貴方



私は…恋愛とか、付き合うとかを…軽く見すぎていました。
以前は、好きでもない人に告白されて、好きでもないけど付き合っていた。
何故なら。
彼がいた方が格好良いと思っていたから。

今考えたら…なんて馬鹿で、なんて低レベルな事を考えていたのでしょう。
そんな馬鹿な自分が嫌いです。

今、私には好きな人がいます。
幸いにも、その人も私に好意を抱いてくれて、付き合っています。
大袈裟に言うと…、その人が私の考え方を180度変えてくれました。

パソコンを開けばメールが入っている。
学校で休み時間携帯をチェックするとメールが入っている。

当たり前の事でした。

夜中12:00になると貴方から電話が必ず入る。
「1日の、一番最初に貴方の声を聞きたいから。」と言う要望に、
彼は快く答えてくれました。
毎日毎日凄く嬉しくて。声を聞くととても嬉しくて。

笑顔が絶えませんでした。

最近になって…。彼の仕事が忙しくなりました。
彼が通っている店がとても広がり、忙しくなりました。
実際に、お店に行って見たらお客さんがいっぱいで。
本当に忙しそうでした。

メールチェックしても、メールは入っていない。
12:00になっても、電話が入らない日もしばしば…。

最初は…全然大丈夫だった…。
無理して笑っているとも…思っていなかった。
…けど、ある日彼から久しぶりに電話がはいった。
メールも一緒に。

嬉しかった。

電話で…普通に話せると思った。
けれど、声が詰まる…。上手く思っている事を言葉にできない…。
しまいには…、涙が止まりませんでした。
彼は、「淋しい思いさせちゃって本当にごめんね。」
「今度一緒にどこか行こうね。好きなトコに連れてってあげるよ。」
って、言ってくれた。
頭では、嬉しい事はわかっているの。
けど、心がついていかなくて…。淋しくて…今、逢えない事が寂しくて。
胸が苦しくなって、涙が止まらない。
彼と一緒にいる時、泣いていると彼は強く抱きしめてくれた。
女の子とふざけて抱き合っている時とは全然違う…。
強い力で、骨が折れちゃいそうなほどで…。
痛いわけじゃなく、凄く嬉しい。嬉しくて涙も止まる。

けれど、あの日、貴方は隣に居なかった。
何故なら、貴方とは電話で話しているだけだから。
あの日は身体も痛くなかった。
何故なら、貴方とは電話で話しているだけだから。

ただただ…貴方の香りがする枕を抱きしめて…。
頬と枕に涙を伝わせるだけだった。

こんなにも…恋愛が苦しいものだとは思わなかった…。
こんなにも苦しいものなら、最初から貴方に逢わなければ良かった…。
…なんて思った事もある…。けど、私は貴方が大好きだから…。
貴方に逢えて本当に嬉しかったから。嬉しいから…。

泣いている私の声を聞いて…貴方はこう言ってくれた。
「俺も、離れたくない。こずが高校卒業したら一緒に住みたい。」
私を慰めるために言ったかもしれない…。
けど、その一言が嬉しくて、涙は止まらなかったけど、
悲しい涙じゃなくて、嬉しい涙に変化を遂げた。

今も、貴方からの連絡は時々しかなくなった。
けど…。けれど…。

貴方が好きです。


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