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グーグル・アース(11)



グーグル・アース(11)

 そういう無責任なイギリスだが、文化面・スポーツ面では特筆すべき点は多い。例えばイギリス発祥のサッカーだ。今回のワールド・サッカーは日本が意外な強さを見せ、決勝リーグ戦まで残った事で日本国民の応援は大いに盛り上がった。しかし、残念ながら初戦で0-0で引き分けとなり、PK戦で負けてしまったが、善戦だっただけに国中が燃え上がった。日本もやるものだと世界に示せた。個人プレーではなくチーム・プレーによる頭脳戦だったのが良かったのだ。まだまだ世界のレベルに達していない選手が多い中で、よくあれだけ戦ったものである。フーリガンほどでは無いにしても熱狂的なファンは、悔し涙と嬉し涙でぐちゃぐちゃな顔に成りながら青春した事だろう。テレビでもよくそれが伝わって来た。

テヘラン(06)
GoogleEarthによる、イランの首都・テヘラン(06)。大きなサッカー・競技場である。

 ワールド・サッカーはスポーツの中でも戦争に例えられる。平和な戦争という訳である。成程、あれだけ国民が燃え上がるスポーツも少ない。昔、イギリス(イングランド・スコットランド・アイルランド・ウエールズ)の各地で盛んに行われていたこのスポーツは、サッカーとラグビーとのごちゃ混ぜだった。それを関係者が寄り集まって統一ルール作りに何度も協議したものの、最終的に1863年の話し合いで決裂し、サッカーとラグビーとに完全に分裂してしまった。その後、アメリカに渡ったサッカーは、アメ・フトという形のスポーツにも分裂・発展して行くのだ。元々サッカーはヨーロッパではアソシエーション・フットボール(Association Football)という名前だった。

テヘラン(07)
GoogleEarthによる、イランの首都・テヘラン(07)。

 その長い名前のアソシエーション・フットボールのアソシエーションについて、アを取り去ったソシエーション(ssociation;ソサエティ)に人を表す-erを付けてサッカー(Soccer)になったという。ラグビーで言えばラガーである。そう言う風に名前を短く略す例は沢山ある。ガソリン会社のエッソがそうだ。Eastern States Standard Oilの頭文字をとったものだ。アメリカの巨大石油会社だったスタンダード・オイルを独禁法禁止で35もの会社に分割した際の名前の一つである。アネックスもそうだ。ホテルなんかの別館にアネックスが付くのは二番目という意味だ。アンド・ネクストがアネックスという訳である。言葉は生き物だからそういう風に呼びやすい名前に変化して行く。

テヘラン(08)
GoogleEarthによる、イランの首都・テヘラン(08)。

 変化と言えば、グーグル・アースを観ていると撮影年月日がかなり古いものがある。新しいものでは昨年のものもあるのに、古いものでは数年も以前のもので、在るべき道路や家が写っていないのだ。ボクが設計・監理をした工事現場も数年前のものなのに工事中であったり、その前の状況だったりする。どういうサイクルで写真を入れ替えているのか知らないが、ムラがある。都心部ほど小まめに撮影していると思うのだが、実際はどうか分からない。ボクの住む住宅団地は5年前のものである。だから新しく建った近所の家は写っていないのだ。グーグル・アースを初めて知ったのは3年ほど前だから最初はそれ程違和感はなかった。だが、5年も前の写真を観ていると何だか馬鹿にされたような気になる。

テヘラン(09)
GoogleEarthによる、イランの首都・テヘラン(09)。

 古い情報で新しい情報のような顔をされては叶わない。カーナビもそうだ。5年に一度アップデイト(バージョンアップ)するそうだが、ボクの今使っているものは4年前の新車に発売さて1年目のカーナビが搭載されていたから、もう5年目になり、そろそろ入れ替えの時期だ。最近は遠出をしないからカーナビに頼ることも少ないが、近くの道路が写っていず、その場所を通過する時は空中を飛んでいるようになる。途中から地図の道路に軟着陸する形だから飛行機を操縦しているようなものだ。他社のカーナビを観ると画面も大きく明るくて分かり易いので今度からは純正部品ではなく他社のものを選んで入れようかと想っている。長年の顧客に逃げられるようでは駄目だ。

テヘラン(10)
GoogleEarthによる、イランの首都・テヘラン(10)。

 今回はイランの首都の写真ばかりをアップしたが、思っていたよりも近代的な風景なので驚いている。日本の江戸時代の風景でもないが、もっとのどかで牧歌的な風景が出ると想い込んでいたのだった。知らない国というものはそんなものである。ボクなんかイランのイメージはペルシャというメルヘンチックな雰囲気を連想させられる。千夜一夜物語の中東のイメージが今も尚、我々の脳裏に刷り込まれているのだ。そういう時代遅れな人間がグーグル・アースを観て教育されるのだから、その情報は常に新しいものであって欲しいものである。世界一の自由主義社会と叫んでいる割には自国の有利な事しか宣伝・主張しない欧米に毒されている日本は、もっと目を開いて世界の情報を知るべきである。それこそ「百聞は一見にしかず」である。(つづく)

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