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華麗なるマイセン磁器展



18 世紀のはじめに、ドイツ・ザクセンのアウグスト強王の命をうけて、発明者ベットガーにより初めて磁器の製造に成功したマイセン窯。それは長年、中国や日本の磁器に憧れた西洋が、“白い金”にたとえられた磁器を独自に生み出した瞬間であり、華やかな西洋陶磁の歴史の始まりでした。才能豊かな絵付師ヘロルト、宮廷彫刻家ケンドラーなどの活躍により、マイセン磁器は18世紀のロココ文化を背景に、華麗な色彩と豊かなフォルムを特徴に発展し黄金期を迎えます。その後も、時代による様式の展開を重ねながら、西洋を代表する陶磁器として今日までその地位を保ち続けています。

 本展は、マイセン磁器を愛した美術収集家、伊東直子氏が後半生をかけて収集した、国内では稀に見る質量を誇るコレクションで構成しています。カップ&ソーサーなどの食器のほか、彫像、室内オブジェ、装飾鏡、シャンデリアなど、バラエティに富んだ内容です。様式的にはシノワズリーやロココから、アール・ヌーヴォー、アール・デコにいたるまで網羅され、マイセンの歴史の全容を概観できます。

1710 年代のベットガーせっ器[せっき]から 20 世紀はじめの彫像まで、113 セット198点の作品により華麗なるマイセン磁器の世界を紹介します。










櫻庭美咲氏(九州産業大学 COE 研究員)
「マイセンの彫像・セルヴィスにみるロココの宮廷文化」
11月19 日(土) 午後 2 時から 4 時(開場は1 時30分)
新館大ホール(定員250名)*事前予約は必要ありません。


れきぶん連携プロジェクトー東京都歴史文化財団8文化施設連携事業
11 月 29 日(火)、 12 月 8 日(木)、 12 月 20 日(火)、 1 月 12 日(木) 
各日とも午後 2 時から3 時 新館大ホール(企画:東京文化会館)


12 月 1 日(木)、 1 月 5 日(木) 各日とも午後 2 時より 
集合場所:第1展示室(旧大広間)


入口のミュージアム・ショップでは、ペンダントなど現代のマイセン商品を販売いたします。
ご自分用のとっておきの1品として、また大切な方へのプレゼントに、優雅なマイセンの世界の思い出をお持ち帰りになってみませんか?
また週末は新館ラウンジにてアンティーク・マイセンの展示販売もあります。


一般1,000円[800円]、大学生[専修・各種学校を含む]800円[640円]、小・中・高校生と65歳以上500円[400円]
*[ ]内は20名以上の団体料金。
*障害のある方とその介護者1名、教育活動として教師の引率する都内の小・中・高校生および教師は無料です。[事前の申請が必要]
*第 3 水曜日(12/ 21 、 1 /18)は、 65 歳以上の方は無料です。

主催=財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館/東京新聞 後援=東京都/ドイツ連邦共和国大使館
協力=ドイツワイン基金/深雪スタジオ
協賛=戸田建設株式会社/東京ガス株式会社









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