)は江戸時代後期の浄土宗の僧侶、絵仏師、文人画家。近江国の生まれ。僧名は泰誉妙憧、別号に蝙蝠道人など。 (ウイキペディア)なんとなく面白そうな人物というのが匂ってくる(笑)現在、『金谷上人行状記』(横井金谷)なる本を図書館にリクエスト中読後に改めて感想など書いてみるつもり
2020/05/17
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今週の歌壇にあった以下の三首がたまたま、ボクの頭の中で一つにつながった!信号を待つ間もスマホさわる彼空を見ようよ私を見てよ(神戸市)藤井 啓子そんな彼でもやっぱり好きなんでしょうねこれからお二人はどうなるのでしょう!生涯をかけて夫婦になりてゆく小さくかなしき器ならずや(高松市)大山 尚徳「同感、夫婦は初めから夫婦なのではなく作り上げていくもの」と、選者の評ボクもまた同感忍耐とか努力とかがあって・・・どんな夫婦になっていくのかそれが問題ですね。ゴシックで「勤勉」と書いてあるような夫の背中に温湿布貼る(横浜市)毛涯 明子二番目の歌の通りに夫婦が見事に作り上げられた?ゴシックで「勤勉」と書いてある少ない語数でご主人の人柄が見えてくるうまいですねえ、感心しました!
2020/05/07
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新型のコロナにかかってたまるかと五千歩あるき旨酒を飲む(加須市)能登 絢秋どことなく考えることがボクと似ている気合の感じられる歌である作者はどんな年代なのだろうかなり年配のような気はするが・・・ウイルスが広がっているのではない人がウイルスを拡げている(西東京市)服部 秀星ごもっとも!おっしゃる通りでございます!コロナは簡単に収束しそうにないかなり長期間になりそうな予感がしてきた最短でも1年、そのような覚悟をしよう思ったより早く収まればメッケモノ!
2020/04/20
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当然と言えば当然だが今週もまたコロナウイルス関連の歌が多い三月はごみの日のみの予定表歯科も短歌も不要不急で(名古屋市)植田 和子作者は歯科さえも不要不急というがさて、自分の行動を考えるとどれが不要不急なのか、とても悩ましい宅急便を出しに行くのは? 自治会の役員会に出席するのは?食料品ではなく野菜の苗を買いに行くのは?テレワーク出来ない人が支えてる文明社会の根っこの部分(諫早市)藤山 増昭働き方改革コロナウイルスでダブルパンチ受く非正規の子(横浜市)芝 弥生この二首、割を食うのはいつも・・・生活に心配のない二人のAさんはこういう事情を分かっちゃいないぞ!山歩きしてればいいさ集まらず話さず聞かず飲まず笑わず(岐阜市)木野村 暢彦ひとりで山歩きをする人の歌だろう一人で山を歩いていれば三つの密とは無関係たしかに誰にも迷惑はかけないみんな喋ってよく笑う我が楽歩会20人ほどの集まりだが、来月はどうしよう?みなさんが楽しみしてるけれど不要不急と言えなくもない流行せるコロナウイルス警戒し亡父の年忌に長子のみ来る(三原市)岡田 独甫作者はお坊さん我が家も5月に母の七回忌を予定している現役の息子や娘は参加しない方が無難だろうこの歌のように、長男のボクたち夫婦だけでやるか弟たちはどうするのか、いま迷っている
2020/04/13
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「辛」くとも「一」ふんばりで「幸」になる励ましくれし恩師ありたり(名古屋市)諏訪 兼位こんな教えは一度聞いたら忘れることがないだろう作者の諏訪さんは「地球科学者としての業績の他に科学をベースに多くの佳歌を遺された」と選者の評にあったボクは知らなかったが朝日歌壇に投稿して何度も入選朝日歌壇賞も受賞しているという諏訪 兼位 (すわ かねのり、 1928年 - 2020年 3月15日 )氏は日本の地球科学者、専門は岩石学、地質学、理学博士「葱」の字に何故に心があるのだろ鰥夫(やもめ)となりてぎこちなく刻む(岡山市)久本 にい地よくもまあ、こんなところに気が付くものと感心することしきりである「鰥夫」という字、本日が初対面ルビがなかったら読めなかった
2020/03/29
