そして今日も日は過ぎる

2008/06/14
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カテゴリ: 映画野郎Bチーム
 ようやく今年の講師の仕事は終わり!
 今年は昨年よりも良い講義が出来たと思います^^
 帰りは達成感も手伝って買い物へ。DVD2枚とCD1枚購入してきました。

 さて、本日購入したDVDの1つについてです。
 『28週後・・・』です。
 世界的にもヒットしたダニー・ボイルの『28日後・・・』の正統な続編。
 前作はゾンビ物のスタンダードにして最高傑作の一つに数えられる『ゾンビ(Dawn of the dead)』の精神的な後継者として、ただの派手なパニック物が増えてきたゾンビ物の中では異彩を放っておりました。私的にも大好き作品です。誰もいない街の気味の悪さから、真の状況が判別してからの追いつめられていく感覚なんかが特に好きでした。
 その続編の『28週後・・・』については好意的な評を多数見かけてはいたものの、結局映画館で見ることが出来なかったのが心残りでした。
 続編の法則として、スケールアップする、というのがあると思いますが、本作も前作以上のスケールアップをしています。終盤の展開、映像の派手さがそれを端的に示すもの。

 絶望的な傑作。
 極限状況に追いつめられた人間のドラマというのが、ゾンビ物の一つの描き方であり、これでみんなで協力して危機を脱しました的な人間賛歌をうたいあげる作品も嫌いではありませんが、前掲の『ゾンビ』三部作などに流れる皮肉っぽい、あるいは冷酷な視点の方が題材と合うかなと思います。そしてこの『28週後・・・』は前作『28日後・・・』以上にこの冷酷な視点が強い。
 そこが素晴らしいです。
 様々な物語ではプラスに描かれるはずの様々なものが、本作では片っ端から、一つ残らず悲劇への滑車となっている。それが本作の主題だと思います。これを見ていて登場人物の行動に対していらだちを感じたならば、それは制作者の意図・術中にはまったということではないかな、と思いました。
 やるせない気持ちを抱いたまま終盤まで見ていって、『こうなってほしくはないけど、こうなりそうだ』というラストが実現化したときの、何ともいえない諦念のようなもの。これを味わえる本作、ホラー物としてかなり好きな作品でした。このラストなんですが、なかった方がイイという意見の方もおられるかと思います。しかし、私は、映画の主題を明確にし、『やっぱりそうなったか。テーマからしたそうだろうけどorz』という気持ちにさせるという意味で、あってしかるべきラストだったのではないかなと思いました。
 ちなみにグロシーンも結構あります。でもいわゆるゾンビ映画的、ホラー映画的グロシーンももちろんありますが、こっちはぼかし気味。それよりも、アカデミー賞をとった某大監督の傑作映画(非ホラー)と同種のグロシーンの方がはるっかにきついですけどね^^;
 正直、これはちょっと一般向けではないかも知れませんが、オススメです^^





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Last updated  2008/06/14 10:34:10 PM
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聖書預言@ Re:8番出口(05/01) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
剣竜 @ パク・チャヌク監督作品 ocobaさんへ その2つの映画,評価高いよ…
ocoba@ Re:殺人の追憶(03/04) 韓国映画では、パク・チャヌク監督の「オ…
剣竜 @ Re[3]:投票義務制の問題点(11/10) サムスさんへ いえいえあまりお役に立てず…
サムス@ Re[2]:投票義務制の問題点(11/10) 剣竜さんへ ありがとうございます!

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