ゴミ投資家の色メガネ(2)2002.4



今年になって初めて、土曜、日曜連続休暇を取っています。

そうしないと身体がもちませんから。

世間では仕事が減って、会社更生法を申請する会社や、
自己破産する個人が多い状況で、仕事が入ってきて、
追っかけられている会社・社員は恵まれているとも言えますネ。

ただ仕事の現場では、心身ともオーバーワークの中で、
仕事を続けています。
いつ労働の義務と権利を放棄するかわかりませんが。



ゴミ投資家の色眼鏡からの雑感です。

今、日本は会社も個人も悪しき古き時代のイギリス病に罹患し、
その確定診断すら出すことを恐れ、
総先送りの体制が10年以上続いています。
今日の日経新聞でも、金融機関の不良債権処理は,
非常に不十分な発表でしたね。

古きイギリス型癌組織は外科的に早期に切らなければ、
転移は進行し手遅れになり、死に至るわけです。

死に至るのは資本家だけでなく、労働者もしかりですから、
世界的な軍事戦争ではなく、経済戦争の過酷な時代が,
到来していると思います。

土地本位・金融資本主義から、
新たな資本主義か、
第3の政治経済構造構築のためには、
土台(経済)と上部構造(政治、文化、情報等)の変革、
法律と税制と情報公開と自己責任の大変革が待ったなしですね。
これは社会革命ですから、多くの既得権者の犠牲を伴います。
もちろん個人も例外なく損害を被ります。

私を含め日本人にその覚悟が出来ているでしょうか、疑問ですね。

今の時代、資本家と労働者の境界線がなくなり、
融合状態の時代だとよく言われます。
投資の視点は資本の論理からの視点に近いわけですが。
投資の主体が労働者であっても、
投下した資金は利益を求めることを本性とした人格となります。

資本の論理は過酷です。
一人の人間を疎外化し、
物象化し、
商品化し、
労働の現在価値に定量化し、
市場で物として取引されます。

人間はすばらしい可能性を持ち、
拡大再生産の原動力ですが、
資本の論理の範疇では、
悲しいことに物として定量化されます。



ゴミ投資家の投資結果は、2年以上も最悪に近いシナリオの、
アンダー・パフォーマンスが続いています。
まともな規模の投資家は、計り知れない損害をうけているでしょう。
この2年~3年で100兆以上の資産がなくなっています。

日本の投資環境は、
国際的な基準(モルガンスタンレーのMSCI)からして、
低下の一途を辿っているようです。
國際資本は今、韓国や台湾や中国へ一部変更移行されつつあります。

大状況は大きな転換点なのかも!

国内投資にとって厳しい時代環境です。



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