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時節柄、新型コロナ関連の歌が多い数えると、40首中に21首あるその中の一首チャンネルはどこも新型コロナのこと見飽きるようで見飽きも出来ず(松山市)岡本 利恵子多数の国民の気持ちを代弁したような歌本当に早く収まることを願うのみです街の数村の数ほど地酒あり旅のなかばを酒蔵めぐる(山形市)黒沼 智コロナ関連の歌の中でこういう歌があってもよい地酒大好きである暗闇に火を熾す(おこす)とき人はいつも祈りのかたちにひざまづきたり(徳島市)上田 由美子ホントだ、火を熾す姿勢をよくとらえたと思う現在では火を熾すこともできない若者がたくさんいるような気がする単語だけの業務連絡交わしつつ夫婦ゲンカの出口を探す(佐渡市)藍原 秋子ウーン、これもうまい!そんな経験が何度かあったなあ
2020/03/22
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今週の朝日歌壇はさすがにコロナウィルス関連の歌が多い中でもマスクを詠んだ歌が四首あった手洗いとマスク嗽(うがい)で迎え撃つ戦争末期の竹槍の如(三郷市)木村 義煕文明は思ったよりも脆弱でマスク手洗いうがいで凌ぐ(川崎市)小島 敦医者の話を聞いてみても、マスクがそれほど予防に効果があるようには思えないまさに戦争末期の竹槍に等しいしかし他に、うがいと手洗いぐらいしかこれといった対処法がないのも確かその所為か、人々は品切れになるほどマスクを買い求めるボクにはこういう心理がわからない先日、通勤時間帯の電車に乗る機会があったマスクをしていない人もたくさんいたので何故かホッとしたマスクをしないと悪者のように見られるこういう現象は気持ちが悪い人を避け人に避けられ雑踏の街をマスクとマスクの孤独(福島市)美原 凍子マスクした人は誰もが同じ顔みんな秘密を持つかの如く(筑紫野市)二宮 正博多くの人がマスクをしているのは異様である知人でもすぐにはわからないいつ死んでもいいと言いつつ恐れてる新型コロナ迫りて来れば(春日井市)伊東 紀美子これはマスクとは関係ないけれどこの歌の気持ち、よくわかる、まったく同感であるいつ死んでもいいけれど、慌てて死ぬこともない矛盾してるかな(笑)いずれにしても、新型コロナウィルス早く収まってほしいものである!
2020/03/15
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枚方市市民ギャラリーに令和元年度枚方市平和の日記念事業企画展・片山長三展を観に行った(→☆)片山長三さん(1894年4月3日~1988年3月15日)学校の美術教師で趣味は絵と遺跡調査長三さんのお孫さんのご夫妻が会場で説明に当たられていた「先生に教わった」という方にもお目にかかった会場の風景1同2同3同4絵もさることながら、この絵日記が興味深い1500枚ほどある絵日記のうち戦後の1946~1947年の戦争に関係深いものを選んだという1940年生まれのボクには当時の記憶が多少残っているのでとても懐かしい「カンニングをした生徒を叱る」「停電」、停電が多かった記憶は確かである「元旦 雑煮」家を出る時は萬歳の声と旗の波に送られた勇士も敗戦の後の今日 飢え疲れて僅かに与えられた軍隊の毛布 水筒などを大事そうに持って なつかしの家へ数年越しの我郷里へ とぼとぼ急いでいる迎える人は誰も無い 誠に気の毒な帰還あるこの屏風も興味深い交野山、獅子窟寺、穂谷・三宮神社、神奈備山(甘南備山)磐船明神、機物神社、星田妙見山、石清水八幡宮、天野川鵲橋洞ヶ峠、片鉾車塚、百済神社等々ボクがよく訪れている枚方・交野方面の史跡を実に要領よく一枚の屏風に収めてあるのには感心したこんな屏風、手元に置きたいくらいである(笑)
2020/03/09
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「交際」はしてはいますが「お付き合い」はしていないと言っているのか(横浜市)白井 慶子よく思いつきましたねえ思わず、「うまい!」と手をたたきました拝啓 安倍内閣総理大臣殿***********************投稿後、風呂に入っているとき何か変だなという気がし出した待てよ!「うまい!」と手をたたいたと書いたけど、こういう時は膝を叩くとか膝を打つんじゃなかったかな
2020/03/03
