絶望と月

■絶望と月■


涙が頬を濡らすのは
今夜が満月だからだろう
月の引力に導かれ
満ちていく 潮のように
誘われてしまったんだろう

哀しくなんかないよ
ただ あと少しだけ・・・

僕の心の絶望感は
この暗い海に共鳴して
哀しいメロディを奏でてる

ココから見える街の景色は
華やかに輝いて
行きかう人々は忙しそうに
このメロディにさえ耳をかたむけない

一生懸命に ひたすら歩いた
この深い夜と 哀しみに飲み込まれないように


足を止めて振り返っては
歩いてきた足跡(アカシ)を探してるんだろう
波に消された足跡さえも
必死になって探してた
それしかナイような気がして・・・

淋しくなんかないよ
ただ あと少しだけ・・・
この手を離したくない


2003.2.19


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: