初めての旅行(8/27)


両親からの「メルモも一緒に」という希望で、夏休み恒例の北海道旅行を
軽井沢に変更する事になった、2000年の夏。
「ペットと泊まれる宿」という雑誌が出だした頃でした。
それを買ってきて調べてみると、ペンションは、メルモには無理そうでした。
〈食事の時、ワンコだけ部屋で留守番ができる事〉
お留守番はできるだろうけど、知らない場所で置いて行かれたら
気の強いメルモのことだから、部屋をメチャクチャにするかも・・・
・・・却下・・・
〈食事の時、同伴可〉
食事中のお行儀の良さだけは、自慢ができるぞ。
でも、考えてみたら、ワンコ連れが他にも同じ部屋で食事をする訳で
交流が下手なメル、吠え続けたりして・・・
・・・却下・・・
と、これもダメ、あれもダメ、ダメ、ダメ、ダメ・・・
結果、家族だけでいられる貸別荘に決めました。
臆病なワンコなので、私達が心配するほど興奮したり、吠えたりする事はありませんでした。
管理人さんにも「おとなしい子ですね」なんて言われたりして。
憧れのペットとの旅行ができ、家族はご機嫌♪
ところが、考えてもみなかった事が起きました。

それは、「トイレ」です。
メルモは、それまでトイレはトイレケースでしかしませんでした。
散歩に行っても、他のワンコ達のように、道の隅でしたことが一度もありませんでした。
なので、いつも使っているトイレケースまで、車に積んで持っていったのですが
全く、しないのです。
どんなに「トイレは?」と話しかけても、ケースに抱いて入れても。
この際、何処でも良いからしてくれー
本当にそう話しかけたりしましたが、気配はありません。
「ワンコってどのくらい我慢できるんだ?」
1日目の夕方、不安はつのるばかりです。
かかりつけの病院の先生に電話で事情を説明して聞いてみました。
先生も驚いていました。
「大丈夫。そのうちどこかに漏らすはず、絶対、怒らないこと」
そう聞いて、
「怒るどころか、誉めちゃうよ~」と思いましたが・・・気配なし。
日が暮れて、妹が散歩に連れ出しました。しばらく行くと立ち止まり・・・。
し終わった後「良い子だねー」といっぱい褒めてみたけど
本人は「漏らしちゃった・・・ごめんちゃい」な顔つきで、可哀想でした。
その後も、限界まで我慢しては、散歩中の「お漏らし状態」が続きました。

旅行中、困ったことは他にもあります。
寝てくれない・・・
この貸別荘は、ベットルームも入れて良いと言うことでした。
さすがに、
ベットの上はマズイと思い、絨毯の上で一緒に横になるのですが、
私が眠りそうになると、顔をペロペロ舐め、居心地の悪そうな顔で見つめるメルモ。
家で、勝手気ままに過ごさせているのだから、落ち着かないのもわかります。
仕方がないので、リビングのソファーに座ってみると、横にピッタリとくっついて、
寝るではありませんか。
私も座ったままの状態でウトウト・・・
3時半・・・父が起きてきました。(←父の起床時間です)
「交代」
私はベットへ、メルモは父の膝の上で寝ていました。

こんな辛い事を3日も経験したというのに、
軽井沢の爽やかな気候が気に入ったのか、苦労を感じていないのか
「ワンコと一緒で幸せだった」と、
家族は、翌年も同じ旅行をリクエストしたのです。





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