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ついにきた なりたい職業第一位小学生男子ユーチューバー(中津市)荒谷 みほこういう時代になったのですねユーチューバーは広告収入で稼ぐらしいがボクにはいまいち仕組みなどがピンと来ない現場で仕事をする人が最近は若い人がまったく来ない在宅勤務希望やひきこもりが多くなってと嘆いていた携帯はいらぬと言っていた夫嬉しげに子に iphone 習う(つくば市)高力 栄子我が家のカミさんも、そろそろスマホにしたいと言い出したところどころ雁木途切れにみる月の昔も今も冴え渡るなり(黒石市)檜森 てい雁木って何だったかな?聞いたことがあるような・・・雁木造は、新潟県の商店街などで見られる雪よけの屋根のことである。アーケードに類似している。一般に雁木と呼ばれる。秋田県や青森県津軽地方にも小見世(こみせ)と呼ばれる同様のものがある。(ウィキペディア)想像したものとは全く違っていた(笑)
2020/02/21
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昨日、還暦の会で利用したがんこ枚方店外部から二階への直通階段の壁に面白い絵と書を見つけたこの二枚で一対らしい山あれば山を観る雨の日は雨を聴く春夏秋冬あしたもよろしゆふべもよろし山頭火の句のようです肩の力が抜けて自然体こんな心境で毎日を過ごしたいものであるもう一つあった隠すことなく飾ることなく媚びることなくきどらずにごまかさずにこだわらずにこちらもいい文句だでも実行はかなり難しいなこちらは誰の言葉でしょう?
2020/02/13
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元の値は適正なりしや売れ残りお歳暮商品半値で並ぶが(三原市)岡田 独甫線を引いて消してある元の値段ボクもずっと同じ疑問を持っている(笑)元日は洗濯物を干すなかれ祖母の戒め今年も破る(柏市)福川 敏機ボクもまた祖母が言っていたことのあれやこれやを懐かしく思い出す正月の過ごし方も変わったリハビリの隣のマットは元船長マゼラン、ドーバー、ホルムズ楽し(江田島市)和田 紀元こういう体験談を聞いていれば退屈な時間も楽しい時間に変わる詩織さんが勝訴を語る姿見る十一日のフラワーデモに(那珂市)小野瀬 寿彼女の口惜しさをばねにした強さと相手の男の卑劣さ、醜さが際立つ事件
2020/02/10
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「山で死ぬかガンで死ぬかだ」帰省子の言葉に唖然としつつもてなす(飯田市)草田 礼子娘さんよく聞けよ 山男にゃ惚れるなよダークダックスの『山男の歌』の世界♬賽銭も土産もキャッシュレスとなりピピ音ひびく境内の春(西条市)村上 敏之賽銭も土産もキャッシュレスIT化でここまで来ましたねえ!死者一人婚約なりし三組乗せ百日余りの船旅終わる(秩父市)畠山 時子ピースボートの世界一周の旅を体験した人の詠んだ歌だろうか?
2020/02/03
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「糸口は必ずあります一つだけ」繭を手に説く製糸場のガイド(東京都)上田 結香何かに行き詰った時こんな風に考えると道が開けるかもしれないガンを病み先わからねど来年も忘年会を子と開きたし(三原市)岡田 独甫朝日歌壇の常連、お寺の和尚さん今は息子さんが跡を継いでいる見舞客を共有の如く大部屋に病みゐる人ら皆ききてゐぬ(茅ヶ崎市)若林 禎子この雰囲気、よくわかります退屈な入院生活隣の見舞客であろうと自然と話に耳を傾けてしまう一人の知人を見舞ったのだけれど結果として同室のみなさんを見舞ったことになるかも・・・
2020/01/26
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五年ぶり会いし友との語らいは変わらないねの嘘から始まる(横浜市)藤沢美智子意表を突かれる歌である嘘といっていいのか、微妙!でもそういう場合も確かにありそう。表札見てその姓の下に我の名をくっつけてみる散歩の楽しみ(船橋市)佐々木美彌子結婚して姓が変わることを意味しているのかボクにはこんな発想はないこれは女心というものだろうか?
