2004/08/27
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カテゴリ: 読了本


父は和食の板前。
まるで股旅のように仕事場を変える。
半年や一年など家に居た事が無い。
母は、いつも仕事をしているが家計は苦しそう。
父からの送金は充てに出来ないようだ。
でも母はいつも父に愚痴一つ言わずに時折帰ってくる父を温かく迎えている。
母が階段から落ちた時、父は母を負ぶって全速力で病院へ。。。
母は、父に負ぶってもらったのは二度目だという・・・
初めて会ったのは、自殺しようとしたのを助けてもらい、負ぶってもらって病院へ連れて行ってくれた。

◇故郷の春   鷺沢萌さん
在日韓国人2世の江以士は、韓国語を話せない。
特に何とも思っていなくて、韓国が好きだという事もなかった。
大学を卒業し、ソウルの学校に行こうと思った。
大学まで出させてもらって、更にソウルの学校に留学する事を父は何も言わず行かせてくれた。
そして感じること、考える事ができた。

◇愛の力を敬え   佐藤正午さん
友人の不倫相手の森幸乃の所に、手切れ金を預かって持ってきていた私。
そこへ安倍純という自分と同じ位の中年男性がやってきた。
「森さちこさん、居ますか?」という。
森幸乃は、知らない人だという。
安倍純も「森さちこは彼女では無い。8年前にここに住んでいた人だ」という。偶然にも同じ苗字だった。
そして安倍純は、昔の彼女に借金を頼みに来ていた。

◇引き潮   松本侑子さん
15歳年上の美佐の夫は60歳になり、定年退職をして日がな一日家に居る。
子供達もそれぞれに結婚し、時間をもてあました美佐は、スーパーに勤めに出るようになる。
そこで、客の西村と出会う。
西村は近くのレストランのコックをしている。
バブルの時代に店を広げ倒産していた。
妻にも先立たれ、自暴自棄な毎日を送っていた。
美佐は、死んだ妻に良く似ていた。
2人は心の隙間をうめる様に惹かれあう。

***************************
何気ない日常の、いろいろな愛。。。。。





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最終更新日  2004/09/01 10:41:12 AM コメント(6) | コメントを書く


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