瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内シーカヤック日記

May 11, 2005
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民俗学者として有名らしい宮本常一の本を、読んだ。 きっかけは、カヤック仲間のNさんから教えてもらった事。
彼は、山口県の屋代島出身であるということもあり、なんだか身近に感じる存在だ。

まだ、ほんの数十年前の事なのに、今の日本とはライフスタイルや価値観が、かなり違っているように思える。
TVや映画、ゲーム、インターネットなどのような娯楽こそ無かったが、その分、人間として本質的/本能的な部分では、結構楽しんでいたように見受けられた。羨ましい。

日本残酷物語(1)も続けて読んだのだが、島などに住む若い女性達は、近くの本土にある大きな街に出て働き、田舎では得られない新しい知識を得、言葉を覚える事が先端を行くと考えられていた事(今でも、外国に留学して異文化を吸収したり、英語を始めとする外国語が話せるようになった人が、帰国子女としてもてはやされるなど、あまり変わっていないかも?)。

女性ばかりで出かけた四国のお遍路さんなどでは、結構、接待していただけるので、家を出た時よりも帰った時の方が現金が増えていた例もある。

稲刈りなど忙しい季節には、女性ばかりで適当に出稼ぎに行き、途中のお百姓さんの家で手伝っては、報酬をもらいながら巡っていた事。

職人としての腕があれば、どこでも生きて行く事ができ、自分が気に入る土地があれば、たとえ地元に妻があろうとも、身分を偽って重婚し、楽しく生活していたこと(帰ってこない事を心配した家族に見つけられ、連れ戻されることもあるのだそうだ)。

また漁師達も、良い漁場を探して、瀬戸内から対馬まで、結構な距離を思っているより気軽な気持ちで行き来し、また移住していた。



この数十年で、日本や日本人の生き方や価値観が、結構大きく変わっていのだろう。 どちらが、人間らしい生き方なのか?
まだ、宮本常一の書き物を読んだ事がない人、特にシーカヤックや旅、スローライフに関心がある人にはお勧めの本です。 ぜひ、ご一読を!!





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Last updated  May 11, 2005 06:57:18 PM
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