恋愛病院『ラブホスピタル』

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恋愛ハムラビ法典


だけど、あたしにはアノ人しか…いないと思っていたの。
二股だって分かってた。
2番目でも愛されてるなら、それで良かった。

でも…付き合いが始まると…
やっぱり、ナンバーワンでオンリーワンがイイって気持ち、抑えられない。

セックスの後に相手に愛を確認したら本心が解るって
どっかの本に書いてあった。
だから、彼に聞いてみた。

「ねぇ…あたしのこと、愛してる?」
「うん…眠たいから寝るよ」

その一言が…彼に「愛してる?」と聞いた、最後の言葉だった。

彼の2番目の彼女ポジション…もう終わりにしよう。
だけど…だけど…

今、あたしから別れを告げたところで、彼は絶対に悲しまない

それが悔しかった。
そして、どこかでつながっていたい気持ちも捨て切れなかった…。
悲しむのは…あたし一人なんて、うんざり。

    ◎    ◎    ◎

この気持ち…。
あたしには、痛いくらいに解るんです。
あたしも昔、こんな恋愛したことあるんです(^^)

「自分が今まで悲しい思いをして、苦しんで苦しんで別れを言っても…
 彼がギャフンって言わないなんて悔しい!!」

最初はそんな気持ちで、別れるの自分が拒否してた。
「彼の全てを壊してから…あたしが最後に振ってやる!!!」
なんて気持ちになっていました。

でもね…
それって、得策じゃないって言うことに気付いたんです。

【目には目を歯には歯を】

この言葉は、紀元前18世紀のバビロン王ハムラビが制定した
「ハムラビの法典」の中の「同害復讐法」に出て来るものです。
実はこれ、復讐を奨励するものではなく、
逆にエスカレートする復讐を制御することば。
復讐する場合でも同等の復讐以上にエスカレートしてはいけませんって意味なの。

で、これと今回の話を何が関係してるのかって言う感じかな?
それが関係してるんです(^^)

【恋愛ハムラビ法典】

って聞いたことある?
もちろん、答えは「ない」ですよね。
これ、あたしが考え出したものだから、初めてだと思うのだ♪

この【恋愛ハムラビ法典】に出てくる【同害復讐法】っていうものは、
少しだけ通常のハムラビ法典をは考えが違います。
アナタの別れられない理由が、もしも

「哀しい結末になってもいい!ただただ…好きだから。ボロボロになっても…」

だって言うのなら、それはとことん恋愛していけばいい。
でもね、相手に同じ哀しい思いをさせようとして
相手の本命彼女に自分の存在を暴露したり、周りに協力してもらって
相手が不幸になるのを見届けて、最後に自分がとどめの一発!!

…と考えているのなら(ちょっと言いすぎかな?)
あたしの【恋愛ハムラビ法典】の考えを使っても良いかもよん♪

この法典、安心してください。しっかり相手に復讐します(^^)
でも復讐の方法が少し違うの。

自分の悲しみを相手に向けるんじゃなくて
相手の幸せを自分に向けちゃうんです!!

「なんで相手の幸せを貰わなきゃいけないわけ!?」

なんて思われちゃうかな?
これ、貰うんじゃなくて相手が幸せになっていただけ
アナタもとことん幸せになろうって言うこと。

別れる時、相手が苦しい思いをさせられなくても
別れた後、自分が幸せな思いになることは、いくらでも出来る。
その部分を大切にしない?
相手よりも幸せになっていると、相手のことなんて全然思い出さない。
薄くなった恋愛のお相手って…こう言うとき一番寂しいもの。
これって…相手には気付かれないかもしれないけど
十分復讐しちゃってるの、解るかな??

別れるべきか、どうか…。
それは、自分が相手とどうして別れられないのかしっかり見つめなきゃ!

愛って…憎しみを同じだけ与えるんじゃなくて
幸せを同じだけ与えるものなんだから…ね♪

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