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運転(10)

運転(10)

 都会と田舎との住み分けで車の要る人と要らない人との割合は、田舎の方が交通の不便さから要る人が多くなるのは当然としても、人口比率からすれば都会の方が圧倒的に人口が多いだけに車の要らない人は益々多くなって行くだろう。ここで田舎の定義を決めるのは難しいが、兎に角田畑や山林があって、リゾート地になっている処は全部田舎と言う事にして、県庁所在地の市を一応都会とするものの地方都市は田舎と同居のような処もあるから人口100万都市の基準で言うなら、東京、横浜、大阪、名古屋、札幌、神戸、京都、福岡、川崎、広島、北九州、仙台が大都会という事になる。つまり人口の多い割には車の要らない人の割合が多くなる地域である。上に挙げた12の都市だけで人口は2,900万人にもなり、日本の22%の人が居る勘定である。

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 更に残りの78%の半分も大都市周辺の衛星都市に住んでいるから、つまるところ国民の6割にもなる7千万人もの人々が大都市や衛星都市に住んでいるのだ。だから交通の便の良い都市に住んでいるせいで車に乗らない人も多く、田舎の人ほどには車を必要とするケースは少ないと言う事になりそうである。因みに、大都会ではガレージを確保するのが大変で、戸建住宅ならスペースもあるだろうが、集合住宅では半分もスペースがない状態だから車を諦める人も居る。趣味で乗る人はガレージを借りてでも乗るだろうが、趣味は物の数にもならないから、乗用車に限って言えば現在の全国の台数は5,814万台で国民の4割強の人が持っている事に成る。国民の4割が田舎に住む人とすれば5千万人となり、その75%が車に乗るとすれば3,750万台になる。

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 残り25%の2,064万台が都会にある事になり、単純に7千万人で割れば三人に一人の人が車に乗っている事になる。田舎では四人中三人(75%)が乗る割合とは大違いである。貨物用も入れれば7,870万台になり、全国民の6割が車に乗っている事に成るが、勿論、首都圏や近畿圏に集中しているから其処では車の渋滞が起きるのは当然で、その活性化が景気の指数にもなっている。要は、日本の都市は人口100万人以上の12の大都市は別格として、人口30万人から88万人迄の60の中堅都市と10万人から30万人までの160もの小都市で構成されていて、それ以下の10万人未満、3万人以上の400もある小都市が全国の田舎に散らばっている事に成る。そういう田舎の都市に軽四輪が走り回っていて、小型・中型の乗用車の殆どは中堅都市と大都市に集中している。

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 但し、大都市では乗用車は企業(タクシー会社も含む)が保有している場合が多く、個人で持っている人は企業の数を差し引いた分だけ少ないだろう。つまり、それだけ田舎よりも個人で保有する割合は少ない訳だ。逆に言えば、田舎の小都市に軽四輪が溢れるという事に成る。そんな中で毎日車を運転していて気付くのは、走る場所によって流れの車種が変わる事である。郊外の国道ともなれば乗用車よりも貨物車が多くなり、プロの運転手ばかりになりプロらしい運転風景になる。どれも背が高いから群の中に入ってしまうと谷間に入ったようで見通しが悪く成る。だから成るべく抜け出す様にする。しかし住宅地や大都会の街路では乗用車が多くなり性能の良い車が多く見受けられる様になる。その場合の運転者の技術はプロとアマの混在だから適当な注意力で済む。

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 以上のように大まかに日本の国内の車の走っている分布を知ると、運転する方も気持ちに余裕を持って走れる。貨物の多い国道では見通しの点で注意をするだろうし、地方都市の軽四輪の多い処では下手な運転者に細心の注意を払う事になる。大都会では流れに乗っていれば信号に引っ掛かる事も少ない事が分かる。自分よりも性能の良い車でも大都会では飛ばす事も出来ず、上品に大人しく流れに乗る運転をするだろう。まして飲酒運転なぞすればたちまち検問で引っ掛かってしまう。都会ほど警官の多い所は無いのだ。日本の警察は大都会にしか居ないのかと想うぐらい多い。先日も大阪市内の交差点で警官が10人ほどたむろして道路に立っていた。事故でも無いのに何事かと信号待ちで観ていると、パリッと糊の効いた制服ばかりでヨレヨレにくたびれた者なぞ一人も居なかった。連中は警察ごっこでもして遊んでいるのかと想ったぐらいだ。

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 交通整理や交通事故の対処しか出来なくなった警察は、たまに交番に強盗事件の通報があっても直ぐには行かず、探し物をして時間を稼ぐというのが昔からの通説だったが、今も同様だろう。警官も人の子だけあって強盗が怖いのである。警察が犯罪者に怖さを感じたとすれば市民は誰を頼れば良いのだ。ひょっとして最近は交通警察と犯罪警察とに分離しているのかも知れない。そう言えば運転免許の更新の時に見る警官と制服を着ていない刑事とを見比べれば目つきも態度も、当然ながら全く雰囲気が違う。犯罪者を追う警官と交通ルール違反者を取り締まるのとでは仕事の難易度が全く違うせいもあるのだろう。市民が警察を観てホッとするのは何か事件が起きた時で、逆に嫌な気持ちになるのは交通取り締まりをしている時の警官である。同じ警察でもこうも違うとは不思議なものである。(つづく)

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