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グーグル・アース(7)



グーグル・アース(7)

 グーグル・アースで時事問題になっている場所を5か所選んでみた。北から行けば、先ず第一に、ロシアに不法占領されている北方四島である。国後(くなしり)・択捉(えとろふ)・歯舞(はぼまい)・色丹(しこたん)の島々である。先の大戦で、終戦間際のどさくさの混乱に付け込んでロシア(当時はソ連邦ロシア)が占拠し、戦後今日に至るまで65年の長きにわたっても返還せず、自国の領土・基地として入植し、豊富な資源を略奪している島々である。当然ながら国際法上でも日本固有の領土である。しかし、幾ら正論を主張したところで力関係で歯が立たない相手だから日本は弱腰でしか対応できないのが現状である。ロシアと戦争をして勝てる自信があれば既に返還されている領土である。

1.GoogleEarth北海道と北方四島
GoogleEarthによる、北海道と北方四島。

 これは言わば逃がした魚が大きく観えるように国民感情を逆撫でするような長年の懸案事項の時事問題である。菅首相は先日のカナダのG8で、ロシアのメドベージェフ大統領に笑顔で「北方領土問題を円満に話し合いで解決しましょう」と言ったそうだが、相手は戦争で一旦手にした領土は、自国の国民感情からもなかなか変換できない事情があるから、二ヤリと笑って「話し合いには応じましょう」と外交辞令としての返事をしたそうである。米ソの対立が無くなった今は、自由世界の仲間としてロシアもトラブルは避けたいところだが、世界的大不況の時代だけに優先するのは経済問題だから、所有権問題よりも現実的な共同開発によるお互いの利益を重視したいというのが本音のようである。

2.GoogleEarth青森県六ケ所村核燃料処理場
GoogleEarthによる、青森県六ケ所村核燃料処理場。

 何時の時代も人間世界は経済問題が優先するから、エネルギーも安価なものが好まれる。長年使える材料ながら危険と知りながら、パンドラの箱を開けるように核物質を使って発電する方法は、核燃料の維持管理に問題があり、反対派と対立し、何時ももめる。もめるが、何時も金を握らせて反対派を抑え込む。だから金に屈した貧乏人は黙って受け入れ、金なぞ問題外で命の方が大切と主張する人々は必死に反対運動をする。しかし、現実は水力発電・火力発電・風力発電などで得る電力よりも倍以上の電力を原発で得ているから、長いものには巻かれろ式で、なし崩し的に原発方式が主流になっている。かく言うボクも青年時代は原発施設の設計をした時期があった。

3.GoogleEarth国会と皇居外濠
GoogleEarthによる、国会と皇居外濠。

 その頃は知識や情報が少なかったから言われるまま原発は安全であると信じ込んでいた。その後、疑問が生じて勉強する内に「これは危険極まりない発電方式である」と分かり、会社を辞め、安全な住宅産業の世界に入ったのだった。言わば逃げた訳である。加担するよりも消極的ながら別の立場から批判した方が大衆運動としては地味ではあるが着実に広がるだろうと考えたのだ。実際、その後、原発方式に対する市民の目は肥え、危険な方法やミスは許さないという考え方が普及し、電力会社も政府も慎重になった。だから一寸したミスや事故でも直ぐに原発をストップさせ安全が確認できるまで稼働させないようになった。少しは進歩した訳である。今後も安全優先で運転管理してもらいたいものである。

4.GoogleEarth四国・土佐・桂浜
GoogleEarthによる、四国・土佐・桂浜。

 ついでに言えば「原発が本当に安全であると言うなら、皇居の外濠に設ければ良いではないか。そうすれば、莫大な送電施設も要らないではないか」という正論的皮肉を言うと、政治家も電力会社も黙ってしまう。実際は危険な事を知っているのだ。天皇陛下には気の毒だが、国の象徴で国民の代表なのだから危険な事にでも果敢に立ち向かってもらうのが民主主義国家の理想像であろう。勿論、国民はそういう失礼な方法は望まないだろうし、非現実的だから単なる空論でしかないが、そういう事でも言えば、右翼が騒ぎ立てるだろうし、ひょっとして坂本竜馬なら言いかねないだろう。そういう奇想天外な発想をする気骨のある人間は、今の時代、生きて行けないのだ。

5.GoogleEarth普天間基地
GoogleEarthによる、普天間基地。

 その良い例が先の首相・鳩山さんだった。「米軍の海兵隊基地は今の時代、日本には要りません。既に日本に居るアメリカの海兵隊はグアム島へ移設する事が米議会で決まっているのですから、どうぞ出て行って下さい」と言ってのけたのだ。10年早過ぎた首相だった訳だ。米国議会と軍産関係者は「そんな事は、あんたに言われなくても分かってる。大不況の世界情勢が分かっていない能天気な奴だ」と息巻いて、アメリカのポチ的存在の日本の官僚とジャーナリズムを使って様々な妨害を仕掛け、鳩山(小沢)内閣を潰してしまった。たまたま朝鮮半島沖で米原潜と韓国の哨戒艇「天安」とがミス・ドンパチしてお互い沈没してしまったのも好材料だった。米原潜の方は緘口令を敷いて秘密にし、北朝鮮の仕業だという事にすれば経済は持ち直すと考えた連中はニンマリと笑った。(つづく)

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