◆おばあちゃんと、りく兄出産話

    ◆おばあちゃんと、りく兄出産話◆


  初めての出産で、すご~く楽しみにしていた。

  りく兄の出産予定日を2日過ぎて、私が結婚前までずっと一緒に住んでいたお祖母ちゃんが倒れた。

  すぐ実家に帰って、毎日大きいお腹でお見舞いに行った。

  りく兄はそれでもなかなか産まれてこなかった。

  タイムリミットとされている、予定日から2週間経ったところで、

  朝、風船を入れることになった。

  その日が最後と思ってお見舞いに行き、あと近所をうろついていた。

  でも陣痛はこない。

  24時間後、風船を取ってもらう。

  でも陣痛はほとんどなし。

  また近所をうろついて、なんとなく張る感じ。

  でも夕方になって少し痛くなり、夜中に破水して入院。

  その時ダンナくんは飲み会(ーー*)

  全然連絡とれず(ーー***)

  朝まで助産婦さんに付き合ってもらい、陣痛室を独占。 

  陣痛促進剤の点滴もしてもらいそのまま分娩室も独占するが、

  産まれない・・・

  先生が覗いては「あら~、まだやね~、ほんとにそんなに痛いの~?」

  とのんきに言われる(泣)

  「もうどうにでもしてください」とか「このまま産まれなかったらどうなるんですか」

  とか助産婦さんに訴えながら頑張ったけど、

  結局子宮口は全開にならないまま出産。

  下半身がバラバラになるかと思った。

  夕方5時15分だった・・・

  産まれてみると、頭が異常に大きい。

  だから大変だったんだね。

  胎便と共に出てきたので、もう少し時間がかかると

  大変なことになったみたい。

  夜中からその間何も食べれなかったので、体力なんてある訳ない!

  助産婦さんが途中「ジュースでも飲みましょうか、あと一頑張りですよ。」

  でも結局一口飲んで、吐いてしまった・・・

  ダンナくんからは、朝「がんばれよ」と電話があっただけ。

  出産とは孤独なもんだと思った。

  腰が痛いとか言って、さすって貰うのを想像してたのに。

  痛がるのを見てもない!!

  でもあんだけ痛かったのに、終わるとケロッして、

  チクチク縫ってくれてる先生に話しかけまくり。

  もちろん少し休んでから、夕食もおいしく頂いた。

  お祖母ちゃんは倒れたあと、痴呆がひどくなった・・・

  りく兄はそれがお腹の中でわかっていたのだろう、

  だから、予定よりも15日も遅く産まれてきてくれた。

  お祖母ちゃんに私の子供って事をわかってはもらえなかったかもしれない。

  でもりく兄を見せる事はできた。

  そしてお祖母ちゃんはりく兄が1歳半の時、

  天国に召されていった・・・

  今までありがとう、何にも孝行できなくてごめんね。

  お祖母ちゃんに天国で会えるの楽しみしてます。

                               2002.8.1記


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