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美ら島日記(一日目)宮古島


朝7時25分
羽田空港を飛び立つ。高度8000メートル。

眼下に伊豆七島の島々が見える。
こんな近くにも島があったことなんか忘れていた。

昨夜は2時間しか寝ていないので眠くなる。
鹿児島を過ぎたころに、目がさめる。
喜界島、奄美大島、そして名も知らない島の上を過ぎる。

群青色の中に、明るいブルーの目だつ所があり、
深緑の島がポッカリと浮かんでいる。

誰からも忘れられた島々にも集落があり、
そこに暮らしている人々がいる。

●宮古島到着
沖縄本島の北端が見える。
陸地周辺の海がグリーンに光って見える。

太陽の光を反射して、海面が光っている。
キメの細かい肌を顕微鏡で拡大した時の模様に似ている。

はるか前方に、黒い雲が迫ってくる。
着陸に向けて高度を下げる。

宮古島の北端が見えてきた。崖は切り立ち、濃い緑が覆っている。
山の上の部分が切り取られ、ふもとだけ残ったという感じだ。
土地は平坦で、サトウキビ畑が広がっている。

2005-05-08 23:59:01

右手に島と橋が大きく見える。
橋の手前は波立っている。
サーフィンをしたら気持ちいいだろうな。
自分の中で、リゾート気分に気持ちが切り替わった。

伝統的な沖縄の赤レンガの民家を模した 宮古島空港 は、
空港ロビーのいたるところをブーゲンビリアが彩り、
南国ム-ドを盛り上げてくれる。
宮古島空港

●珊瑚礁が見れるビーチ
 夏川リミの「沖縄の風」をBGMに流しながら、
レンタカーで栗間島、東平安名崎、吉野海岸を回った。

栗間島竜宮城展望台から見た海
栗間島竜宮

平安名崎
平安名岩

吉野海岸 はシュノーケリングのポイントとして紹介されているだけあって
平日だというのに、駐車場は満杯だった。

籐編みの傘をかぶった監視員らしいオジサンに
「この浜は、沖縄でも唯一沢山の珊瑚礁が残っているところなので、
サンゴに触ったり、サンゴの上を歩いたりしないようにしてください」と
の説明を受ける。

サンゴがあるって、リーフの外だろと思っていたら、
浜辺からわずか10mくらい入った腰の高さくらいのところから、
サンゴだらけだ。しかもみんな生きている。水の透明度も高い。
熱帯魚の種類も多い。
こんなに、人の出入りが激しいビーチで、
サンゴが育っているなんて奇跡だ。

吉野海岸ルリスズメ

●海ブドウの食感
ドライブの途中で、ランチに立ち寄った レストラン「シギラ」 は、
椰子の木とブーゲンビリアに囲まれた、雰囲気のあるレストランだ。
ご主人が歌手をしているようで、オリジナルの島歌が流れている。
シギラ

八重山そばの麺にもずくを入れた「もずくそば」が名物だと
いうことで食してみた。海藻の味は感じない。
むしろ、日本そばに近い味がした。

絶品だったのは、シーフードサラダである。
レタス、トマト、海老、イカ、ムール貝を盛り付けた上に、
たっぷりの 海ブドウ がのっかっている。
ドレッシングは、柑橘類を搾ったオレンジ色で食欲をそそる。

海ブドウ

海ブドウは新鮮で、プツプツと歯ごたえが良く、つぶれると
ヌルッとしたちょっと塩っけのある海の味がする。
ドレッシングの品の良い酸味との相性が抜群であった。 

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