堅子の部屋。

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相方の病状経過 No.2(慢性腎不全)



腎臓の排泄機能がしだいに低下し生体の内部環境の恒常性の維持が不可能になった状態をさし、血清クレアチニン値が2mg/dl以上あるいはBUNが20mg/dl以上を持続しているものをさしており、糸球体濾過値(GFR)がしだいに低下してきた結果生じる病態である。慢性腎不全の原因疾患には原発性腎疾患と続発性腎疾患がある。

と、またまた難しいです。

簡単に言うなら、
腎臓がちゃんとした働きをしていないって、
言うことでしょうか。

月一の病院の血液検査で血液数値(クレアチニン)が、
飛び抜けて高かったことから、発覚。

お腹がある時期から、
ぽっこり出だして、
相方も、私も、
「太ったのか?」くらいな軽い気持ちだったし、
おしっこもちゃんと出ていたので、
まさか、腎臓がちゃんと機能していないなんて、
夢にも思ってませんでした。

緊急に透析をしないと、
身体に毒素(おしっこ)が、
回ってしまうかもってことで、入院。

まずは、
【シャント】の作成と、言うことをします。


***シャント***とは??
血液透析を行うには、大量の血液を体外に取り出す必要があります。
このため、血液を安全に取りだしやすくする部分を作成します。
この部分をシャントと呼んでいます。
慢性腎不全で血液透析を行うにはシャントが必要になります。
シャントの作成には手術を行い、
腕の静脈に動脈をつなぐことにより、
動脈の血液が静脈へ流れ、静脈の血管がふくらみます。
このふくらんだ部分に針を刺して血液を透析器に送ります。

シャントを作った後は、
いろんな禁止事項が出てきます。
 1.手枕をしない。
 2.時計や、ブレスレットはなるべくシャント側の腕にはしない。
 3.シャント側の腕で血圧測定をしない。

手首を耳元まで近づけなくても、
シャ~~シャ~と、血が流れる音がします。
驚きますが、
相方の【生きてる証】でもあります。
年に一回、お誕生日月に、
シャントの検査が行われます。
正常にシャントが機能しているかと言う検査です。
(造影剤を流し、それで状態を見ます。
 20分くらいで終了します。)
老廃物などで、詰まってしまうと、
正常に透析が行われなくなるからです。
今のところ、透析歴3年目の相方。
問題なく、その検査をクリアしてます。


入院の際に、Dr.から、
「クレアチニンの数値が正常値まで下がれば、
透析は続行しなくても、緊急の透析だけで、
すむんだけどねぇ」と、
言われましたが、やっぱり、数値は下がらず。
1週間、入院の後退院。
総合病院では、仕事の帰りに寄り、
自宅に戻る前に時間が掛かると言うことで、
自宅からも会社からも近い病院で、
3時間(透析時間の中でも一番最短)の透析を行うことに。
(※現在(06.2.24)はこの病院から転院し、
  別の病院で3時間半の透析中)

透析中に、何度も血圧が急降下し、
生死を彷徨うことも何度かありました。
時には、心臓マッサージをされたことも。
私は、自宅で相方からの、
「今から帰る」の電話を待つのが、日課です。

       06.2.24UP

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