かすみのスピリチュアル・ジャーニー

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34.幸せを感じて生きるには(2)-1




幸せを感じて生きるには



2.何が自分を幸せにするかについて知る


 もし、誰も自分のことを見ていないとしたら、
自分は何をして暮らすだろうか。

 十分なお金があって、お金を稼がないでも生きていけるとしたら、
何をするだろうか。

 絶対に成功すると分かっていたら、何をするだろうか。

 自分の理想の生活とは、どんな一日だろうか。

 もし、余命一年と告げられたら、どのようにして暮らすだろうか。

 命は、いつ終わりが来るか分からないのに、私たちは、小さなことにあくせくして暮らしている。


 「これを買いたいけど、貯金を崩してしまうのは将来のことを考えると不安」 
 「自分ばかり楽しいことをしていいのかしら?」

 「誰かに批判されないだろうか?」「家族はどう思うだろうか」

 「こんなことしたら、友達に嫌われやしないだろうか」

 「仕事の休みを取りたいが、同僚や上司にどう思われるだろうか」

 先の不安や周りの人にどう思われるかと考えて、
自分自身の望みを口に出したり、行動することをためらってしまう。

 ためらっているうちに、やりたいことを忘れていってしまう。

 やるべきことに追われて「時間ができたら」「お金がたまったら」
「定年になったら」と考えて、心の引き出しにしまいこむ。

 いつしか、引き出しにしまったことさえ忘れてしまう。

 「今から何でも自分の好きなことをしていいよ。」と言われても、
案外困ってしまうのかもしれない。

 自分の好きなことというのは、分かっているようで分かっていない
ものなのである。

 仕事でうまくいきさえすれば、お金がたくさんありさえすれば、
結婚しさえすれば、「幸せに」なれると思っている人はたくさんいる。

 でも、幸せを感じる瞬間は、一人一人違う。

 当たり前のことだから、世間で言われている成功や幸せが、
そのまま自分の意当てはまるわけではない。

 だから、十分吟味しないといけないのだ。

 私がしているのは、お金のことはなるべく気にせず、
目に留まったこと、面白そうなこと、気になることは
何でもやってみるということである。

 やってみて、その結果どういう気持ちになったか、
体の感じはどうか、注意を払う。

 私は、料理を作るたびに、料理の本にその感想を書き込む。

 おいしかったとか、少し味付けが濃すぎたとか、
次回の参考になるようにするのだ。

 それと同じように、日々の事柄について、楽しかったこと、
つらかったこと、何をしたらどんな気持ちになったのかを
記録するのである。

 一回やって、あまり楽しくなかったこと、疲れたことは
しないようにするのだ。

 楽しかったことは、なるべく何度もするように心がける。

 もちろんやりたくなくてもやらなければいけないこともあるだろうが、
できるだけ一日の中で、楽しい時間、自分らしくいられる時間を
増やしていくのである。

 また、様々なワークショップでやられているワークが、
子ども時代にどんなことをして遊んだかというテーマで
話をすることである。

 このワークには、本来の生き生きとした自分を取り戻す効果がある。

 時間を忘れて夢中になったことは何だっただろうか。

 それを思い出してみると、本来の自分が好きなことというのを
思い出すことが多い。

 また、若い頃何に感動したのかということも、思い出してみる。

 すっかり忘れていた、昔好きだったことに出会えるかも知れない。


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