物音ひとつしない静寂に包まれた山中、人工的な光もたまに上空を通過する航空機のものだけです。ひとつ、ふたつと星が瞬き始めました。
肉眼では、最初は良くわからなかったのですが赤い線で結んだ「いて座」を目印にシャッターを切ってみました。というのも、銀河はいて座付近がもっとも目立つ・・・とされているからです。実際、撮影された画像には白いもやもやしたものが写っています。
目が暗闇に慣れてくると銀河が肉眼でも確認できました。果たして何十年ぶりに見る銀河なんだろう。学生時代すごした三陸なら銀河は見れたはずなのですが、意識してみていなかったので記憶にありません。野宿を多くした信州でも見ているはずなんだけどなぁ・・・
空の下のほうが明るいのは静岡県側の町の明かりの影響でしょうか。それでも無数の星が見えます。月光下の時の撮影ではマイナス補正をしないと、思いのほか月の明かりが明るいせいで昼間のように写ってしまいますが、星の光の場合は補正無し、もしくはプラス補正をしたほうがいいですね。
もう少し、自分のイメージに近い場所を求めて移動しました。銀河と富士の姿が、ほんの少し近づきました。新月、晴天かつ空気が澄んでいること、いて座付近が出ていること・・・こんなチャンス、ありそうでなかなか無いのでしょうね。今回はラッキーだったとしか言いようがありません。
ただ、レンズをシグマのAFタイプを使ったのでピントがずれ気味なんですね。次回はマニュアルのZeissで撮ろうと思います。真っ暗な中、ファインダーを覗いたって到底ピントあわせなど正確には出来ませんから。
念願の写真を撮ることが出来ましたが、自分的には80点位かな。まだまだ修行が必要です。
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