かすみのスピリチュアル・ジャーニー

かすみのスピリチュアル・ジャーニー

15.スピリチュアリティーとつながる(2)




つながりの回復


15. スピリチュアリティー(魂)とつながる


 私は、ネイティブアメリカンの儀式に参加したことがある。

 それは、満天の星空の下、アメリカのアリゾナ州の砂漠の
真ん中で行われた。

 まず、焚き火を囲んでみんなで丸くなって座り、
メディスンマンといわれる、ネイティブアメリカンの男性が、
鳥の羽や灰を使って、自然を敬う祈りをささげる。 

 参加者は、鳥の羽を渡され、自分の話したいことを話す。

 一人話したら、みんなで声を合わせて、「I support you」と
その人に声をかける。

 そして、鳥の羽は隣の人に渡され、羽を渡されたら、
話し始めるのである。


 それぞれの人が、現在抱えている不安、葛藤、喜び、悲しみについて、
率直に話をしていく。

 私は、自分の生き方を変えたいのに変えられないもどかしさを
話したように思う。

 私は、そのとき、ここにいる人たちをつながり、
そして自然と一体になったような不思議な暖かい感覚を味わった。

 すると、自然に涙があふれてきた。

 「自分も自然の一部として、命を与えられ、すべてのものと
調和していること、自分はここにいていいのだ、生きていいのだ」と
いう何かこの世界に受け容れられたような気持ちになったのである。

 そのころの私は、いつ死んでもいいやという投げやりな気持ちで
生きていたが、このことによって、自分の中で何かが変わってように思う。


 また、その旅行中に、ネイティブアメリカンの聖地と言われる、
セドナという場所にも訪れた。

 赤い大きな岩が連なり、火星にでもいるかのような感覚すら
覚える場所である。

 その地でも、何か不思議な感覚を味わった。

 体に風を感じたとき、「なぜ私はここにいるんだろう。
私は日本で生まれ、日本で暮らしているのに、なぜこんな遠くに
来たのだろう。私はなぜ、青い空と赤い岩の美しい、この地に
来たのだろう」という疑問がわいてきた。

 この地球という星に生きていることの不思議さと、
いとおしさのようなものが、こみ上げてきた。


 神の存在を、宇宙の営みを、体の奥で感じるようになってから、
「孤独」という感覚が薄れていったような気がしている。

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