2020/01/20
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京都南座昨年12月5日に歌舞伎を初体験(→☆)あれからちょうど一年今日は人生二度目の歌舞伎体験最初の時はタダ券をもらって、しかも初体験それで一度は見ておいても悪くないと出かけた今回も同じように券をもらったので出かけた「吉例顔見世興行」の夜の部前回同様、解説のイヤホンを借りての観劇前回は初めてということもあって少し緊張していたのだろうかあまり興味が沸かなかったしかし今度は「面白い」、「楽しい」と思った前回は花道のすぐそばの席だったが今回は三階席であったしかし席などどこでも一向に構わないタダ券がもらえるなら、また行っても良いと思う(笑)
2019/12/09
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先日、お寺の十夜のお勤めの際住職がこの「人生花づくし」のことを紹介してくれた食事をしたレストランのコースターに書いてあったというWEBサイトで調べると見つかった「人生花づくし」のコースター人生花づくし親の教えは きくのはな 人の悪くち くちなしで頭は垂れて ふじのはな 笑顔あかるく ひまわりで愛をはぐくむ ばらのはな 心清らか しらゆりで世は移ろいて あじさいの 月日は早く たちばなで散り際さやか さくらばな 先は浄土の はすのはなさらに、もっとたくさんのも見つかった親の教えは きくのはな 悪に染まれば くずのはな人の悪くち くちなしで 愚痴とまやかし なしのはな頭は垂れて ふじのはな 笑顔あかるく ひまわりで愛をはぐくむ ばらのはな 心清らか しらゆりで 香りも高き うめのはな 迷いの綱は きりしまで 罪と障りは けしのはな 失意の胸は なでしこで世は移ろいて あじさいの 翳り背負いて ゆうすげで月日は早く たちばなで 年もつもれば こけのはな恍惚きざせば ぼけのはな 露よりもろき あさがおで行者の照明 つげのはな 散り際さやか さくらばな先は浄土の はすのはな 作者はわかりませんがよく考えたものですねえそして歌も見つかった多くの人がブログで紹介しているのですでにご存じの方もあるかと思いますが照会させて頂きます
2019/11/26
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隣の自治会の文化祭見学ほぼ毎年、訪問している会場以内には地域の人たちが談笑する場が設けてある生け花もあって文字通り花を添えているここは小学生の作品が並ぶ二階には手芸、書道などの作品が展示されている一年間、撮りためた野鳥の写真を整理して展示している出展者と少しお話が出来た竹細工、蝶の作品に感動、うまいもんやなあ!
2019/11/23
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マリンバのコンサートに出かけた入場券をくれた人に「マリンバってどんな楽器?」と聞いたくらいだから聞くのも見るのも初めて場所は「DMG MORI やまと郡山城ホール」会場も来るのは初めてポスター会場開演中は撮影禁止、なんとかマリンバを撮影松本真理子ファミリーコンサートというからにはきっとこの道の第一人者なのでしょう本日の曲目やっぱりラテン「雪月花」より❝花の章❞ガナイア明日があるさ今日も生きているマリンバスピリチュアルラグタイムで行こうウエストサイド物語瑤族舞曲華やいでマリンバボクには曲目はあまり関係ない(笑)打楽器が好きなボクにとってはどれも陽気でリズム感があってとても良かった第一、演奏している人たちが楽しそう約二時間、眠らずに聴いた新しい体験、万歳!
