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異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGN
より
-旅行期間11月4日~11日-
11月7日。
今日は、ホテルの近くのチャンリミタンスタジアムで戴冠式のイベントが行われます。
余談ですが、このチャンリミタンスタジアムは、2002年6月30日に行われた、
FIFAワールドカップの世界最下位を決めるブータン対モントセラノ戦が行われた場所です。
最下位を決める試合といっても、
両国にとっては世界注目の大舞台のため、大変な盛り上がりをみせました。
試合中には犬が二度ほど乱入し、
相手国の選手は、何度も飛行機を乗りついでやっと着いたと思ったら、
食中毒と高山病でバタバタ倒れていったとか。
おかげで(失礼)、ブータンのドルジ選手がハットトリックを決め、
その他1得点を獲得し、4-0で圧勝したそうです。
しかし、トロフィーは2つに分割し両チームに分け与えられ、
なんとも心温まるワールドカップのもうひとつの試合になりました。
ちなみにこの模様は後に「 アザー・ファイナル
」というドキュメンタリー映画になりました。
(といういうより、映画を撮るためにこの試合が企画されたらしい)
紹介文:2002年6月30日、FIFAワールドカップ決勝戦の6時間前、アジアの別の場所で行われていた最下位を決める“もう一つの決勝戦”ブータンvsモントセラト。その両チームの選手たちの夢と希望を試合前から追った感動のスポーツドラマ。
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さて、今日も民族衣装を着て参加する予定でしたが、
すでに長い行列ができているとのことで、
急遽、着付けは取りやめて並びに行くことになりました。
列は、いつも男性用と女性用に分かれて二列できているのですが、
警備員の人の了承を得て、私たちは、空いている男性用の列に並ぶことが出来ました。
今日も昨日と同様、カメラの持ち込みは禁止です。
荷物検査と金属探知機のゲートを通り抜け、
スタジアムの入り口でブータンの国旗の小旗をもらい、会場内に入ると、
すでにたくさんの人で席も通路もいっぱいでした。
私たちは、係りの人に外国人用に用意された特別席へ案内されました。
なんだか、昨日も今日もこんな待遇を受けて申し訳ないです。
シートが敷かれたその一角には、インドや欧米から来たであろう人々が集まっていました。
そして、なぜか持ち込み禁止のはずのカメラを持って撮影していたり、
無礼のはずの帽子を被っている人がたくさんいたのです。
あとで知ったことですが、そういうルールをきちんと守ったのはドイツ人と日本人だけで、
そのことで各方面からクレームがあがり、次の日のカメラの持込はOKになったそうです。
それにしても、その国のルールを守らないのは、訪問者としてどうなのか疑問を感じました。
今日も雲ひとつない青空が広がり、強い日差しが容赦なく降り注ぎます。
帽子がないので、さっきもらった小旗でかろうじて日影を作り、
国王が登場するまで、また数時間の待機です。
だんだんロースト状態になってきたころ、次々と招待客や王族、首相が集まり始め、
そしてぜひ拝見したかった第四代国王も現れました。
しかし、遠くてお顔までははっきりとわかりません。残念…
元国王は席に着くことなく入り口の門のところで待ち、
インドの大統領やソニア・ガンディーなどを迎えていました。
第四国王と第五国王@BHUTAN OBSERVER 新聞
10時半をすぎたころ、ようやく新国王が到着。
お父さんである第四国王と一緒に親子仲良く、
VIP席と玉座のある中央の階段を上っていきました。
そしてやっと本日のイベントが開始です。
すでに何時間もスタンバッていた軍隊や警察の行進が楽隊の演奏と共に行われ、
国王がジープに乗ってフィールドを一周。
玉座に戻った後、スピーチが始まりました。
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