ポイ活女子のけっぱれな日々

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2019.07.31
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カテゴリ: 読書

友罪 [ 薬丸岳 ]
仲良くなった友人が、殺人者だったら
どう向き合いますかー
全国を震撼させた未成年による
残虐な殺人。
その犯人が友人や好きな人だったら…

被害者は亡くなってしまったら元には戻らないから
生きていたら加害者は罪を償うために生きて欲しいし、
矯正して欲しいと思っていました。
だから、死刑制度も反対でした。


私事になってしまいますが、
その時とても憧れていた人がいました。
その人は、もがきながら弁護士を目指していて
その話を私がすると、
「そう思える人が本当は弁護士になった方がいい」
と答えてくれたのを今でも覚えています。
その時は、その意味を理解できていませんでした。

当時、守るものが、背負うものがなかった私に、
守るものや大切なものを失う苦しみは
理解できていなかったと思います。
だからこそ、

言葉が出たのだと思います。
かけがえのない人を殺された
自分のすべてを殺された人にとって
それが想像できるほとんどの人にとって、
犯人は憎悪そのものだと思います。

そんな人々の憎悪の対象を守ること
肯定すること。
そのことに、どれだけ勇気がいることか。

大切な人がいる今だから、わかります。
弁護士は、被害者に寄り添っても
加害者に寄り添っても
常に覚悟のいる職業なのですね。
そして、被害者を弁護するのか加害者を弁護するのか
選べないこともある。
そして、弁護士にも守るべき人たちがいる。
彼は、その覚悟をもっていたからこそ
「加害者に寄り添える人が弁護士になった方がいい」
と言ったのだとこの本を読んで改めて思いました。

いっぱしに仕事をし、子どもの将来に責任を持つ今だからこそ、
思うことが1つあります。
それは、この作品の行きつくところと同じです。
最近読んだ本の中で1番重く、大切な1冊になりました。

ここはネタバレになるのかな?
この本の中で出た主人公と犯罪を犯した友人とのやりとりに、
夏目漱石の『こころ』が頭をよぎりました。
漱石が晩年描いた人間のエゴと孤独。

いろんなことを考えさせられるけれど、
最後はあたたかい気持ちになる
救いを読者の中にも求めるとても素敵な作品です。

これもまた、感想を皆さんと分かち合いたいものです。

友罪については、映画にもなっています。
近々、それも見る予定です。





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最終更新日  2019.07.31 20:23:05
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