2019/10/05
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ラジオを聞いていて「月下美人」という歌があることを知った思ったよりたくさんあるのに驚いた夜に静かに開く素晴らしい香りの花のイメージに合うものはどれだろう
2019/09/24
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襲いくる雷雨浴びつつ秋作の種播きを終へお昼のビール(深谷市)強瀬 忠昭しみじみとして良い歌ですねえ農業が本職なのでしょうか思いがそのまま歌ににじみ出ています実は昨日、ボクも種蒔きを終えて昼間から缶ビールを三本飲みました近所でもらった「きりこ(自家製の餅菓子)」を食べ始めたら無性にビールが欲しくなったのですケータイを携帯せずに来たことを少年は嘆く犬の散歩なのに(武蔵野市)中村 偕子ボクもたまに忘れることがあるでも、この少年の犬の散歩程度なら「ま、いいか」で済んでいる
2019/09/22
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野馬追もお盆も過ぎてふるさとはフレコンバッグの街に戻りぬ(下野市)若島 安子作者には失礼ながら、歌の内容より野馬追とフレコンバッグのふたつの単語に目が留まったフレコンバッグはてな、聞いたことがあるぞ?野馬追どこの地の行事だったかな?フレキシブルコンテナバッグ(Flexible Containers)は粉末や粒状物の荷物を保管・運搬するための袋状の包材のことである。略して、フレコンバッグフレコン、コンテナバッグなどとも呼ばれる。1トン程度の重量物を充填できる容積・強度のものが主流であることからトン袋、トンバッグと略称・通称されることもある。相馬野馬追(そうまのまおい)は福島県相馬市中村地区を初めとする同県浜通り北部(旧相馬氏領。藩政下では中村藩)で行われる相馬中村神社、相馬太田神社相馬小高神社の三つの妙見社の祭礼である。(ウイキペディア) これでようやくわかった福島県相馬市とフレコンバッグが結びついた原発事故の汚染土を詰めた袋のことらしいついでに作者の下野市ってどこ?下野市(しもつけし)は栃木県南部に位置する人口約6万人の市一首の歌からいろいろ勉強させてもらいました
2019/09/08
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「一族の本家無くしていいかしら」言い淀みおり「いいよ義姉さん」(松本市)馬木 和彦少子化が続けばどんどん出てくる話どうどうと夏の牧場にこだまする牛の尿(ゆまり)の音のよろしき(佐世保市)近藤 福代痛快な読みっぷり廃絶の信念のない人なんぞ記念式典に呼ぶこともない(多賀城市)賀川 秀真あのお方のことだな!厳しいけど、うなづける
2019/09/01
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病状をどこまで説明せんものかいつも迷えり人に会うとき(和泉市)長尾 幹也何度か作者の病気に関する歌をこの歌壇で拝見しました難しい病気のようですが誰だって迷う事柄です先週亡くなった従弟の奥さん病気のことは夫婦の間だけで共有息子にも知らせていなかったとか抗がん剤治療を続けていたとはいえ死の直前まで元気でウォークや旅行に参加していたこれなら知らせる必要なかったかも?他人のことをどうこう言えないあなたならどうする?と言われても即答できる問題ではないジョウジャクは情報弱者を言う言葉いじめのように聞こえてならぬ(八王子市)井上 紀子ジョウジャク(情弱)いつの間にかこんな言葉ができた作者の言う通り弱者なんて表現はいじめに聞こえる着実に嵩(かさ)上げの土地増ゆるらし陸前高田のトラックの群(鹿嶋市)加津 牟根夫陸前高田を訪れたのは三年前のことその時も土を運ぶダンプカーが走り回って土地の嵩上げをしていたその後の復興状況に関心がある来月、もう一度訪ねてみようと思う
2019/08/18
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ボリューム上げ監視車がゆくさくらんぼ真っ赤に熟れる東根の町(仙台市)沼沢 修サクランボ泥棒が進出するとラジオのニュースで聞いたことがあるそれに対する対策のようだ自営するしか方策がない越境の筍なれば是非もなし首刎ねしのち釜煎りに処す(ひたちなか市)篠原克彦ボクは泥棒ではないよお前が越境してきたのだから私流の刑を処しているのだよユーモアたっぷりに筍をいただく医師の手が神の手ならば看護師の手は仏の手退院果たす(横浜市)沓掛 文哉無事に退院出来て感謝と喜びの気持ちを詠んだ新聞を読み終えし後きっちりと畳む男と暮らしてみたい(綾部市)出口 真理子傑作ですね長年連れ添った夫にはいいところもたくさんあるがこれだけは我慢できない短歌に詠んで入選して少しはうっぷんが晴れたでしょうか
2019/07/31
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