キータンのひとりごと~昭和せつなく懐かしく

キータンのひとりごと~昭和せつなく懐かしく

PR

Profile

キータン.

キータン.

Category

■CONTENT■

(776)

昭和の懐かしいお話

(36)

ガキの頃

(28)

学生の頃

(4)

社会人の頃

(0)

流されゆく日々

(4)

旅の日々

(0)
2008.04.06
XML
カテゴリ: ガキの頃


/4桜.jpg

ここ四、五日、身体の調子が悪くベッドに寝続けている。
寝続けているというより、気力がないのでベッドに倒れている。
抗ガン剤の影響がじわじわと効いてきているようだ。

折角の花時というのに、花見さえも行けない。
ベッドに座り小さな窓から外を眺めている。
隣の玄関口にあるサクラが満開だ。

「春だよな。今年の春が過ぎて行くよな」
そう思いながらふと思った。


私の若い頃にサクラの歌があつただろうか。
そう思いながら口ずさんでいる自分に気づいてはっとした。

♪桜、桜、弥生の空は見渡す限り、

  いざや、いざや、見にゆかん


完璧に一番を歌い終わうことができた。
今、こうやって、唄うと驚きである。

この歌を小学校の時に唄ったのだ。
「霞か雲か匂いぞいずる」
匂いぞいずる、当時の小学生に意味がわかったのであろうか。

「いざや、いざや、見にいかん」
私を含め小学生が列をなして唄っていたのである。
うん、いざや、いざやと叫びながらね。

花見の会場では呑んだくだれたおやじさんの誰かが


戦後、白い桜に夢を見たに違いない。

おやじさんは何度かの夢に破れたのであろうか。

夢の破れた数の多い人ほど強くなれる。
嘘だ……そう、ぼやいていた友人がいたよな。ああ。

banner_03.gif

人気blogランキングへ
←ランクアップのために良かったらクリックして下さいな!







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.04.06 17:55:50
コメント(16) | コメントを書く
[ガキの頃] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: