そして今日も日は過ぎる

2008/08/20
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テーマ: 司法全般(518)
カテゴリ: 司法関係覚書
 大野病院事件の判決が出ました。

http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082001000750.html

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080820/trl0808201148002-n1.htm

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080820k0000e040014000c.html

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080820024.html

 産婦人科医が過酷な業務環境にいることは、研修の際や知人の話でよく聞いております。

 全国で産婦人科の医師が病院を辞めたり、新人医師が産婦人科を選択しなくなったりしている現状があり、その原因の1つに本事件があったという話も聞いております。

 他方で、仕事の過程において、医療の現場で家族を失った遺族の方の話も聞いたことが何度もあります。遺族の心の痛みも良くわかります。医師が遺族に納得出来る説明できなかったとき(実際にはこれはとても難しいようですが。専門性もありますが、最初から医師に原因があるのではないかと疑うという心理的な問題もあります)、真相解明に気持ちが動くことは、自然なことだと思います。

 ただ、刑事責任を追及するというのは、どうなのか。今回警察は逮捕勾留を求め、検察は起訴しましたが、医療に100%はありませんし、全力を尽くして治療をしたけれど力及ばず・・・というケースが発生しうることを考えれば、やはり刑事責任追及という方法には強い違和感がありました。刑事責任を負わせるというのは非常に重いこと。故意のある事案などに限るべきではないかと考えております。



 この裁判ですが、控訴はなさそうな雰囲気ですね。

 第三者機関の創設の論議が出ているようですが、刑事裁判という場よりは、良いのではないかと思います。

 この裁判の詳細については
周産期医療の崩壊をくい止める会
 に詳しいです。





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Last updated  2008/08/22 10:16:06 PM
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聖書預言@ Re:8番出口(05/01) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
剣竜 @ パク・チャヌク監督作品 ocobaさんへ その2つの映画,評価高いよ…
ocoba@ Re:殺人の追憶(03/04) 韓国映画では、パク・チャヌク監督の「オ…
剣竜 @ Re[3]:投票義務制の問題点(11/10) サムスさんへ いえいえあまりお役に立てず…
サムス@ Re[2]:投票義務制の問題点(11/10) 剣竜さんへ ありがとうございます!

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