世界は、勿論誰かのものではなく、みんなのものであり、それは人間だけの独占物でもない。思い上がった人間の奢りが歪なものにしてしまうことがある。平家は滅んだから、「平家物語」が出来たのだろう。NHKで大の河ドラマ「西郷どん」が始まったが、それはどんな意図があるのだろうか。野球や大相撲にしろ、国民の娯楽のための演出は、どうもローマ以来の飴と鞭のそれだろうか。
・「ローマの休日」という映画があったが、その本来のローマの休日とは、競技場で、猛獣に奴隷を喰わせるローマ人の娯楽のための休日だったらしい。今でこそ残酷な儀式だが、当時はそうではなかったということだ。人を人とも思わない政治は昔からある。それどれだけ脱却しているだろうか。
リーダーが、いつも正しいのではない。誤っていることのほうがむしろ多いのだ。狂気はそうして現実化もされていく。暗転していく世界が近づいているのだ。