韓タク・生き字引

イルマーレ

【イルマーレ】
おすすめ度★★★★★（★5でMAX・個人的評価）

■監督
イ・ヒョンスン
■出演
ソンヒョン（イ・ジョンジェ）
　哀しい過去を持ち、人から離れたイルマーレに住み始めた青年。
ウンジュ（チョン・ジヒョン）
　恋人に捨てられた女性。

■主なストーリー
ヒロインは「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン。
1998年、海沿いに1ヶ月前に建てられた一軒家「イルマーレ（海）」に
引っ越ししてきた青年ソンヒョン（イ・ジョンジェ）は
郵便受けに手紙を見つける。
前に住んでいた女性ウンジュ（チョン・ジヒョン）から、
「手紙が届いたら転送して欲しい」という手紙だった。
ソンヒョンは怪訝に思った。
手紙は家が建つ2年も前の日付で2000年になっていて、
転送先の住所はマンション予定地。不思議だらけ。
青年ソンヒョンは、なんとなくポストに手紙を入れてみた。
不思議なことに手紙はウンジュもとに届き、2年の時間をこえて
2人はこの不思議な現象に驚きながらも、お互いのことを語り合う。
それが愛にかわり、2000年にウンジュとジヒョンは会う約束をする。
街で二人は出会っているのに、なかなか気づけないもどかしさ、
ラストの切なさが想像は出来ても泣けてきます。

■勝手なコメント
金城武主演、馳氏原作「不夜城」のおかげで、私の中では
アジアブームが来ていたので、韓国という区切りではなく、
アジア映画という感じで見ました。初めて見た韓国映画でした。

かなり前に観た映画ですが、後味がよく淡く暖かい気分が味わえました。
構図も色調も美しく、生活感のない家が一層、
淡々とした透明感を与えてますよね。音楽もいいです。
韓国ドラマ特有のストーリーの食い違いは気にせず、
作品の雰囲気を楽しみましょう。

それから、台詞が詩のようでロマンティックです。
監督のこだわりが否応でも感じる絵のようなシーンが満載です。
海辺にホントに家（イルマーレ）建ててます。そういうの好きです。
韓国系の話であら探しはナンセンス！
おとぎ話として癒されましょう。
あえて手紙のやりとりって言うのが、ステキですね。

繊細な内面の演技力がさすがです。

ちなみにハリウッドでリメイクが予定され、キアヌ・リーブスでやるそうです。
こちらはノーコメント。
「ニキータ」→「アサシン」で未だに（怒）ですから。

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