原爆小景~コレガ人間ナノデス



                  コレガ人間ナノデス 
                  原子爆彈ニ依ル變化ヲゴラン下サイ
                  肉體ガ恐ロシク膨張シ
                  男モ女モスベテ一ツノ型ニカヘル
                  オオ ソノ眞黒焦ゲノ滅茶苦茶ノ
                  爛レタ顔ノムクンダ唇カラ洩レテ來ル聲ハ
                  「助ケテ下サイ」
                  ト カ細イ 靜カナ言葉
                  コレガ コレガ人間ナノデス
                  人間ノ顔ナノデス



●広島で被爆した作家・原民喜さん(1905~1951)の作品
『原民喜詩集』(1952.10)より


原民喜さんは、妻に先立たれ、千葉から兄の住む広島市幟町へ疎開中に被爆しました。自らを「原子爆弾の一撃からこの地上に新しく墜落してきた人間」と規定し、『夏の花』『廃墟から』『破滅の序曲』三部作をはじめ、『原爆以後』『美しき死の岸に』の総題にまとめられる詩的な小説群を残して、1951年3月、46歳の若さで東京で自らの命を絶ちました。その一因には核兵器を示威の手段とする大国への深い絶望があった、とも言われています。



資料提供 ヒロシマ・ピース・サイト
     http://www.pcf.city.hiroshima.jp/peacesite/Japanese/Stage1/S1-2J.html  

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